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紙の本
七時間目の占い入門 新装版 (講談社青い鳥文庫)
著者 藤野恵美 (著),朝日川日和 (著)
さくらは転校してきたばかりの小学6年生。「趣味は占い」と、自己紹介してクラスにとけこむことが出来たのもつかの間、占いのせいで女の子たちの間に険悪な雰囲気が。さくらは占いで...
七時間目の占い入門 新装版 (講談社青い鳥文庫)
七時間目の占い入門
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商品説明
さくらは転校してきたばかりの小学6年生。「趣味は占い」と、自己紹介してクラスにとけこむことが出来たのもつかの間、占いのせいで女の子たちの間に険悪な雰囲気が。さくらは占いで解決しようと、占いの館へ向かうが…。〔2006年刊に加筆、修正のうえ、新たな描き下ろしのイラストを加える〕【「TRC MARC」の商品解説】
転校してきて不安な小6のさくら。ぐうぜんみつけた「占いの館」で占ってもらい、心が軽くなる。前の学校で友だちとうまくいかなかった経験から、占いを使ってみんなと仲良くなろうと決意したさくらは、「趣味は占い」と自己紹介する。血液型占いやタロットカードでみんなの悩みを占ってあげるうち、さくらはすっかり人気者に! ところが、占いがもりあがりすぎてクラスの女子どうしがもめてしまって……。
<小学中級から すべての漢字にふりがなつき>【商品解説】
目次
- おもな登場人物
- 1 占いの館
- 2 新しい自分になる!
- 3 占い師さくら
- 4 敵対者
- 5 水晶のペンダント
- 6 帰りの会
- 7 ケンカ
- 8 秀治の意見
- 9 心の声
著者紹介
藤野恵美
- 略歴
- 大阪府生まれ。大阪芸術大学卒業。
『七時間目の怪談授業』『七時間目の占い入門』『七時間目のUFO研究』「お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿」シリーズ(以上、講談社・青い鳥文庫)をはじめ、『わたしの恋人』『ぼくの嘘』(以上、角川文庫)、『ハルさん』(創元推理文庫)、『初恋料理教室』(ポプラ社)など著書多数。
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紙の本
信じるか信じないかよりも大事なこと
2017/08/14 10:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
転校生の主人公は覚え立ての占いでキャラ付けに成功。友達がたくさん出来たが、敵も出来たり、イジメの片棒を担いだかたちにまでなってしまう。
読んでいてハラハラするのが、占いアイテムの具体的な値段。母親の帰りが遅いのをいいことに、小学生が何千円もの買い物を次々したり夜に出掛けたりするのを心配してたら、占い師がストップをかけてくれてホッとした。
そういえば金の使い先も占い師だけでなく複数に分散して、占い師だけを悪者にしないよう配慮されている。
子供達が占いをどう扱うかの議論もバランスが取れていて面白い。
HRでは、善悪や正誤に関わらず議論に勝つ方法や、多数決の弊害にまで踏み込んでいるし、その後も人間関係は続いていくことも描かれる。
占いに根拠が無いことにサラっと触れつつも、信じても信じなくても良くて、自分から一歩踏み出して関係を築いていくことの大切さこそを語っていて、このバランス感覚と解りやすさは、なかなか他では無い。
地味に凄いことだと思う。