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  • カテゴリ:一般
  • 取扱開始日:2012/07/18
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社文庫
  • サイズ:16cm/383p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-760647-8
文庫

紙の本

天使のゲーム 下 (集英社文庫)

著者 カルロス・ルイス・サフォン (著),木村 裕美 (訳)

ダビッドが契約していた出版社が放火されて経営者が亡くなり、刑事にマークされる生活が始まった。一方、「塔の館」のかつての住人マルラスカが不審な死に方をしていたことがわかり、...

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天使のゲーム 下 (集英社文庫)

税込 913 8pt

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商品説明

ダビッドが契約していた出版社が放火されて経営者が亡くなり、刑事にマークされる生活が始まった。一方、「塔の館」のかつての住人マルラスカが不審な死に方をしていたことがわかり、関係者を訪ね歩くダビッドだが…。【「TRC MARC」の商品解説】

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評価内訳

紙の本

メフィストフェレス対ファウスト。究極の真理をめぐる天使たちのゲームのゆくえ?

2012/08/27 22:00

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投稿者:よっちゃん  - この投稿者のレビュー一覧を見る

謎の編集者・コレッリはダビッドにある雇用契約を持ちかける。脳腫瘍により余命いくばくもないダビッドに再生手術を施し、莫大な前金を払う。その対価として、コレッリの描く世界観でもって、人々を信じ込ませ煽動する力を宿す物語を書くことを求める。新しい宗教の創造といえる。預言の書と考えるのもわたしの自由であり、新しい文化の創造と言い換えることもできる。
常に悪を欲して善をなす力の一部であるメフィストフェレス=コレッリがここにいる。そしてわたしは善悪の間に引きさかれた人間状況のシンボルとしてのファウスト=ダビッドを思い浮かべる。死人同然のダビッドにかすかな光がともるラストは少女グレートヒェンの天上の愛によって救われるファウストを重ね合わせる。

誘惑者・コレッリと魂を売るダビッドの白熱した対話は聖書にある「荒野の誘惑」であり、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』にある「大審問官」を髣髴させる。
イエズス会による異端審問が激しいさなかのスペインにイエス・キリストが現れ、大審問官がこのイエスを糾弾するという恐るべき寓話だ。その一節。
大審問官はイエスをこう弾劾する。
「自由の身になった人間は、ひざまずくべき相手を少しでも早く探し出そうと心労するのだ。それもすべての人間がいっせいに膝を折ることができる文句なしの相手だ。………まさしくこの、一緒にひざまずける相手を求めるということが、有史以来、各個人のみならず、人類全体のもっとも大きな苦しみだった。普遍的にひざまずける相手を探そうとして、彼らはたがいに剣で滅ぼしあってきた」
宗教の起源とは?支配・被支配の起源とは?戦争と平和と文化の根源?コレッリは「大審問官」の論理で、これこそが真実だとダビッドを恫喝する。人々を恐怖させひざまずかせて、一切の迷いを持たせぬ物語、これを疑問視する人々を敵とする教義、そして平和の救世主ではないぞ、戦士の救世主を現出させるベストセラーの執筆をダビッドに依頼したのだ。
魂の自由を求めるダビッドは絶対者の君臨を認めない。バルセロナは自治で生きるべきなのだ。この本心を隠して、延命のためにコレッリと契約を結び、コレッリを欺こうとする。堕天使を内にした天使たち、両極に分かれた究極の真理を実践証明しようとして、命がけのゲームが始った。勝者は?敗者は?そしてバルセロナは?

このような思いつきのたわごとを並べたのは読後に残った落ち着きのなさをなんとか宥めたいとの気持ちからなのだが、理屈っぽい作品と誤解されては心外。ゆっくりとした進行で始るが下巻に至れば、真相を探るダビッドの荒業、殺人犯としてダビッドを追う警察、そして予想を超えたハードバイオレンスの連続とページを追ってワクワクする上出来のエンターテインメントに仕上がっている。

それでもどこか合点のいかないところが残るから………
こう解釈しよう。
舞台がバルセロナの「ゴシック地区」だからではなく、この作品は正統のゴシック・ロマンスなのだと。
ところでゴシック・ロマンスとは?
「主としてゴシック風の建物を背景とし超自然的な怪奇を扱い、恐怖感を売物とする一群の小説。ゴシック・ロマンスは背景となる中世風の城、修道院、宗教裁判、牢獄などのゴシック的道具立てにおいて、その推理小説的な筋の展開において。その人物像とくに悪人像において、さらに人物の内面的分裂を分身の形で示す手法において、新しい特質を小説につけ加えている。とくに分身の手法はゴシック・ロマンスが人間の非合理的な内面、心の中の地下風景を探求していることを示している。(平凡社 世界大百科事典より抜粋)」

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2012/08/09 17:52

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