読割 50
電子書籍
シンセミア(下)
著者 阿部 和重
未曾有の洪水に襲われ水没した神町。二つの死体と共に、終戦直後にこの町で起きた忌まわしい惨劇が浮かび上がる。不穏な噂が町を覆い尽くし、やがてそれは町を二分する勢力の全面抗争...
シンセミア(下)
シンセミア 下 (講談社文庫)
商品説明
未曾有の洪水に襲われ水没した神町。二つの死体と共に、終戦直後にこの町で起きた忌まわしい惨劇が浮かび上がる。不穏な噂が町を覆い尽くし、やがてそれは町を二分する勢力の全面抗争へ。神の町の狂態の行き着く果ては。小説のあらゆる可能性を追求し、毎日出版文化賞、伊藤整文学賞をダブル受賞した傑作。
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紙の本
最後まで読むとよさがわかる
2019/05/23 00:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻の途中までぐらいまでは感情移入できる登場人物がいなくて読むのに苦労しましたが、下巻に入って俄然面白くなってきました
紙の本
混乱しかないのに一つの物語
2016/09/28 15:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポージー - この投稿者のレビュー一覧を見る
山形県の神町というところを舞台にした小説。そこではパン屋の主が絶大な権力を持っていて、警官はロリコンで、盗撮サークルが町中にカメラを仕掛けて、住人は幽霊に怯えている、などなど基本的に滅茶苦茶なことしか起こらない。しかしこの物語は戦後から現代までの神町を捉えていて、そこで語られる歴史が根拠ある枠組みとなって破綻することはないし、様々な事件の謎も最後には解決される。