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紙の本
断髪女中 獅子文六短篇集モダンガール篇 (ちくま文庫)
近年の再評価により注目を集める、明治生まれの作家・獅子文六の短篇集。戦前〜昭和中期に発表された作品のなかから、表題作をはじめ、女性が活躍する全16篇を収録する。【「TRC...
断髪女中 獅子文六短篇集モダンガール篇 (ちくま文庫)
断髪女中 ──獅子文六短篇集 モダンガール篇
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商品説明
近年の再評価により注目を集める、明治生まれの作家・獅子文六の短篇集。戦前〜昭和中期に発表された作品のなかから、表題作をはじめ、女性が活躍する全16篇を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
断髪女中 | 9−30 | |
---|---|---|
おいらん女中 | 31−59 | |
見物女中 | 61−75 |
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紙の本
楽しい
2019/07/24 00:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yo - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和の庶民生活における女性の姿をウィットとユーモアたっぷりに活写した短編小説集。レトロな味わいと、いい意味で深刻さのない心地よい読後感が、閉塞的な現代でウケて復刊されているのかな。おもに戦中戦後が舞台なので、今より暮らし向きは厳しかったはずだけど、モノに溢れた現代よりもずっと人々が生き生きしているように思った。
文章は極めて軽妙洒脱。巫山戯ているようで、ふと理知的な顔を覗かせたり、アイロニカルなところがあったりして巧み。演劇や落語などの芸道に通ずるようなリズムを感じる。とくに好きなのは、『待合の初味』の最後のくだり。幽霊やら葬式やらの話をしているところに突然飛行船が現れて視界が空に向くので凄く不思議で面白かった。
正直、花魁や女中の扱いなどは読んでいて居心地の悪さを感じるのだが、そういった価値観の移り変わりもまた興味深い。
紙の本
獅子文六さん
2019/03/03 12:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
といえばドラマ化された「悦ちゃん」や朝ドラ第1作の「娘と私」が思い出されるが、女性の心情、しかも先進的な女性の心情を描くのがうまいなあと思うので、このような女性主人公の短編集は、読むのがとても楽しみです。