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  • カテゴリ:小学生
  • 発行年月:2001.10
  • 出版社: 偕成社
  • レーベル: 偕成社文庫
  • サイズ:19cm/155p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:978-4-03-550910-3

紙の本

リクエストは星の話 (偕成社文庫)

著者 岡田 淳 (著)

ぼくは星のでてくる話をしなければならなくなった。というのは、とつぜんあらわれたあいつが、「星のでてくる話をしておくれ。」と、いったからだ…。星の出てくる短編を4篇収録。8...

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リクエストは星の話 (偕成社文庫)

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商品説明

ぼくは星のでてくる話をしなければならなくなった。というのは、とつぜんあらわれたあいつが、「星のでてくる話をしておくれ。」と、いったからだ…。星の出てくる短編を4篇収録。83年刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

シールの星 10-41
箱のなかの星 42-69
ポケットの星 70-111

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評価内訳

紙の本

僕は星のでてくる話をしなければならなくなった。

2001/12/11 16:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:作務 - この投稿者のレビュー一覧を見る

僕は星のでてくる話をしなければならなくなった。突然現れたあいつが「星のでてくる話をしておくれ」そう言ったから……。

 突然現れたあいつがリクエストした、星の話。だから僕は、三日も続けて星の話をすることになってしまったのさ。でも、四日目の晩、やってきたあいつに、僕は言ったんだ「おまえの話をしておくれ。」「もちろん、星の出てくるほんとうの話がいいな。星もほんものがいいな。」すると、僕にはちょっと信じられないけど、ほんとうの話をしてくれた。
本物でない星のでてくる、ほんとうの話は、学校のテストで百点とるともらえる星のシールの話。本物かどうかわからない星の出てくる、ほんとうかどうかわからない話は、不思議な男の人にもらった黒い箱の中をのぞくと、白い石が星に見える話。本物の星のでてくる、ほんとうとは思えない話は、十二階建てのマンションで夜、一人で留守番をしている三年生の咲子が、ベランダで、ポケットに星を持っている天使に出会う話。それが僕の話。そして、あいつの話は、きみょうな島に住む星の歌をうたうドーフィーの話。
 話が途切れると、いなくなりそうなので、僕は一生懸命に話しかけたけれど、あいつは「さてと、それじゃ、三つの話をありがとう。」そう言ってニッと笑って飛んで行ってしまった。そう、あいつは、鳥なんだ。えっ、鳥が笑うかって? ドーフィーはわらうのさ。

 短い星の話が三つと一つ、ほんとうのような、うそでもないような、そんなお話です。この作品は、1983年に出版された本の文庫化です。けして古さを感じさせない岡田ワールドが、手にとりやすいサイズになりました。

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2005/07/17 23:16

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