読割 50
電子書籍
天皇の影法師
著者 猪瀬直樹 (著)
大正十五年十二月十五日未明、天皇崩御。その朝、東京日日新聞は新元号は「光文」と報じた……。世紀の誤報事件の顛末。歴代天皇の柩を担いできた八瀬童子とは? 最晩年の森鴎外はな...
天皇の影法師
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
天皇の影法師 (中公文庫)
商品説明
大正十五年十二月十五日未明、天皇崩御。その朝、東京日日新聞は新元号は「光文」と報じた……。世紀の誤報事件の顛末。歴代天皇の柩を担いできた八瀬童子とは? 最晩年の森鴎外はなぜ「元号考」に執念を燃やしたのか? 天皇というシステムに独自の切り口と徹底取材で迫る。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
我が国の天皇という制度に著者独自の切り口で迫った「新元号」に関する一冊です!
2020/09/17 09:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『東京レクイエム』、『今をつかむ仕事』、『東京、ながい夢』、『ふるさとを創った男』、『唱歌誕生』、『欲望のメディア』などの話題作を次々に発表されているノンフィクション作家で、東京都知事も歴任された猪瀬直樹氏の作品です。同書は、大正15年12月15日未明、天皇崩御のその朝、東京日日新聞が新元号は「光文」と報じました。これは世紀の誤報事件で、その顛末を究明した書です。また、歴代天皇の柩を担いできた八瀬童子とはどういう人物だったのでしょうか?最晩年の森鴎外はなぜ「元号考」に執念を燃やしたのでしょうか?天皇というシステムに独自の切り口と徹底取材で迫った画期的な一冊です。
電子書籍
『天皇の影法師』感想
2019/03/09 21:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:扇町みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビでいつだったか八瀬童子のことをやっていたことがあり、非常に興味が湧き、本書のことも知りました。
まるまる一冊八瀬童子のことと思いきや、八瀬童子エピソードの割合はそんなに多くありません。
メインはむしろ昭和になる際にあった元号誤報事件や、元号制定の裏側、終戦時に松江で起きた県庁焼き討ち事件です。
小説と思い込んでいたのですが、ドキュメンタリーでした。
元号に関する報道をする記者の人たちも、元号の制定に携わった人たちも、そして太平洋戦争の敗戦を受け入れられずテロにおよんだ人たちも、八瀬童子の方たちも、天皇本人に会ったわけではありません。
どの人たちも実際の天皇ではなく、影法師のような幻影に翻弄されたのだと思います。天皇個人というよりも、元号も含めた”天皇制”というシステムに翻弄されたと言うべきでしょうか。