紙の本
ささる言葉に溢れています
2022/02/21 20:39
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投稿者:TOM - この投稿者のレビュー一覧を見る
森沢さんの作品は文字から音が聴こえ、風が吹いてくるので好きです。
作品の中に出てくる言葉の1節にとても胸を打たれ、思わず家族にその1節を送った程、心にささりまさした。
紙の本
再生と出発のお話
2022/02/01 21:42
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
編集者と小説家の出会いから一冊の小説が出来上がり、さまざまな人の気持ちをつなげ再出発するお話。
登場する人たちは大切な人を喪った経験あったり、過去に辛い経験をしていたり、何年たっても喪失感と寂しさを抱えていました。
小説を読み共感したり、小説を通して知り合った人たちに勇気づけられ、将来を見捨てることが出来るようになっていきます。
紙の本
本が生まれるまで
2021/09/22 04:36
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一冊の本が芽吹き浸透するまでを描いた、すり減った心に寄り添い優しい気持ちを生み出す物語。編集者、小説家、デザイナー、書店員、読者、立場は違えど携わる人たちの本に向けられた真っ直ぐな熱意と、ちょっと歪なSOSが窺えて、作り手の張り詰めた緊張感も本の大事なエッセンスになっているのを感じた。郷愁をかきたてる情緒豊かな森沢ワールド
電子書籍
重複がやや気になります
2021/11/26 08:41
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じことが、別の人物から書かれていて、一つの手法でしょうけど……。お話は、編集者、小説家、デザイナー、書店員、そして最後は読者、立場の違う人たちが関わります。あのあとのエピローグも知りたかったです
紙の本
勝手に入ってくるなと
2022/07/12 14:12
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度や二度会って話したくらいで、勝手にプライベートな部分に入ってくるなと思う。
知ったかぶりして、自分は答えがわかってるような言い方で。
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タイトルの通り「本が紡いだ五つの奇跡」のオムニバス短編集。
編集者、作家、ブックデザイナー、書店員、読者と繋がっていきそれぞれのドラマがあって読了後は爽快でした。
お気に入りは書店員の心美の話。SNSで一方的にフォローした美大生の絵に心惹かれ、そして本を通して近づいていく距離がキュンキュンでした。
ラスト、一本の線で人物が繋がり、美大生の健太郎と父の親子のやり取りがとても良かったです。
劇中作の「さよならドグマ」、是非読みたいです。
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森沢明夫作品はどれも大好きなんですが、作中に出てくる「さよなら、ドグマ」が鳥肌が立つ作品と評価されているのと同様に、私もこの「本が紡いだ五つの奇跡」を読んで何度も鳥肌が立ちました。
どうしてこんなに心惹かれるのか…
目の前に情景が浮かぶ表現と登場人物へ入り込んでしまう魅力的な人物設定が私には合っているようで、読了後、こんな人になりたい、こんな場所に行きたい等、こうしたい!と思わせてくれます。
多分、そんなところが今作にもあって、心が洗われる思いがしました。
読み進めたいのに読み終えたくないと思い、最終章を大事に読んだ、そんな作品でした。
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編集者の熱い想いから始まり、小説家、デザイナー、書店員と様々な人たちの想いが重なってできた一冊の本。
最後は読者の手に渡って、さらに読者同士の交流が始まる。それらは奇跡的な話のように描かれているが、私がこの本に出会えたことも、ある種の奇跡の一つかもしれない。
人との出会いも、本との出会いも、必然ではなく、偶然。その出会いが人生を変えるかもしれない。本を読んで感じたこと、もらえた勇気や希望を、しっかり記録しておこうと思う。
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編集者、小説家、ブックデザイナー、書店員、そして読者…ある一冊の本と巡り合う5人のそれぞれの物語です。タイトルからして本好きにはたまらないですよね。
またまた『エミリの小さな包丁』の舞台となっていた龍浦漁港が出てきました〜なんだろう、まだ森沢さんの本読むの3冊目なのに「ただいま」な気分です。『虹の岬の喫茶店』とも繋がっていると聞いていたので、実はすでにゲットしてあるんですが、積読中…先に読めなかったなぁ〜でももちろん後で読みます。
森沢さんのお話は本当に温かくて優しくて、今、読み終わった後のしあわせな余韻にひたってます。特に第三章のブックデザイナーの夫婦が、本当に素敵で、あぁ、こんなふうに年を重ねた夫婦になりたいなぁとしみじみ思いました。編集者と小説家の関係も、書店員と美大生も、読者と息子の関係も、みんなみんな素敵でした。「時合い」の話も良かったなぁ。
***
「人生の選択肢には正解なんてないけど、でも、いつか、その選択が正解だったって、胸を張れるように生きること。そういう生き方こそが、きっと正解なんだってさ」(302頁)
「若い頃ってのは、迷いに迷うのが正解なんだよ。で、ああでもなかった、こうでもなかった、次はこうしてみようって、なるべくたくさんの失敗と修正を繰り返すんだ。そうやってきた奴だけが、いずれ経験豊富な頼り甲斐のある大人になれるんだからな」(304頁)
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いい…♪まさに本が紡いだ五つの奇跡。
最高に素敵な読書時間でした!
一冊の本が読者の手に渡るまで…。本作を読んで、関わったそれぞれの人にあるだろう物語を想像すると、今こうして本を手にしてることも奇跡みたいに思えてしまう。
編集者、作家、ブックデザイナー、書店員、読者をめぐる五つの短編。じーんとしたりウルウルしたり、どの奇跡もほんっとーに良かった。
森沢作品のお楽しみポイント! 他作品とのリンクもあっちこっちに見つけました。
これは本好きさんには堪らない一冊!
年始早々、外は寒いけど心はぽっかぽか。
『シアワセのおすそわけ』
とっても良い言葉にも出会えました。
『出会いは、大なり小なり人生を動かす。しかも、いつだって人生の冒険は、出会いからはじまるものだ』
『人生は一度きりなんだし。なるべく好きなことをたくさんやって、わくわくする気持ちをたくさん味わってー、それでいいんじゃないか?』
『人生の選択肢には正解なんてないけど、でも、いつか、その選択が正解だったって、胸を張れるように生きること。そういう生き方こそが、きっと正解なんだってさ』
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一冊の本に関わる人たち‥‥編集者、小説家、デザイナー、書店員、そして読者。それぞれが抱えた事情と複雑な思い。一冊の本が持つ力を描く5つの連作短編。
親の思い、子の思い、夫の気持ち、妻の気持ち、自分の立場で必ず誰かの心に寄り添いたくなる、そんな暖かくて、瑞々しい作品。
デザイナー・青山哲也の章は泣けて泣けて。。
森沢作品は初読みですが、もう少し読んでみたくなりました。
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感動しました。本当に五つのつながりは読んで奇跡を感じました。ラストの読者の章ではあっと驚く奇跡のつながりにびっくりしました。本を愛する全ての人に贈りたい素晴らしい作品です。
#本が紡いだ五つの奇跡
#森沢明夫
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ひとりひとり、本当にいろいろな人生があるなと考えさせられる
奈緒が涼元氏の小説で助けたかったのは…!と人の繋がりを感じながら読み進めるとわかる面白さ
唐田父子の関係、とてもよい
“離れていても、心は寄り添っているよーー。”
そう思える作中の小説、読んでみたいな
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ほわほわする作品で、涙があふれました。
本にかかわる仕事がしたいと思った作品でした。
みんな、人生いろいろ。
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20220129
よくある小説の構成だけど、人との縁とか、いろんなところで人が繋がっていることを再確認させてもらった一冊。
「あなたの人生は、雨宿りをする場所じゃない。土砂降りのなかに飛び込んで、ずぶ濡れを楽しみながら、思い切り遊ぶ場所なんだよ。あなただって、本当は、そつしたいんでしょ?」
今を楽しみたい。
私にはどんな未来が待ってるんだろう。