「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
ブレイブ・ストーリー 上 (角川文庫)
著者 宮部 みゆき (著)
亘はテレビゲームが大好きな普通の小学5年生。不意に持ち上がった両親の離婚話に、ワタルはこれまでの平穏な毎日を取り戻し、運命を変えるため、幻界〈ヴィジョン〉へと旅立つ。感動...
ブレイブ・ストーリー 上 (角川文庫)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
亘はテレビゲームが大好きな普通の小学5年生。不意に持ち上がった両親の離婚話に、ワタルはこれまでの平穏な毎日を取り戻し、運命を変えるため、幻界〈ヴィジョン〉へと旅立つ。感動の長編ファンタジー!【商品解説】
著者紹介
宮部 みゆき
- 略歴
- 1960年東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール読物新人賞を受賞。『龍は眠る』(日本推理作家協会賞)、『本所深川ふしぎ草子』(吉川英治文学新人賞)、『火車』(山本周五郎賞)、『理由』(直木賞)ほか著書、受賞歴多数。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
親子で楽しめるファンタジー傑作
2006/08/10 09:32
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちよぴょん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初見たときはそのボリュームに圧倒されますが、ストーリーの展開がRPGのように速く、魅力的なので一気に読めてしまいます。さすが、日本有数のストーリーテラー、宮部さんの作品だと思いました。主人公のちょっと頼りなげなワタル、対照的に完璧すぎて人を寄せ付けないミツルを軸に次々関わってくるサブキャラ達が良く書き込まれている。
ワタルが扉のむこうに旅立つきっかけとなる事件は、子を持つ親として身につまされますね。この夏休み親子で読んでみることをおすすめします!映画もおもしろいかもしれないけど、きっと原作の方が数倍おもしろいはず!
紙の本
まさしくブレイブストーリー
2020/11/25 22:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっほー丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼い頃に映画を見たことがあって、縁があったので小説を読みました。やはり、映画よりリアリティの部分が濃く描写されており圧倒させられました。ぐいぐい惹き込まれていきます。
臆病だけど、仲間思いの勇気ある少年、わたる。どこか彼と冒険しながら進んでいるような気分にさせられます。
大人から子供まで楽しめる作品だと思います。
紙の本
王道の冒険ファンタジー
2012/04/16 16:36
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:桜李 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京に住む小学校五年生のワタル。
幸せだったはずの毎日が、ある日突然暗闇に染まった。
父親の浮気、狂っていく母親、父の子を身篭った愛人。
壊れていく日常の中、ワタルは"幻界"(ヴィジョン)への入り口を見つける。
"幻界"
そこは現世に生きる人々が作り上げた幻の世界。
運命の塔にたどり着けば、"幻界"を創った女神が一つだけ願いを叶えてくれるという。
ワタルは自らの不運な運命を変えるために"幻界"へと旅立った!
"幻界"には、もう一人旅人が来ていた。
同級生のミツルもまた、運命を変えようと旅をしていた。
高度な魔術を操り、邪魔者はなぎ払い、犠牲者を数多く出しながら強引に前進していく。
ミツルが進んだ後には残骸が残る。
仲間に助けられながら必死に旅を続けるワタルは、ミツルの後を追うように塔に辿りつく。
塔で闘う最後の敵は!?ミツルは運命を変えられるのか。ワタルの願いは叶うのか。
二人は最後に、何を願うのか。
少年が異世界を冒険するという、まぁ、よくあるファンタジー。
ただ、作者が"クロスファイア"や"模倣犯"で有名な宮部みゆき氏ということで、今回手に取ってみました。
全体的に読みやすいです。 普段本を読まない人も読める感じ。 ティーンズ向けだと思いますが、ワタルの家庭内の不和で描かれる ヒトの嫌らしい部分、醜い部分、理不尽さなどがかなりリアルに描かれているあたりは大人向けかな。
ページ数の約1/3を費やして描かれるこの修羅場な導入部分だけでぐいぐいっと引きこまれます。
臆病でゲームが大好きな現代っ子ワタルが、才色兼備なミツルに真っ向から挑んでいく。圧倒的な差を見せつけられてもめげない。仲間と助け合い、自分の信じる道を走り抜く姿・・・王道路線で描かれたこの姿はいくつになっても忘れてはいけない心意気だと思いました。
世界を創り変えることはできない。けれどこれからの未来を創ることはできる。
乗り越えていくのは自分だから。
紙の本
扉の向こう
2006/08/03 22:58
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨日の次は今日、今日の次は明日。いつまでも続くかに見える毎日は、ちょっとしたきっかけで、その軌跡からずれてしまう。平凡な小学五年生のワタルに訪れた、二つの出会いと一つの別れは、彼を”幻界”と呼ばれる世界へと導く。
出会う人、出会う人が自分をもてはやしてくれた時代はすでに去った。誰かに対して優越感を感じたり、逆に劣等感を感じたり、ほのかな恋心を抱いてみたり、自分だけの世界から社会の入口へと飛び込み始めた少年に突然訪れた両親の離婚…。この運命を変えられるという”幻界”への旅は、現実からの逃避に見えなくもない。
これが現実からの逃避に終わるのか、それとも何かを得て帰還するのか、あるいはただの夢なのか。”幻界”での旅がワタルに何をもたらすのか楽しみだ。
紙の本
上巻
2020/07/10 06:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
こちらおすすめブックツリーのラインナップにあって
久しぶりに本棚から出してきて読みました。
かなりのボリュームですが、ぐいぐいと読ませる力があるのは作者の力量です。
上巻のほとんどがファンタジー世界ではなく現実の世界
子供にとっては(大人にとってもだけど)理不尽できつい状況が繰り広げられる。
子供と言っても、まったく事情がわからない年ではなく、でも現実的な力は足りない。
大人の事情がどんどん襲ってくる感じ。
そんな微妙で苦しい状況が丹念に描かれているので、読み進めるのが心的につらいところもある。
でもこれは大切な部分。
この運命を変えられるという”幻界”への旅への動力になるからだ。
少年が異世界を冒険するというのはそんなに珍しいことではないのですが
そこを乗り越えて冒険を読み進めていけるのはこの作品の力所以だと思います。