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武士マチムラ(琉球空手シリーズ)
著者 今野 敏
幕末の沖縄を生きた空手家・松茂良興作。一度見た「手」をほぼ記憶するという特異な才能を備えた彼は、刀を振るう薩摩藩士に手ぬぐいで立ち向かうなど、数々の武勇伝を持ち泊手の達人...
武士マチムラ(琉球空手シリーズ)
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武士マチムラ (集英社文庫)
商品説明
幕末の沖縄を生きた空手家・松茂良興作。一度見た「手」をほぼ記憶するという特異な才能を備えた彼は、刀を振るう薩摩藩士に手ぬぐいで立ち向かうなど、数々の武勇伝を持ち泊手の達人へと成長する。やがて明治維新の荒波が沖縄を襲い、琉球王国がヤマトに消滅させられると、興作は反ヤマト派の活動を始めるが――。空手の真髄と沖縄のあるべき姿を追い求めた男の、波瀾の一代記!
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紙の本
泊の武士松茂良興作
2021/04/06 13:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
泊手の松茂良興作の生涯。「義珍の拳」「武士猿」「チャーミングァー」に続く四作目。4作に流れるのは、沖縄の大切な宝である「手」を伝え残していくことと、時代の流れの中で空手へと変わっていく中での苦悩。著者の想いが溢れている。
エピソードには事欠かぬ人物で、首里の武士松村と並び称せられている。
本土では、首里手、那覇手は有名だが泊手は知識として知られているが、その実態はよく分からない。首里手と泊手が一括りになって首里手にされることもある。
ナイハンチなど首里手は右から始めるが泊手は左から。古流では左から始めるとぉオタことがある。型が左で受けて右で突くことを考えるとナイハンチも左からが良いような気がする。
晩年、チントーを喜屋部朝徳に伝えて、間もなく亡くなったことは「チャーミングァー」でも書かれている。
できれば、著者には更に色々な琉球空手の人を書いてもらいたい。宮城長順、知花朝信など知りたい。マニアックなところでは、心道流の座波仁吉氏なども期待したい。
紙の本
武士マチムラ
2021/03/16 08:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
沖縄カラテの元祖ですね。清国とのつながりの深さは今も残っているのでしょうね。沖縄王国の名残や自負は残っているのでしょうね。手の習得は沖縄空手の原点なんでしょう。空手には興味が少ないですが、沖縄人の背景を垣間見ました。