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紙の本
閻魔裁き 3 吠えろ閻魔 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
著者 風野真知雄 (著)
巣鴨にある寺が秘仏開帳を行い、参拝客を集めているという。その仏像は「拝めば精力が強くなる」という噂が立っているらしい。しかもその寺の境内で人が殺されたという話がでてきた。...
閻魔裁き 3 吠えろ閻魔 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
閻魔裁き (三) 吠えろ閻魔
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商品説明
巣鴨にある寺が秘仏開帳を行い、参拝客を集めているという。その仏像は「拝めば精力が強くなる」という噂が立っているらしい。しかもその寺の境内で人が殺されたという話がでてきた。寺社奉行「脇坂閻魔」は…。シリーズ完結。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
3作で打ち切りはあり得ない
2019/04/24 22:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
風野真知雄の時代小説、閻魔裁きの3作目である。若き寺社奉行である脇坂淡路守の活躍小説である。通常ならば江戸町奉行、火付盗賊改などが現在の警察に当たるわけで、その江戸時代版となればその2つくらいが時代劇や時代小説にはよく登場する。寺社奉行はその名の通り寺院と神社を守備範囲としているので、犯罪にはあまり関係がなさそうである。
今までの2作を読んでみると、寺社奉行といえども犯罪と必ずしも無関係とはいえないが。かといって、与力多騎、同心多数を抱える町奉行、火盗改とは構成も体制も異なっている。犯罪者に対してまともに張り合うこともできないはずである。ところが本編ではそうではない。むしろ、元気な寺社奉行自らが現場にも出向き、適切な部下への指導も行っているのである。
人出を要する現在の警備のような仕事は無理であるが、捜査については十分こなすのである。本編で登場する捜査陣は評定所から派遣された支配留役と脇坂の藩士から小検使として役が付けられた2名のみである。
これまでは脇坂淡路守の活躍を事件ごとに疲労する短編集であった。今回は連続して単一の事件を描いている。ある寺院の僧侶の悪巧みを詳しく紹介しているが、その僧侶は大奥の上臈と組んでいたことが判明し、淡路守もいよいよ大奥との対決せざるを得なくなる。ちなみに淡路守を寺社奉行に任じたのは老中筆頭の松平定信である。
寺社奉行らしく、支配留役と小検使の2名は鎌倉の寺社(架空)まで捜査に出かけたりしている。色々な工夫もあり、寺社とのかかわりも新鮮である。町人相手の町奉行所の話はやや食傷気味だったので、面白いと思う。
しかし、本シリーズもわずか3作で終了らしい。せっかく面白いキャラクターが作ったならば、もう少し動かしてみたらどうなのか? これでおしまいはないだろう。池波正太郎の火盗改は24巻まで続いている。何とかならないものか。人気シリーズと謳っている割には扱いが粗雑である。是非継続してもらいたい。
紙の本
まさか真逆の淡路守
2018/09/15 18:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おれたちのたたかいはこれからだぜ オチ。