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紙の本
日本の近代 1 開国・維新 (中公文庫)
著者 伊藤 隆 (編集委員),猪木 武徳 (編集委員),北岡 伸一 (編集委員),御厨 貴 (編集委員),松本 健一 (著)
ペリー来航に始まる幕末、欧米各国の圧迫と国家の危機を人々は英知と戦略で切り抜ける。日本がアジアで唯一近代化に成功したのはなぜか、近代国家誕生の過程から描く。ダイナミックな...
日本の近代 1 開国・維新 (中公文庫)
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商品説明
ペリー来航に始まる幕末、欧米各国の圧迫と国家の危機を人々は英知と戦略で切り抜ける。日本がアジアで唯一近代化に成功したのはなぜか、近代国家誕生の過程から描く。ダイナミックな視野から活写する、物語としての近代史。【「TRC MARC」の商品解説】
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書店員レビュー
黒船来航による日本の開国は
丸善 丸の内本店さん
黒船来航による日本の開国は、日本の近代化の夜明けであり、現代のグローバリズムへと続く第一歩でした。今日の領土問題や外交問題も、ここから始まったと言えます。
果たして、当時の日本人は国家の危機をどのように切り抜けたのか?松本健一著『日本の近代1 開国・維新』は、単なる開国派vs.攘夷派であるとか幕府vs.反幕府といったステレオタイプの歴史観ではなく、革命的なイデオロギーが、どのように変遷し、継承され結実していったかを見事に描いています。
「夷の術をもって夷を制する」という戦略をたて開国論を説いた佐久間象山。水戸藩の会沢正志斎の『新論』に影響を受け、独自の「国体」論を構想した長州藩の吉田松陰。「富国強兵」策を幕府に申し入れた越前福井藩の橋本左内。『国是三論』で幕藩体制の改革を「一新」ではなく「維新」と説いた横井小楠。
そして、坂本龍馬の『船中八策』と三岡八郎(由利公正)の『五カ条の御誓文』までの道のりを、思想史家である著者が丁寧に解説しています。
ペリー来航の1853年からはじまる「幕末」という歴史は、王政復古の大号令があった1868年までの僅か15年の歴史しかありません。しかし、この短い期間に日本が唯一アジアで近代化への道筋を描くことができたのは、志半ばで命を落とした人たちの思いを受け継ぐ人たちがいたからです。歴史を動かすのは、人の「意志」であることを実感できる一冊です。
評者:丸善 丸の内本店 文庫・新書担当 草なぎ主税
紙の本
中公文庫の大好評シリーズ「日本の近代」の第1巻目です!
2020/08/03 10:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、中公文庫から全8巻シリーズで刊行されている「日本の近代」シリーズの第1巻目です。同書は、ペリー来航に始まる幕末の波瀾を中心に描いています。欧米各国の圧迫と国家の危機を、人々は英知と戦略で切り抜けていきます。日本がアジアで唯一近代化に成功したのはなぜなのか?日本人とは何かを近代国家誕生の過程から描いた歴史教科書の決定版です。同書の内容構成は、「1 ペリー来航」、「2 開国」、「3 攘夷と尊王」、「4 国民国家への道のり」、「5 戊辰の戦乱」、「6 維れ新なり」となっています。