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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/02/26
- 出版社: 集英社インターナショナル
- サイズ:19cm/239p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7976-7376-0
紙の本
君はるか 古関裕而と金子の恋
著者 古関 正裕 (著)
昭和日本を代表する国民的作曲家・古閑裕而と妻・金子。ふたりは文通のみで情熱的な恋をし、ひとたび会うなり結婚し…。両親が残した往復書簡を元に、長男が綴った美しい愛の物語。貴...
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商品説明
昭和日本を代表する国民的作曲家・古閑裕而と妻・金子。ふたりは文通のみで情熱的な恋をし、ひとたび会うなり結婚し…。両親が残した往復書簡を元に、長男が綴った美しい愛の物語。貴重な写真が満載の略年譜も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
2020年度、連続テレビ小説『エール』で、主人公のモデルとなった国民的作曲家、古関裕而と妻・金子(きんこ)。
ふたりは文通のみで恋愛し、ひとたび会った時には、たちまち結婚に至るという、希有な純愛で結ばれた。
当初は、オペラ歌手を目指していた金子の、裕而へのさりげないファンレターで始まった文通は、やがて熱烈なラブレターへと変わっていく。
手紙による恋愛、結婚という純愛物語は、現代ではもはやおとぎ話。ふたりの愛の往復書簡は、逆に新鮮に心に響くに違いない。
なおこの作品は、長男である正裕氏が、父と母が残したラブレターを整理し、丹念に読み解き、10年の月日をかけて、ふたりの熱情と名曲誕生秘話を綴った、珠玉の恋愛小説。身内によって書かれた唯一無二の物語である。
[目次]
プロローグ
第一楽章
アダージョ カプリッチオーソ ゆったりと きままに
第二楽章
アンダンテ カンタービレ ゆっくりと 歌うように
第三章
アレグロ ドルチェ 速く 甘く
第四章
プレスト アパッショナート とても速く 情熱的に
エピローグ
付録(16P)
写真で綴る古関裕而・金子略年表
『エール』をより楽しむために。
【プロフィール】
古関裕而(こせきゆうじ)
誰もが一度は口ずさんだ名曲の数々を作曲
1909年生まれ。昭和を代表する日本の国民的作曲家。その80年の生涯で残した楽曲は、5000曲。
代表曲は、伝説の『東京オリンピック・マーチ』、今でも毎夏演奏される、全国高等学校野球大会の歌『栄冠は君に輝く』、大阪タイガースの歌『六甲おろし』、巨人軍の歌『闘魂こめて』、『高原列車は行く』『君の名は』『長崎の鐘』『鐘の鳴る丘』『モスラの歌』等、みんなで合唱できる歌も多数。
古関正裕(こせきまさひろ)
1946年、古関裕而・金子夫妻の長男として東京都に生まれる。成城学園初等科入学後、ピアノを習い始める。高校在学中にはバンド活動に熱中。
1965年、早稲田大学理工学部に入学。70年日本経済新聞社に入社。98年早期退職後、ピアノを再び習い音楽活動を再開。
2013年より父、古関裕而の楽曲の演奏を中心としたライブ・ユニット「喜多三」(きたさん)を結成しライブ活動継続中。
2009年古関裕而生誕百年記念CD全集の企画・監修で、日本レコード大賞企画賞受賞。著書に『緋色のラプソディー』がある。
【商品解説】
著者紹介
古関 正裕
- 略歴
- 〈古関正裕〉1946年東京都生まれ。古関裕而・金子夫妻の長男。日本経済新聞社を早期退職後、音楽活動を開始。ライブ・ユニット「喜多三」を結成しライブ活動を行う。日本レコード大賞企画賞を受賞。
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紙の本
手紙にはこんなに力があったのだ
2020/11/13 07:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほぼ90年前の若い恋人たちが、しかもこの時二人はまだ会ったこともないのだが、交換し合った手紙が基になって出来上がった物語。
青年は福島で作曲家を目ざしていた古関勇治、のちの裕而。相手の女性は豊橋に住み声楽家を目ざしていた内山金子。
「IT技術の進歩と普及によって、手書きの手紙などは、アナログでともすれば時代遅れと見なされる今」と、この本の著者である 古関正裕氏、古関裕而と金子夫妻の長男でもある、は書いているように、現代の人からすればこの二人のような手紙でのやりとりが恋に変り、最後には結婚にまで至ることに、驚くのではないだろうか。
それ以上に感動的なのは、女学校を出たばかりの金子が海外のコンクールで入賞した福島の青年のことを新聞記事で知り、手紙を書いたことではないか。
隣町ならまだしも、金子は青年の住む町が福島のどのあたりにあるかも知らず、ましてや読んでもらえるあてもないまま、手紙を送る。
その時、彼女にどんな啓示があったのだろう。
まさに奇跡のような彼女の行動ではないか。
しかも、手紙をやりとりする間に二人の気持ちは恋へと変わっていく。
手紙の内容がどんどん熱く燃え上がっていく。それもまた現代の感覚では不思議な感じさえする。
当時の手紙には現代のメールやSNS以上に書き手の感情が入ったのかもしれない。
二人の手紙は膨大な数だったそうだが、ある時夫婦喧嘩で怒った金子が多くを捨てたそうで、この作品は残された手紙で出来ている。
もし、全部残されていれば、どんなに素敵な書簡集になったことだろう。
紙の本
熱いラブレター
2020/05/23 12:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きんたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際の手紙をモチーフにした、古関さんの息子さんによるフィクション。手紙は写真でもちょこっと掲載されていますが、すごいびっくりするぐらい熱い内容でした。昭和一桁時代の20歳前後の若者の高まるキモチを感じ取ることができます。
また、プロローグから、自分の親から直接当時の振り返りを知ることの難しさを感じました。本書から作品やその他古関さんご夫婦をご存知な方々から知ることができた、著者の努力も垣間見たような気がします。