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商品説明
分断の時代にこそヘーゲルの思考法が必要だ!
さまざまな分断が可視化された現代社会にこそ、ヘーゲルの思考法が必要だ!
ポスト・トゥルースの時代はなぜ訪れたのか? 意見を異にする他者と共に生きていくために必要なこととは?
矛盾や否定を重んじて弁証法によって自由を構想したヘーゲルの著作には、
不毛な対立を乗り越えて社会を形作っていくためのヒントが詰まっている。
マルクスが「私は自分があの偉大な思想家の弟子であることを率直に認め」(『資本論』)と書くように、
ヘーゲルは後世に多大な影響をおよぼした大哲学者だが、
破格のスケールで展開される思考には独特の難解さが付きまとう。
今回「100分de名著」で取り上げるにあたっては、さまざまな補助線を示しながら解説。
ベルリンにわたってヘーゲルを研究した斎藤氏が、近年アメリカで進んでいる再評価の成果も踏まえつつ、
日本の一般読者に向けて易しく解きほぐす。【商品解説】
著者紹介
斎藤 幸平
- 略歴
- 経済思想家、東京大学准教授。1987年、東京都生まれ。ウェズリアン大学卒業、ベルリン自由大学哲学科修士課程・フンボルト大学哲学科博士課程修了。大阪市立大学准教授を経て現職。著書に『大洪水の前に――マルクスと惑星の物質代謝』(角川ソフィア文庫)、『人新世の「資本論」』(集英社新書)、『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』(KADOKAWA)など。「NHK100分de名著 カール・マルクス『資本論』」(2021年1月)の番組テキストに大量加筆した『ゼロからの『資本論』』(NHK出版新書)がベストセラーに。
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前回の『資本論』同様、非常に勉強になった。次回も楽しみ。
2023/05/29 23:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
実に明晰でかつわかりやすい講義でした。充実の学習タイムを得られました。「哲学は自由の条件を概念的に明らかにしてくれるけれど、実際に、哲学が自由を実現するとは、ヘーゲルはどこにも書いていません」(131頁)。これって、柄谷行人が「交換様式D」について云うところの「Dは必ず来るけれども、それはこちらがつくるのではなく向こうから来る、としか言うほかない」(『柄谷行人『力と交換様式』を読む』、55頁)を想起させて感慨。斎藤幸平氏の解説は、若々しくかつ現代の問題意識に満ちており上々。次回も楽しみにしています。