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投稿者:マッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
題材が面白く、初回から中盤までは、真保作品らしく楽しめたが、終盤からエンディングにかけて真保作品としては、ひねりがちょっと足りなかったように感じます。
紙の本
設定は面白いのだが
2019/07/19 14:18
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投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
設定の面白さに「これは誘拐モノの新機軸かも」とわくわく。
しかし、すぐに誘拐風味(?)は薄れ話しは政治状況を巡るあれこれに。
作者はこの「あれこれ」をこそ書きたかったのかも知れないが
余りにもぐたぐたしてしまい、誘拐モノという緊張感が薄い。
筋立てそのものは悪くないと思うが、
ぐたぐた感と誘拐モノとしては無理があり過ぎる真相が残念。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
総理に関する疑惑を糾弾されている代議士。そんな中、3歳の孫娘が誘拐されてしまう。犯人の要求は罪の告白。
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【誘拐事件が発生。要求は「政治家としての罪の自白」】代議士の孫が誘拐された。犯人の要求は「記者会見を開き、政治家としてのすべての罪を自白せよ」。前代未聞の誘拐サスペンスが誕生!
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誘拐事件から政治家の忖度を暴く物語。
与党政治家の宇田清治郎の孫が誘拐され、今までの罪を自白しろと要求される。
国会は、埼玉県の橋建設で総理への忖度があったのではないかと追及され、その渦中に宇田がいた。
孫の命か、政治生命か、天秤にかけつつ、百戦錬磨の政治家との丁丁発止の攻防が繰り広げられる。
はたして犯人の本当の狙いは?
モリカケ問題が題材。
政治色が強くて、それはそれで駆け引きの面白さがあったのですが、肝心の誘拐事件の真相がちょっと納得いかず。
なぜ宇田の息子は、犯人の秘密を知り得たのか、謎。
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劇場型犯罪ミステリー。
一つ一つの構成パーツは見たり聞いたりしたことがあるような感じだが、一つのタイムリミット政治サスペンス、誘拐ミステリーとして完成させているのは、さすがだと思います。
物語の主な視点は誘拐された幼女の叔父と刑事の二人からで、謎解きのアプローチが異なりながらも推察力の強さが真相を引き当てていきます。
事件を通じての急成長具合から主人公は叔父の方だと思います。
ラストがハッピーエンドだったので、子を持つ親としてはホッとしました。
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ハラハラさせらせる展開。最後まで犯人がわからないストーリーも良い。ただ、犯人が読者の誰も予想できない人だったことが残念。推理のしようがない。主人公が活躍する続編があれば是非読みたい。
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衆議院議員の大物宇田の孫が誘拐された。犯人の要求は「記者会見し、自分の罪を告白しろ」というもの。建設関係で埼玉に色々利権をもたらしているので叩けばホコリの出る身。犯人を捜す刑事と、議員の息子で、秘書の視線で事件を追う。
真保裕一は、だいぶご無沙汰だった。初期の二字熟語タイトルの頃は楽しんで読んでいたけれど、いつからかあまり好みではなくなってしまっていた。
これは、なかなか面白かった。犯人はなぜこんな要求をするのか?それに対して議員側はどう対応するのか?どう捜査するのか?その過程がスリリングな上に、ラストに大きなどんでん返しが待っていた。事件の真相よりもそっちの方が良かったかも知れない。
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孫を誘拐され、犯人から罪を自白するよう強要された代議士。しかしその告白には彼自身だけでなく、総理にまで影響を及ぼすほどの重大性が。そこから始まる、被害者家族と犯人……ではなく、被害者家族と政治家たちの戦いを描くサスペンス。
とにかく政治家って汚いなあ、という印象。もちろんそればっかりでもないのだろうけれど、人命がかかってても保身を第一に考えるのか、ってのにイライラします。でもこの疑惑の数々って、現実にもありそうなんですよねえ。というより、実際よく似た話を聞いた気も。ううむ、本当に政治家ってこんなんなのか?
しかし。事件の真相はかなり意外なところから出てきたなあ、と。これを突き止めた彼は凄い! 思いもよらなかったなあ。
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代議士の孫が誘拐される。犯人から、身代金ではなく罪を告白しろと要求される。罪を告白するのか、その時総理はどう動くのか、政治的な駆け引き、そして、孫は無事に戻るのか。代議士の次男の晄司が奮闘する。
保身のために動く人たち、政治家の皆さんを面白く書いていましたね。終わりの方で、晄司が大きく成長したのねと、誘拐のことまで解決してしまうなんて少々描きすぎな感じがしますが。私的にはもう少し内容にググッとくるものがあったらなあと、あんまり印象的なことはなかったので。
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テレビドラマ的。
モリカケ問題のような話で膨らませておいてからの、意外なところから犯人登場。
ミステリよりも政治のパワーゲームにフォーカスした作品といえるかもしれない。
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孫が誘拐された!!!
そして要求されたのが、罪の自白。何を自白させたいのか、どういう目的があるのか。
身内も気になるが自分の身の振り方も気になる。
時間制限がありどうしようか、と悩むのはこっちもハラハラするもんだ。
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7月-7。3.0点。
政治家の孫が、誘拐される。身代金ではなく、「記者会見で罪を自白しろ」との要求。3歳の孫は助かるのか。
誘拐事件の捜査と言うよりは、政治上の争いが主眼。駆け引きばかりで読むのに時間がかかる。
ラストの会見だけは、目的に「おー」と思った。
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女児誘拐事件が発生,犯人の要求は有力政治家である祖父の汚職告白であった…。息詰まる警察の捜査,めまぐるしい政治的駆け引きの末,明らかになた真実は…。女児誘拐という凶悪犯罪,総理まで引っ張り出し政治がらみかと思わせる大がかりな舞台の割には冗長な展開とあっけない結末に肩すかし。
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変わり種の誘拐ミステリ。冒頭に登場する犯人はその後終盤まで姿を現さず、誘拐ミステリの読みどころであるはずの身代金の受け渡しもない。宇田の自白を待つだけの犯人の意図はどこにあるのか、という謎で展開していく。
自白するべき罪が何の件を指すのかわからないため、宇田家、警察、それぞれが様々な憶測をめぐらすことになる。そこへ、疑惑の官邸と政治家たちが織りなす虚々実々の駆け引きが絡み、社会派サスペンスとして厚みのあるストーリーが描かれるのだが、若干くどさが勝っているのでエンタメ色が濃い。久々の真保作品なのだが、以前はこんなに湿っぽいドラマじゃなかったように記憶してるので、そのギャップに苦労したかも。
異色の誘拐ミステリながら、終盤でミステリとしてしっかりオチをつけてくるのは巧いと思う。映像化向きの話ですねー。