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紙の本
謎解き聖書物語 (ちくまプリマー新書)
著者 長谷川修一 (著)
アダムとイブ、ノアの方舟、バベルの塔…。旧約聖書の有名な物語は史実なのか、それともフィクションなのか? 最新の考古学的知見を用いながら、ひとつひとつ明らかにする。旧約聖書...
謎解き聖書物語 (ちくまプリマー新書)
謎解き 聖書物語
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商品説明
アダムとイブ、ノアの方舟、バベルの塔…。旧約聖書の有名な物語は史実なのか、それともフィクションなのか? 最新の考古学的知見を用いながら、ひとつひとつ明らかにする。旧約聖書の物語が楽しく学べる一冊。【「TRC MARC」の商品解説】
旧約聖書につづられた物語は史実なのか、それともフィクションなのか? 最新の考古学的研究をもとに謎に迫りながら、流れを一望できる聖書入門の決定版。【商品解説】
旧約聖書につづられた物語は史実なのか、フィクションなのか? 最新の考古学的研究をもとに謎に迫り、聖書の全容を楽しく学ぶ。【本の内容】
目次
- プロローグ
- 『旧約聖書』という呼び名/『旧約聖書』と歴史/『旧約聖書』の謎解き
- 第1章 アダムとイブ−人類誕生の謎
- ミトコンドリア・イブ/選集としての『旧約聖書』/世界のはじまりを語る「創世記」/「創世記」のあらすじ/人間の創造/なぜ人は土でつくられたのか/「アダム=人」のことば遊び/なぜ人間が生みだされたのか/地をしたがわせる人間/土に仕える人間/仕える支配者/古代における自然破壊/女性の創造/これこそ私の骨の骨/父母をすてる/書物の価値/羊皮紙に書かれた『旧約聖書』/バビロニア捕囚/アイデンティティを保つ/創造物語成立のきっかけ/なぜふたつの伝承がのこされているのか/なぜふたつの伝承を融合させなかったのか/人間にとって自由とはなにか/死をもたらす樹の真相とは/イブの名前に秘められたメッセージ/多様なものの見方
- コラム 『旧約聖書』の内容
- 第2章 ノアの方舟−試行錯誤する神
- 神は悪を許しているのか/義人ノア/洪水の計画/方舟にこめられたメッセージ/世界のリセット/失敗をくりかえす神/二度と地を滅ぼさない/神の祝福と虹の契約/二つの資料/洪水物語の発見/『アトラ・ハシース』/シュメール語の洪水物語/『ギルガメシュ叙事詩』/似ていることの意味/洪水は実際にあったか/古代西アジアの人生観
- コラム 『旧約聖書』の構成
- 第3章 バベルの塔−文明へのまなざし
- 摩天楼/象徴としての摩天楼/「バベルの塔の物語」/人びとはどこからきたのか/レンガとアスファルト/「いただきが天にとどく塔」/「全地のおもてにちらされる」/ひとつの言語/おそれる神/「われら」とはだれか/「さあ、われらはくだり」/「その名をバベルと呼んだ」/ジックラト/国際色ゆたかな建設事業/文明に対する批判
著者紹介
長谷川修一
- 略歴
- 〈長谷川修一〉1971年生まれ。テル・アビブ大学大学院ユダヤ史学科博士課程修了。立教大学文学部准教授。専門はオリエント史、旧約学、西アジア考古学。著書に「旧約聖書の謎」「聖書考古学」など。
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タイトルはややミスリード?
2020/09/22 19:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:有理 - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎解き聖書物語というタイトルから、子どもの頃に読んだ子ども向けの聖書の内容を、旧約、新約通して、大人向けにアップデートしてくれる内容だと、勝手に想像しておりました。もちろんそんなことはなく、もっと学術的な内容です。
内容は旧約聖書のみ。取り上げる題材も限定されているので、聖書ってどんなお話だったっけ?を知りたい方には向きません。
しかし、旧約聖書が成立した頃の国際情勢や、地理、ユダヤ人の置かれていた立場など、いろいろな角度からときには著者の推測も交えて、宗教色を排した説明がなされるのが、興味深く、とても読みやすい本でした。時には史学、時には文学の解説を読んでいるような気分になりました。
紙の本
旧約学と西アジア考古学の観点から旧約聖書を解説してくれる本です
2019/05/29 08:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『謎解き聖書物語』というタイトルだが、扱われているのは旧約聖書の話。(欧米では旧約聖書でなくヘブライ語聖書という呼び方が定着してきたと本書のコラムにある)
「アダム」の本来の意味、「バベル」は言葉遊びといった話、バベルの話が書かれた理由、たびたび神が「われら」と複数形で出てくる理由、出エジプト伝承と北イスラエル王国と南ユダ王国の関係、旧約聖書内の数々の矛盾に対する説明など興味深かった。「石のかわりにレンガが、モルタルのかわりにアスファルトがあった」という普通なら読み流しそうな聖書の一部を西アジア考古学の立場から読み解くところも面白い!
この著者の著作を読むのは三冊目でどれも興味深かったが、最初に読むなら読みやすい本書がいいかもしれない。