カリキュラムと目的 学校教育を考える

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、学校教育とカリキュラムについて書かれた教員志望の学生や院生向けのテキストとして編集されています。我が国では、従来より文科省が教育課程（カリキュラム）について決定権をもってきたので、あまり一般の人々がカリキュラムについて考察することはなく、それゆえ、ほとんどカリキュラムについての和書というのは見られませんでした。もちろん、本書はアメリカで出版された書ですが、カリキュラムということに焦点を当て、非常に詳細に、かつ分かりやすく包括的に情報がまとめられています。そして、読者が本書を読み進めていくうちに、自らカリキュラムや学校教育について考え、そこに内在する問題を明らかにし、解決策を見出していくという問題解決型の手法を取り入れている点は、大きな特徴と言えるでしょう。ぜひとも、一度、読んでみてください。