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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/03/24
- 出版社: 平凡社
- サイズ:20cm/175p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-582-83862-6
読割 50
紙の本
さよなら、ながいくん。 (東京日記)
著者 川上弘美 (著)
半月のあいだ、ずっと思い出せなかった力士の名前を、突然、庭の草むしりをしている時に思い出す−。2016〜2019年の日々を、たんたんと、時にシュールに綴った記録。『WEB...
さよなら、ながいくん。 (東京日記)
東京日記 6 さよなら、ながいくん。
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商品説明
半月のあいだ、ずっと思い出せなかった力士の名前を、突然、庭の草むしりをしている時に思い出す−。2016〜2019年の日々を、たんたんと、時にシュールに綴った記録。『WEB平凡』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
たんたんと、時にシュールに、そして深くリアルに。あなたの日常でも、不思議なこと、愉快なこと、実はいっぱい起きていませんか? 20年目を迎えたライフワーク日記、最新刊!【商品解説】
著者紹介
川上弘美
- 略歴
- 〈川上弘美〉1958年東京都生まれ。作家。著書に「センセイの鞄」「真鶴」「大きな鳥にさらわれないよう」など。
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紙の本
視点を変えれば不思議な日常
2021/05/19 15:44
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品の初出は「WEB平凡」で、その連載が2021年2月で20年になったそうだ。
すごいな、20年。
生まれた子どもが成人式を迎えたわけだから、実に目出度い。
20年ともなれば、いろんなものごとが変わる。
20年前にはスマホなんてまだなかった。
20年前にはラインという通信手段もなかった。
それに、この作品では「ほんとうのこと」が7割だった(というのことは3割がうその話だった)のが、今ではほとんどが「ほんとうのこと」だという。
虚実まざって不思議な世界観を出していた作品が、実ばっかりになってまともな世界になったかというと、決してそんなことはない。
「ほんとうのこと」がほとんどになっても、川上弘美さんは不思議な世界にいる。
連載が20年になって、単行本も6冊めとなった。
この本には2016年4月から2019年3月までの「日記」が収められている。
つまりはコロナ前の「日記」になるのだが、今から思えば平和だったな、海外にもばんばん行けてたんだなとか、とっても懐かしい気分で読んだ。
私たちの日常は続いているのだが、きっとどこかで世界観が変わることもあるのではないか、そんなことも思ったりする。
ちなみにタイトルに出てくる「ながいくん」は、川上弘美さん愛用の長傘のことである。