紙の本
お金ってやっぱ道具じゃん!と思えたときに、ヒトはそこから自由になる
2020/12/23 22:21
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はお金を語った本ですが、お金を貯めたり増やしたり、管理をしたりという実際的なことは皆無。しかし、冒頭に描かれているピカソの鮮やかな生き方の事例に興味津々となれる読者は多いのではないかと思います。
たとえば、ピカソの絵はなぜ高いのか? なぜピカソは小切手を使ったのか? ピカソはなぜ、ワインのラベルをタダで描いたのか? ピカソの名前はなぜ長いのか?
その理由が、ピカソの卓越したお金への理解力によるものと知れば、こまごました話はさておいて、とにかく本書の先へ先へと、読み進みたくなる。読了後には、既存の貨幣論や経済論を読むのでは得られない、新しい地平が見えてくるような気がします。
紙の本
「お金」を知ることで、人生の豊かさが変わります!
2018/06/20 09:25
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「お金」についてもっと知ることで、私たちの人生を豊かにすることができることを教えてくれる書です。現代のグローバル社会の中で生きている私たちは常に不安を抱えて生きています。というのも、あまりにも変化が激し過ぎて、先が見通せないからです。特に、金融関係の変化は急激です。お金についてよく知ることで、私たちの仕事に対する姿勢、人との付き合い方、さらには人生の過ごし方が変わってくると筆者は言います。エッセイ風につづられたとても読み易いビジネス書です。
電子書籍
ゴッホとピカソの名を借りる割に。
2016/06/23 18:28
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投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴッホとピカソには全然触れていないので期待はずれの一言。内容自体も説明が冗長なので、このキャッチーさに騙されて買うと後悔することになる。同じ「お金の正体は」系の本を買うなら池上彰や竹中平蔵なんかの方が良い。
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モノの価値について深く考えさせられる。資本主義経済は終わり信用主義経済が始まっていると肌で私も感じています。本当に共感する部分が多く、
心が突き動かされた。全ての価値がお金に変換されているが、そもそもお金が重要なのではなく、価値を生み出せる人が重要である。
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ピカソは、自分の名声をいかに上げるのか、のみならず、それをどうやって、より多くのお金に換えるか、という点についても熟知していたのだろう。これは現代の金融でいえば、信用創造、“キャピタライズ”の考え方である。
この本は、お金をめぐる僕の思索と実践、それからお金の歴史と進化を踏まえて、これからの時代を幸せで自由に生きる方法を伝えたいと願い、書いたものだ。
「世の中で一番うまい飯は、結局のところ、仕事の後のビックマックだよ」
人びとの不安と欲望でお金は育つ
欲望は海水を飲むことと似ている
「世の中には、2通りの生き方がある。ひとつはリスクを取る生き方、もうひとつは、人に従う生き方だ。私はリスクを取る生き方をしてきた」
僕はいわゆるオタク気質で、人とのコミュニケーションが得意なタイプではない。しかし、このときばかりは、最初の会社で得た親友をはじめひとりひとり、これはという友人・知人を口説き落とし、少しずつ仲間を増やし、協力しながら事業をつくり上げていった。
もし、世界に価値を産み出したいなら、価値をお金に換える「バリューtoマネーの世界」で生きていきたいなら、何よりもまずは“好き”を追求しよう。やりたいことがみつからないなら、やるべきことをやろう。
「大事なことは、やりたい仕事と信用だ」
現代人が真に恐れていることは、飢えることではない。存在意義(アイデンティティ)を失うことだ。
いかにみずからが価値を産み出すかを考えて、実行し続けること
偉大なアイデアを実現する手段のひとつとしてお金を位置づけたなら、きっとそのお金は創造につながるものになるだろう。
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貨幣とは、資本とは、そして「信用」とは? 資本主義の荒波に揉まれ翻弄されてきた若き起業家による新しいけどわかりやすい未来の資本主義論。
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なぜゴッホは金持ちで、ピカソは金持ちであったか、この辺の説明はあまりない。
この内容に関連させて、主に作者のお金の考え方が記されている。
ちなみに、ゴッホがお金について本質を見極め、活用するセンスがあったからということにまとめられる。
この本では、金融の世界に携わってきた作者ならではのお金の価値観が書かれている。シロートの私では、残念ながら1回では深くは理解できなかった。最終的には信用が重要ってことはわかったが。
その中で、世界3層構造、国家、企業、個人間の紐帯とに例えている。
企業が国家から飛び立とうとしていること、SNSが個人間を強固にし国家に相当するものを作り上げるという考えは新鮮で勉強になった。
また、日本人がゴッホに近く、お金に対して無知であることに警鐘を鳴らしている。
お金の5つのステップ、使う、ためる、稼ぐ、殖やす、流すのうち、後者二つができていない。
全体的に新たな視点からの考え方で面白かった。
その他、メモ。
・「心を満たすお金」だけでなく「心をコントロールする意思」との両方がそろって初めて、人は幸せになる。
・金融は数融になる
・世界GDPのトップ100のうち4割以上が企業が占める。ポイントカードは企業通貨である。
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たまにはビジネス本も読もうと本屋でウロウロしてたら、偶然目に入った一冊。まずタイトルが秀逸。表紙だけでやられた感じ。中身もクレジット(信用)のこと、国家資本主義から信用主義社会へ今変わろうとしていることなどわかりやすく説明してくれてる。現状に悩むサラリーマンにとって参考になるのでは。。
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お金は、非常に強力で大事なものであるが、絶対的なものではない。
お金は、人と人とがコミュニケーションする手段の一つである。
しかし、それが"数字"という世界中すべての人が理解可能なメディアであるがゆえに、きわめて強力な存在であるに過ぎない。
お金が絶対的な存在でなく、数あるメディアの一つだからこそ、他のメディア、たとえば、言語や宗教、ボディランゲージ、時には笑顔ひとつすら、お金の代わりになるのである。
タイトルにこそ、ピカソやゴッホといった名前が出てきますが、彼ら芸術家に関する本ではなく、本の主題は「お金」。
今までのお金の捉え方について、そしてこれからの未来のお金のあり方について考えさせられます。
特に個人の信用力がより重要になっていくという考え方には非常に共感。
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ごく読みやすい本で、ネットの言説ではよく見かける点も多いところもあるんだけど、たまに驚くべき考察と、エッジの効いた言葉がある。
一言で言うならば資産運用本であるがその資産はmoneyでなく「信用」と「価値」の運用本といったところだろうか。。
「信用」は一気にレバリッジをかけるわけにもいかず、コツコツと積んでいくしかないものだ。失敗は生きている以上避けられないが、人間性の失敗については取り返しがつかない。そんな事も考えた。
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題名と冒頭の部分は、興味をひかれて読んだいった。
しかし、後半になるとよく見る自己啓発本に感じてしまった、、、、
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お金について説明し、お金が今後のどの様に人、組織に影響するかを記載した一冊です。その影響によって「情けは人のためにならず」他人にしたことが自分に返ってくることをシステム的に説明しています。
クロスオーバー:東進ハイスクールの林修著「いつやるか?今でしょ!」で長銀(日本長期信用銀行)に勤めていました。
「勘」で辞めたとあります。
本書ではこの長銀の買収劇が書かれております。
ウィキペディアでは具体的な金額までは書かれておりません。
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「カネは怠惰の原因であり、搾取の結果である」「カネは可能性の原因であり、貢献の結果である」という著者の父の言葉や、仕事をしないサラリーマンは会社から給料というの名の生活保護費をもらってるだけとか、面白い言葉が並んでいるが、カネについて結構マジメに考察・分析している真摯な本だと思う。図表もわかりやすい。カネがカネを生むマネーゲームの無意味さはピラミッド構造からはみ出しているという説明により明解になっている。
著者の考える「カネのない世界」は夢みたいな話かもしれないが、今後いろんなモノが余りまくって、ネットが発達していけば、価値や信用に基づく物々交換やサービス交換というのはある程度は実現可能な世界であるとは思う。納税もないしマネー経済は縮小するんだろうが、だからと言ってそれが不幸な世界というわけでもないだろうし。
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自分にとって価値とは何か。お金はその中でどこにいるのか、それを理解しろ、著者のいいたいことは、その一点、だと思う。著者にとっては、お金は何かを埋めるパテであると。
タイトルはピカソとゴッホだけど、どちらも、特にゴッホはほとんど出てこない。ピカソがどのように価値を最大化するために努力したか、という話はちょっと出ているが…。ようするにタイトルはパテやな(違うか)。じゃあタイトルに騙されたかというと、そうではなくて、価値の捉え方次第でアップもダウンもあるでよ、という話。冒頭のピカソの話だけでいいかな、僕ぁ…。
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著者も書いているけど、
これは「生き方」の本だな。
中にあるGiftは
http://gift2friends.com/
web上の地域流通通貨システムみたいだ。
一人ひとりが生き方を変えれば、社会が変わる!
狭いエゴを満足させる単なる「ビジネス本」に留まらない良書。