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紙の本
〈一人前〉と戦後社会 対等を求めて （岩波新書 新赤版）
弱い者が〈一人前〉として、他者と対等にふるまうことで創り上げた現代社会。向上にこだわり、ありのままの人を認めないまま、生きづらい現在にいたる長い歴史と、転換の予兆を描く。...
〈一人前〉と戦後社会 対等を求めて （岩波新書 新赤版）
〈一人前〉と戦後社会 対等を求めて
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商品説明
弱い者が〈一人前〉として、他者と対等にふるまうことで創り上げた現代社会。向上にこだわり、ありのままの人を認めないまま、生きづらい現在にいたる長い歴史と、転換の予兆を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
〈一人前〉としてふるまう。すなわち、話し合いを通して他者と対等にわたりあい、自らの価値と地位を向上させた人びとが、戦後社会を築いてきた。向上にこだわる社会は、ありのままの人を認めないまま、生きづらい現在にいたる。働く場と暮らしの場の声を拾い上げながら、歴史の流れをつかみ、隘路を切りひらく方途を探る。【商品解説】
弱い者が〈一人前〉として、他者と対等にふるまうことで社会を動かしてきた。私たちの原動力を取り戻す方法を歴史のなかに探る。【本の内容】
目次
- 序 章 「一人前」が容易ではなくなった社会で
- 一 生きづらい社会
- 二 「一人前」を問う
- 第一章 目覚めと挫折――戦前の営み
- 一 人格承認要求と大正・昭和
- 二 上層労働者だけが「一人前」
- 三 権利なきなかでの要求
- 四 「お国のため」の社会――小括
著者紹介
禹 宗杬
- 略歴
- 〈禹宗【ウォン】〉韓国生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程中途退学。法政大学大学院公共政策研究科教授。
〈沼尻晃伸〉東京生まれ。東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学。立教大学文学部教授。
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人格承認の歴史
2024/05/10 17:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて12歳児と揶揄されていた日本。一人前とは何か、人並みとは何か。権利と価値としての人格や女縁などを通して、男女間格差をはじめ、様々な格差是正の歴史を見ている。
紙の本
日本の労働をテーマにした歴史書です。
2024/04/14 22:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の労働をテーマに、戦前から現在までの歴史を追った1冊です。
各時代、様々な労働はどう評価されていたのかについて追求した内容です。
また、労働の歴史を語るのに必要な分野、女性の労働についても紙幅を割いて説明しています。極めて学問的な作りの書籍に仕上がっています。
