紙の本
同作者の「枕草子」より、歴史寄りの内容が面白い。
2016/06/20 02:12
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nyn - この投稿者のレビュー一覧を見る
同作者の前作「枕草子」も読みましたが、私にはこの「紫式部日記」のほうが断然面白かったです。こちらのほうが歴史を踏まえた内容が多く、文学より歴史好きの私にはとっても楽しめました。清少納言や定子に比べて、親しみにくいキャラの紫式部や彰子ですが、これを読んだらこちらにも愛着が湧いてきました。あと、源氏物語の一口解説(大著を数ページ×2で概説する)も良かったです。なかなか頭に入りにくい登場人物やあらすじが一発で身に付きました。
紙の本
意外にネガティブ・・・
2021/11/14 18:10
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『源氏物語』は古典の授業で触ったり、某コミックで読んだりしたけど『紫支部日記』は全然読んだことなかった。
あんな壮大な物語を書き上げた人なのに意外にネガティブで笑った。
宮廷仕事嫌で人見知りの割には人の悪口書いたり、面白い人。
電子書籍
そうだよねぇ
2015/09/28 09:56
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投稿者:akiら - この投稿者のレビュー一覧を見る
枕草子版が面白かったのでこちらも購入。紫式部ってこんな人だったのか〜。比べられたり褒めてもらえずに育ったら、面倒くさいネガティブ女子の出来上がり。ナゴンには憧れを、シキブにはたくさんの共感と同情を感じました。
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表紙がいいではありませんか
案外こんな顔して書き綴っていたのかも
源氏物語大好きおばちゃんとしては
なかなかピリリとしておもしろかったです
《 物語 綴った裏の 裏の顔 》
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清少納言を読んだのでこっちも…と読み進めたら、
こっちはどっちかというとネガティブ女子の心の叫びだったww
う~ん…こういう人っているけど、私はどっちかと言うとナゴンさんタイプのようだわ。。。
あと、道長のウザさがヤバイw
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紫式部って、どんな人だったのか?
源氏物語の作者で、知識と教養があって、清少納言をライバル視してる・・・そんなイメージしかなかったけど、
この本では、それプラス、紫式部の内面のことも・・・
`平安系絶望女子`
超ネガティブで、共感できるような笑えるような。
お父さんや弟も、いかにもで、いい味だしている。すぐ死んじゃった夫も。
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なんだかとっつきにくい紫式部に親しみを感じてしまう本。
古文だと読みにくい日記も、マンガだとさらっと読めてしまいます。
けれども、しっかり平安時代のこともわかるし、受験生にオススメの本です☆
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かなり砕いて表現していますが、難しい原文を読むよりも、ずっとイメージしやすい。
紫式部の人柄は、今どきのオタク気質な人たちには共感を呼ぶはずです。
とにかく暗くてネガティブな性格なのですが、上手に生きる術を少しずつ身につけていく紫式部の姿をユーモアたっぷりに描いています。
エンターテインメントであった源氏物語がきっかけで宮中に呼ばれたこと、また道長が源氏物語を書いた紫式部を選んだ理由として、枕草子を書いた清少納言に対抗する目的があったことなど、定子と清少納言の存在がいかに大きく紫式部や彰子に影響したかを想像させられて面白いと思いました。
今や平安女流文学者として双方名前が残っていますが、その2人が全く違う性格をしていたことがたいへん興味深く感じます。
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紫式部先輩って、今で言う引きこもり、メンヘラだったのかもしれないですよね。でもそういう人だからこそ、世界に誇れる文学作品を生み出せたのかも。日記はちゃんと読んでみたいと思いました。
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紫式部と清少納言は小学校から習うとても優れた二人としか思っていなかったが、実は性格や境遇が全く違う二人であって、こんなにもがうのかと驚いた。
しかし、紫式部は自分を悲劇のヒロインにする事で、さまざまな作品をかけたのだと思う。
いつの時代にも性格の悪い人はいて、言語や風習が変わっても決して変わらないところがあるんだなと漫画を通して知ることができる。
日本史で今学んでいるところであったため、急に興味が湧いてきた。
他の学生にも是非読んでもらいたい1冊。
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紫式部日記を元にしたコミックエッセイ。
紫式部の立場や仕事、当時の宮中を伺いしれる。
彰子さま、いじらしい。真面目女子だ。
式部さんは私か!と思った。
引きこもりたいけど、没交渉もイヤ。
わかる。
巻末に原文あり。
優雅に見える水鳥も…って、式部さんが最初なのかな?知りたい。
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私は紫式部が好きだ。高校生の時に、田辺聖子先生訳の源氏物語を読んで、源氏物語に、はまった。
国文科に進学することを真剣に考えた。
こんな素敵な本を書いた紫式部は、どんな人だったんだろう?と考えた気がする。
つらい、苦しい。将来が不安。本当に嫌。あぁ無情。自意識こじらせ平安系絶望女子だったとは。
親近感かんじるわ。わかるゥーって思いながら、どんどん読みました。
辛いことが続くときは、消えてしまいたい時は、出家したいと紫式部みたいに言って、クスッとしよう。
やっぱり紫式部も源氏物語も大好きです。
そして、和泉式部日記も素敵って読んだのを思い出した。これも漫画だった、どこかにあるはず、再読しよう。
そして、本日もいとおかし枕草子、読んでみます。
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人間味があふれていてとてもおもしろい。
でも、紫式部さん、清少納言の自由な振る舞いや考え方を、羨ましいと思うことさえも間違いのようなガチガチな生き方で、さぞ息苦しいだろうなぁと思った。賢いだけに。
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源氏物語を読む前にまずは作者のお勉強を!と思い読みました。紫式部は陰キャラなんだ。そして夫と父親には面倒をかけられ、清少納言にはライバル視。
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清少納言の『枕草子』も紫式部の『紫式部日記』もどちらも世の中に対する不満が綴られているが、前者がカラッとサバサバしているのに対し本書はジメッとクヨクヨしていて受ける印象が対照的。
(本書にも巻末には紫式部その人の原文が掲載されているが自分の古典読解力の低さにてリアルな温度感はわからず…)
定子様も素敵な人だったが、彰子様も好きだ。帝と話が合うように漢語の勉強に励むなど健気で愛らしい。
政治の道具として無理矢理に入内させられた可哀想なお姫様。
ご自身の努力とシキブの教育で国母として立派になられたのが嬉しかった。
紫式部、付き合うのは面倒なタイプだが、幼少期の扱いやサロンの環境などナゴンと比べると似たところもありながらどうも不憫な人で憎めない。
清少納言は頭の回る天才、紫式部は努力家で秀才タイプなのかなと思った。
妹に『本日もいとおかし!』と一緒に貸したところ、「お姉ちゃんは紫式部に似てる。」と言われてしまった。
確かにネガティブでうじうじ、不器用で人付き合いが苦手なところはどちらかといえばシキブタイプだ。
折角なら彼女のような文才にもあやかりたいところだが、そこはこのレビューの書きっぷりから察していただきたい。