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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナ問題がその他の世界の難題に立ち向かうきっかけとなったことにつき、世界の著名人たちが持論を展開させている。質素な生活で社会の緊張を緩和するといったことが一番ストンときた。
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コロナ渦中の今、コロナ後の未来をどう生きるのかを考える材料になる本。視点は各人様々で、時折心の揺れが見えるのもおもしろい。ナオミ・クラインさんの著書を読みたくなった。
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本書とは全く関係ないのですが、読みながら小学生の時に読んだ星新一のショートショートを思い出しました。世界の大国が戦争に明け暮れている時に、宇宙から届いた卵から生まれた凶悪な生物を撃退するために休戦して一致団結して危機を乗り越える、というお話。そして、その生物の正体は…というような結末がついていました。調べたら、たぶん「プレゼント」という題名の作品だったような…。今、世界を襲っているCOVID-19 は、もしかしたら世界を一致団結させるための宇宙からのプレゼントだったのではないのか?という思いつきです。本書に登場する世界の知性16名は多少の違いを超えてそれぞれに連関しているように思います。人類としてのこの危機の乗り越え方の大きな方向性が感じられます。ただ星新一のショートショートのようにそれが実行できるか?大統領が変わっても超大国のいがみ合いは変わらないとニュースは語っています。世界の知性だけじゃなくて世界の感情も連携しないと、と思いました。そこで本書には登場しないジャック・アタリの「利他主義」というキーワードが重要になってくる、はず。
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一度はその著作を読んでみたいと思う世界の賢人16人のインタビュー記事。(まだどの賢人の著作も未読です)
それぞれの記事が短いので、ちょっとした隙間時間に読むのにちょうど良い感じ。他の方もレビューで書かれてますが、あれ?ここで終わり?と思わせる記事もあり、少し物足りなく感じます。
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この手の本はコンピレーションCDの様なもので、色々な知識人の意見の一端を気軽に窺い知れるのが良い。
ナオミ・クライン、トマス・ピケティ、ダニエル・コーエンあたりの話が面白かった。
後、個人的にはイチオのサンデル先生のインタビューを聞けたのが何より。
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<目次>
はじめに
第1章コロナと文明
第2章不透明な世界経済の羅針盤
第3章不平等を考える
第4章アフターコロナの哲学
第5章私たちはいかに生きるか
コロナ禍のなか16名の知のドリームチームが話した
世界のこれから、オンラインメディアクーリエジャポン。
ひとりひとりがちょっと短すぎか。
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先日、iPhoneの修理に行った時に予期せず1時間の待ち時間ができてしまったために購入した作品。どれだけ意識高いんだって感じしますけども(笑)
フランスの雑誌なのかな新聞なのか...クーリエが記事にしたいわばアカデミック世界のスター達のインタビュー抜粋集。収録されているのは、ユヴァル・ノア・ハラリ、エマニュエル・トッド、ジャレド・ダイアモンド、フランシス・フクヤマ、ジョゼフ・スティグリッツ、ナシーム・ニコラス・タレブ、エフゲニー・モロゾフ、ナオミ・クライン、ダニエル・コーエン、トマ・ピケティ、エステル・デュフロ、マルクス・ガブリエル、マイケル・サンデル、スラヴォイ・ジジェク、ボリス・シリュルニク、アラン・ド・ボトンといった面々。対談とかインタビューって難解なところは相手が「つっこみ」を入れてくれるからかなり読みやすく、長くても10ページくらいの抜粋だから個別にはとても読む気もせずよしんば読んでもちんぷんかんぷん、みたいな人たちの思考の一端に気軽に触れることができて良かった。表現が悪くて申し訳ないけれど待合室とかトイレとかにあるとちょっと良い感じかもしれない(笑)
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全体を通して、「コロナ以前に戻る」のでもなく、テクノロジーによる安易な解決方法に「逃げる」のでもなく、困難な政治的課題の解決、善い社会のあり方を模索するためによりいっそう「対話」に取り組む必要があると強く訴えかけられた。
もっとも印象に残った記事
エフゲニー・モロゾフ「ITソリューションの正体」
自身の日々の言動を振り返って、「ソリューショニズム」のドグマにまんまと嵌まり込んでしまっていたことを大いに反省することになった。
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ユヴァル・ノア・ハラリ、エマニュエル・トッド、トマ・ピケティ、ナオミ・クライン、マイケル・サンダルなど、世界的に有名な学者やジャーナリスト16名のインタビュー集。テーマは、コロナ禍についてのものが多い。本書の初版発行は2021年1月であるが、インタビューの多くは、コロナ問題発生初期に行われている。従って、今となっては誤っていたと分かっている推定に基づいて議論が展開されているものもある。
コロナが社会に与えたというか、与えつつある影響で思うことはいくつかある。
一つは経済的な格差が、更に拡大しつつあるのではないかという推測。
日経平均株価が30年以上ぶりに3万円を回復した。これによって潤うのは、株式に投資をしている人たち。普通に考えれば富裕層だと思う。一方で、非正規や派遣労働者やパートタイマーを中心に失業者が上がりつつある。
格差の話は本書でも何人かが語っている。
能力主義のことをメリットクラシーと呼ぶ。資本主義は、基本的にメリットクラシーの考え方をベースにしている。社会で成功した人たちは、そういう努力をした人たちなのだから、経済的に成功しても当然であるという考え方だ。
これは、一見フェアなように見える。が問題は、その程度。いくらなんでも今の状態は行き過ぎでは?という声が大きくなりつつあるように思うし、私もそう思う。
ピケティは、これに対して傾きの大きな累進課税などを提唱している。資本主義+傾きの大きな累進課税というのは、なるほどとも思う。
もう一つは、我々が政治家や官僚に甘くなっていないかということ。
安部さん、菅さんのというか、両内閣のコロナ対策の内容のなさ、スピード感のなさにはがっかりを通り越して、呆れる。また、菅さんの長男の接待問題、緊急事態宣言下での政治家の会食問題など、政治家・官僚のビヘイビアにも呆れるというか、呆れるを通り越して、笑うしかない。
ビジネスの世界で、これほど成果が出ずに不祥事が続く会社があったら、倒産しているくらいのレベルだと思う。
しかし、菅さんの支持率は、下がりはしたが、ある程度のところで持ち堪えている。これは、菅さんが首相を降りても、適当な後継者候補を思いつかないからではないか?政治の世界に人財がいなくなって久しい気がするが、それを当たり前のこととして受け入れているのではないだろうか。甘くなっているというのは、そういう意味。
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色々な世界的著名な学者らの見解や意見を読めて興味深い。短くて読みやすいが、短すぎて物足りない。
主にコロナに対するものが多いが、今はコロナの感染形態も世の中の事情も変わっているので、読むには時期を逸した感が拭えない。
自国の大統領に対し、その主張や政策をぶった斬るようなコメントは面白い。
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Youtubeチャンネル「ロザンの楽屋」で宇治原さんが紹介していたので買って読んだ。
・ナシーム・ニコラス・タレブの「半脆弱性」:日頃からある程度のストレスに晒されていなければ、大きなストレスが到来した際に耐えられない、という概念。大きなリスクに耐え得るべく、小さなリスクを取るという考え方には賛同できる。またあらゆる機関、特に公的機関も反脆弱性を獲得するために「有効期限」を設けるべきだという話は面白かった。省庁などに有効期限を設けて、その期限ごとにその機関が必要か否かを判定し、必要ならば更新する、ということだが、はっきりとした有効期限はないものの、民間企業はそのような判定を常日頃から受けているようなものだもんな。そうした緊張感という形のストレスは、あって良いのかもしれない。
・ナオミ・クラインが警戒する「スクリーン・ニューディール」。リモート学習やテレワーク、オンライン診療など、人間をマシンに置き換える動きが加速することを「スクリーン・ニューディール」と言うそうだ。これは便利ではあるものの、その恩恵を受けられる人/受けられない人の格差が拡大してしまうことが心配。現に緊急事態宣言下において、家でのネット環境が整っておらず勉強に遅れが出た学生や、どんな状況になってもテレワークなど絶対にできず毎朝出社し続けた工場での労働者などがいるだろう。
・コロナ前の人間は生きるスピードが速すぎたのだろうか。ワーカーホリックすぎたのだろうか。コロナ禍で会社業績が落ちて収入が減ったり失業したりする人がたくさん出てくると、資本主義の限界やベーシックインカムの是非など、こうした議論が活発になるのはよく分かる。今後の人類はこれまでのように「成長」を目指すことを止めるべきなのか?今一度生きるスピードを見直すのか、それともやはりこれからも全力疾走し続けるのか?
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普段、浮世離れしたものばかり読んでるんで、たまには地に足を付けようかと…うっはー、錚々たるメンツ。
コワモテの論客揃い、一冊フルで読むのはしんどい人達だけど、言ってることは気になっちゃう。こういうのはエッセンスだけ拾っても…という話もあるだろうけど、触らないよりはマシかな、とかなり自分にハードル下げてる今日この頃。
インタビュー形式でとっつき易い。
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賢い人たちはすごいなあ、と素直に思ってしまう。これから世界がどうなるのか、少しでも羅針盤を得たくて。雑誌のインタビューなので噛み砕いてあり、浅学の身にもとてもわかりやすい。それにしても海外のインタビュアーってけっこう自分の意見もがんがんぶつけて、違いを感じるわ。
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反脆弱性、まさにスーパーサイヤ人理論。
組織には、①有効期限の設定と、②課題の大きさの見極めが必要。復活してスーパーサイヤ人になる前に死んじゃったらおしまいだからね。
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16人と盛りだくさん。なので一人当たりのページ数が少ないのが残念。気に入った人の本を読むのがいいかも。