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紙の本
ある若き死刑囚の生涯 (ちくまプリマー新書)
著者 加賀乙彦 (著)
罪を見つめ、罪を引き受けるとはどういうことか。死を受け入れ、乗り越えて生きることは可能か。1968年の横須賀線爆破事件の犯人である死刑囚と親密な交流をもった作家が、豊富な...
ある若き死刑囚の生涯 (ちくまプリマー新書)
ある若き死刑囚の生涯
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商品説明
罪を見つめ、罪を引き受けるとはどういうことか。死を受け入れ、乗り越えて生きることは可能か。1968年の横須賀線爆破事件の犯人である死刑囚と親密な交流をもった作家が、豊富な資料をもとにその姿を描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
キリスト者として、歌人として、生と死に向き合った死刑囚・1968年の横須賀線爆破事件の犯人純多摩良樹の後半生の壮絶な生き様を豊富な資料を元に描く。【商品解説】
目次
- 1 横須賀線爆破事件
- 2 罪と罰
- 3 刑場と獄窓
- 4 文鳥
- 5 歌人という希望
- 6 洗礼
- 7 神よ憐れみたまえ
- 8 惑乱の日々
- 9 天国と地獄
- あとがき
著者紹介
加賀乙彦
- 略歴
- 〈加賀乙彦〉1929年東京生まれ。東京大学医学部卒業。小説家・精神科医。日本芸術院会員、文化功労者。著書に「死刑囚の記録」「悪魔のささやき」など。
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紙の本
文学は精神の安定に寄与する
2020/11/21 15:21
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投稿者:せきた - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公 純多摩が死刑執行を待つ間、思索の表現になり得たのは短歌だった。歌を詠むことは、自分の思考を言語化できた喜びなのだ。そして、先人の歌を味わうことは、他者への共感に努めることなのだ。これらは、精神を正常に保つ手段になる。
純多摩は死ぬ間際に、信仰を経て、人と人の間で生かされる人間らしい生き方に到達したのではないか。