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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/02/21
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:19cm/199p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-391502-9
紙の本
きみだからさびしい
著者 大前 粟生 (著)
圭吾が想いを告げたあやめは、複数の人とオープンな恋愛関係を持つポリアモリーだった。あやめのことは丸ごと受け入れたい圭吾だったが…。恋の切なさと喜びを凄まじい解像度で描く、...
きみだからさびしい
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商品説明
圭吾が想いを告げたあやめは、複数の人とオープンな恋愛関係を持つポリアモリーだった。あやめのことは丸ごと受け入れたい圭吾だったが…。恋の切なさと喜びを凄まじい解像度で描く、新世代の恋愛小説。【「TRC MARC」の商品解説】
町枝圭吾、24歳。京都市内の観光ホテルで働いている。
圭吾は、恋愛をすることが怖い。自分の男性性が、相手を傷つけてしまうのではないかと思うから。
けれど、ある日突然出会ってしまった。あやめさんという、大好きな人に――。
圭吾は、あやめさんが所属する「お片付けサークル」に入ることに。他人の家を訪れ、思い出の品をせっせと片付ける。意味はわからないけれど、彼女が楽しそうだから、それでいい。
意を決した圭吾の告白に、あやめさんはこう言った。
「わたし、ポリアモリーなんだけど、それでもいい?」
ポリアモリーとは、双方公認で複数のパートナーと関係を持つライフスタイルのこと。
あやめさんにはもう一人恋愛相手がいるらしい。“性の多様性”は大事なのはわかるし、あやめさんのことは丸ごと受け入れたい……けれど、このどうしようもない嫉妬の感情は、どうしたらよいのだろう?
勤務先はコロナ禍の影響で倒産。お片付けサークルも、“ソーシャルディスタンス”の名のもと解散になった。
圭吾はゴミが溢れかえる部屋の中で、一日中、あやめさんに溺れる日々を始めるのだった――。
いま最も旬な作家との呼び声も高い大前さん。男らしさ・女らしさの圧に悩む大学生を描いた『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』は各所から絶賛され、大きな話題に。笑いの暴力性に切り込んだ『おもろい以外いらんねん』は、アメトーーク!読書芸人回でも紹介されました。ananの「いまどき男子」特集では、若者文学の担い手として紹介されています。
本作はジェンダー文学として「アップデートされた価値観」を提示する作品でありながら、恋の切なさと喜びを凄まじい解像度で描いた、剛速球の恋愛小説でもあります。【商品解説】
著者紹介
大前 粟生
- 略歴
- 〈大前粟生〉1992年兵庫県生まれ。小説家。著書に「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」「おもろい以外いらんねん」「岩とからあげをまちがえる」など。
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書店員レビュー
対等な恋愛とは
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
町枝圭吾は京都市内の観光ホテルで働く24歳。体は大きいのに覇気がなく、そのせいで「おばけかと思った」なんて言われてしまうことも。
そんな圭吾には好きな人がいる。二条城のランニングコースで出会った、あやめだ。
ある日、圭吾が思いを伝えるとあやめは「私、ポリアモリーなんだけど、それでもいい?」と言った。ポリアモリーとは、複数の人と関係を持つ恋愛スタイルのこと。あやめには、既に恋人がいた。
誰をどんな風に好きになろうとその人の自由だ。それでも対等な恋愛がしたいと願う圭吾。「好き」ならその人の全てを受け入れられるはずなのに…
恋愛の多様性が叫ばれ、恋をするのも不自由な現代。誰かを好きになることはつらくて苦しくてさびしい。それでも、きみがいるから世界はこんなにもまぶしい。この痛みも喜びも全部きみだからなんだ。この小説を読むと、どんな「好き」もキラキラと輝いていることに気づかされる。どんなときもこうやって大切な人と向き合える。だからきっと私たちは幸せだ。
紙の本
おもしろい
2022/04/06 07:18
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もり - この投稿者のレビュー一覧を見る
心に残る。内容はもちろんのこと、最後の締め方が秀逸。これは絶対読んだほうがいい。タイトルできれいだなと思った人はぜひ読んでください。
紙の本
さまざまな恋愛観
2023/04/23 03:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
特に、ポリアモリー。恋人同士が、双方公認で複数のパートナーと関係を持つこと、ということが、ポリアモリーという呼び名があることを知りました。ポリアモリー以外にも、ゲイの人などなどさまざまな恋愛観の人が登場。
紙の本
きみだからさびしい
2022/03/31 15:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かお - この投稿者のレビュー一覧を見る
同性愛や、不倫といった様々な恋の形が描かれており、主人公がその関係性について考えていくのを通し恋愛って何だろうと私自身も考えさせられました。好きだから相手に価値観を合わせないとと思うことも、その人がそれで良いと思えるのなら、全てが正しい恋愛と思わされました。