紙の本
インドという国、そして外交というものがよく分かる。
2023/09/01 18:17
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投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドってどんな国なんだと言うことが1冊でよく分かる良書。それだけでなく、西側、東側とカテゴライズして報道される我が国の外交ではない、もう一歩踏み込んだ視座へ誘ってくれる1冊でした。地政学と歴史は、どの国を見るときにも大事なことが改めて分かりました。
紙の本
インドに対するイメージが変わる!
2023/05/29 17:10
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投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までのイメージだけでは、誤解の上塗りになってしまう。
人口が中国を抜いて、世界一になったインドとの付合い方を考える時が来た。
大国志向・自主独立外交・実利重視のリアリズムが、
外交の基本的思考様式であるインドと、どう付き合うかが問題だ!
「ふらつく」インド、
自由民主主義の国なのか?
中国は脅威なのか?
インドと距離を置く選択肢はあるか?
インドをどこまで取り込めるか?
「厄介な国」とどう付き合うか?
今までのインドに対するイメージが少し変わって、クリアーになってきた。
インドのロシア、中国に対する対応が少し理解できた。
電子書籍
分からない国
2023/07/24 14:59
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投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、インドに焦点が当たっていると思います。
この本は、そのインドのことを平易な言葉で分かりやすく教えてくださいます。
しかし、読めば読むほど、インドという国が分からなくなります。
ウクライナ侵攻の現在、ロシアから原油を買いまくっているインドの実態を見ても、大きな疑問を持っていました。
あまり好感を持てる国ではないことが、あらためて分かりました。
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インドって、信用して大丈夫なの?
2023/07/04 21:57
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
インドって、信用して大丈夫なの?中国と何が違うの?という穿った見方を私はしてしまう。まあ。これからの日本は中国ともインドとも少し距離を取りながらも仲良く付き合っていかなければならないのだろうけど
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「人口世界一」「最大の民主主義国」と礼賛されるインドは、なぜロシアと西側を二股にかけるのか? キレイ事抜きの実像に迫る。
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標題にある「未来の大国」候補たるインドについて幅広い観点から書かれている。
インドは日本などと異なりどの国とも同盟関係を結ばないことを国是としている。このあたり日本人には分かりにくい。その上で米、中、ロとの関係を捉えることが必要。日本としてもインドとの関係を強化することが重要だが中、ロとの関係を強く持つこともインド側に取って重要なことなので困難が多い。
広い国土、中国を追い抜いて世界一となった人口、我々日本人が知る言葉「カースト」が生きている国...どう付き合うか難しい。
順調に経済が進展してゆけば日本のGNPを追い抜いて遥かに大きな額となるのは速い。そんな中での日本の立ち位置も難しい。
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インドでは、2014年にモディ政権が発足、多くの外資規制の撤廃や緩和が進み、西側にとって、好ましい国になってきた。それでも、カーストやカシミール問題、ムスリム差別など、人権侵害が横行し、労働や消費に対する価値観の違いがあり、インフラの未整備、宗教、民族、文化の多様性など、他国企業が進出するにあたって、やっかいな問題の多い国である。
また、どの西側の国とも「同盟」を結ばず、一方でG7やクアッドの会合に出たかと思えば、BRICSなどロシアを含む枠組みにもコミットを続ける。
このように民主主義国家とは思えず、どちらを向いているかわからない国を、なぜ、日本をはじめとする西側諸国が重要視し、関係を深めようとするのか、メリットは何か、本当に信用できる国なのかについて専門的立場から分かりやすく解説した本。
インドは、地政学的に見た場合、その海域や港湾は国際通商の要である。また、14億人を超える人口大国である上、若い世代が多い。経済力や軍事力も米中に迫る。西側諸国にとっては、対中戦略上、何より重要な国である。
インドも、経済的に中国に飲み込まれる脅威を感じているが、海洋国家としての警戒感以上に大陸面での安全保障を懸念する。隣国・パキスタン、中国、その向こうにあるロシア、イランなどとの関係が戦略的な重要性を帯びる。アメリカとの接近で中国を刺激することは避けたいし、対中国を考えるとロシアとの友好関係も保ちたい。
インドは古代からプラグマティックな戦略文化に慣れ親しんできた故、多くの方面と接触し、得られる実利を重んじ、いいとこ取りするという分析もされていた。
インドが日本に期待しているのは、経済政策、インフラ支援、債務問題での協力。日本にとっては、脱中国のサプライチェーン構築の意味では、利害が一致する。文化的多様性があり、権限が地域で分散されているインドでいかに利益を上げるか、一筋縄ではいかないが、何らかの形で付き合っていくべき国であると認識した。
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インド人とはどうゆう人々?インドはどうゆう国?という質問は、全く意味が無いことを知った。複雑過ぎてわからない国。経済の成長性や人口構成で取り上げられる事も多いが、ビジネスチャンスがあっても上手くいくには並大抵なことではなさそう。
ちょうどダイキンの大規模工場が南部アンドラプラデシュ州スリシティ工業団地で稼働するそう。
ネットで調べても現地に行かないとわからない事ばかりだと思うが調べて見ようかと思う。
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今の仕事を始めてから、ほぼ毎日マジクソと思う瞬間ばかりだ。
業務はインド案件である。
全然話通じないし、自分の主張を小一時間演説するのに、うんざりする。
まったく引かず、厚かましく、そしてたまに嘘を混ぜてくる。
まともに付き合っていたら脳みそイカれる。
インドでうまくいけば、たいていの海外案件は乗り切れる。
なぜに弊社の海外案件第一号がインドなんだ。。。
と、まじくそインド人の思考を理解するための一助となる入口に良いのが本書である。
南ユーラシアの大国インドに培われた謎の上から目線。
根拠のないのに自信が大きい。
こういう連中が、将来は日本を抜いてGDP世界第三位の大国になっていくのである。
うむ。
なるべく距離を置きたい。
俺じゃない誰かにインドとの付き合いを頑張ってほしいものだ。
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インド出張を前に読んでみたが、仲良くなれると思わない、ビジネスライクで行こうと思えた。
軍事同盟、経済連携協定をどことも結んで無い、とは利己的というか、どの国ともベタベタには仲良くならないという意思を感じる。民主主義の考え方とかも西側諸国とは違うので、同じ価値観とは思わないのが身のためかと。
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世界最大の民主主義国
人権については、脛に傷をもつ=中国に関与を認めない。
ヨガとカレーとガンジーの国。
中国は2036年には世界一のGDPになる予測もあるが、成長鈍化が続くとアメリカを上回ることはないのではないかという見方もある。
インドは人口ボーナスがつづく2040年代まで高成長を維持する。
2027年には日本が追い越される。防衛費は2.5%。今後はアジア太平洋で主要な地位を占める。
インドは世界中の国から言い寄られて戦略的パートナーシップを結んでいる。
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自由民主主義という同じ価値観を共有しているとされるインドの実態は、必ずしもそのイメージ通りではないものの、今後の自由民主主義国家と権威主義国家との熾烈な競争において勝利を納めるためにはインドを味方につける必要があり、日本は他の西側先進国と異なりインドと歴史的に確執が少なく、同じアジアの国として自由民主主義に誘導する役割を果たすことができるとする。
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善悪はさておき、インドに一度はまってしまう(魅力に取り付かれる)と一生抜け出せなくなるのではないか、という感覚をこの本を読んで感じた。
それは自分にとっては中国に対して感じる感覚に何か近いものがあるし、一方アメリカやヨーロッパに対してはこの感覚は感じた事がない。
恐らくアメリカやヨーロッパは此岸と彼岸、という一種ドライな見方をするのに対し、中国(もしかするとインドも)はウェットな見方を拭いきれない所があるからなのだろう。
これからインドに関する文章に触れる時が増えていく気がする。
くまざわ書店阿倍野店にて購入。
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インドは本当に民主主義国家なのか、という問いを説明している本になります。
インドの基本は1つの勢力に100%入れ込まないということで、これはまぁ今の世界の多くの国に共通する考え方ですし、地域大国としてそう簡単には下につかないのも理解できるわけで。正直、全く民主主義的でないというのでなければ、ビジネスライクに敵の敵は味方と思って付き合っていくしかないのでしょうね。