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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/11/04
- 出版社: CCCメディアハウス
- サイズ:19cm/198p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-484-20231-0
読割 50
紙の本
どんじり医
著者 松永正訓 (著)
神童と言われた兄ではなく、文学少年だったぼくが、なぜか医師を目指す。解剖実習、外科手術、患者の死。つらいこともたくさん、でも医者になってよかった−。小児外科医の著者が、自...
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商品説明
神童と言われた兄ではなく、文学少年だったぼくが、なぜか医師を目指す。解剖実習、外科手術、患者の死。つらいこともたくさん、でも医者になってよかった−。小児外科医の著者が、自分の若かった頃を振り返る。【「TRC MARC」の商品解説】
解剖実習、外科手術、患者の死。
つらいこともたくさん、でも医者になってよかった。
「小学館ノンフィクション大賞」受賞医師の青春。
神童と言われ、両親に期待された兄は医師を目指さなかった。なぜか凡庸な文学少年だったぼくが医師を志すことになった。才能がない分、必死で学び、医学生になり、研修医となった。はじめての解剖では人の多様性を身をもって知った。入念な予習で挑んだはじめての手術は、予習のようにわかりやすいものではなかった。病院という場でかかわるすべての人たちがぼくを医師にしてくれた。若い小児科医の成長を心あたたまるユーモアとヒューマニズムで書くエッセイ。
“こうした解剖学的な変異(バリエーション)を破格と言う。人間の体の中は、破格の連続だった。ぼくは人体が教科書通りでないことに何かほっとした気持ちになった。考えてみれば、目の前のご遺体にも何十年に及ぶ豊かな人生があったはずである。そして何かの事情や決意で自分の体を医学教育に役立てようと献体したのだ。人間の人生には一人ひとり個性とかバリエーションがある。だったら、体の中にだって破格があった方が人間くさくていいじゃないか。(本文より)”【商品解説】
目次
- ■プロローグ
- ■ステップ1 医学生の青春
- 文学少年、医者を目指す/人並みのぼくの一浪(ヒトナミ)ライフ/教養なき一般教養生/解剖実習の洗礼/勉強とラグビーと
- ■ステップ2 どんじりの進路
- 精神科のカルテ/小児外科のアカオニ/卒業試験で、まさかの……
- ■ステップ3 新人医のカルテ
- 小児外科医、はじめの一歩/眠い、でも患者さんがいる/ごめん。何もしてあげられなかった/はじめての手術/研修医の夜/麻酔がくれた自信
- ■ステップ4 医者になってよかった
- 小児がんの研究ができる!/研究か、臨床か?/どんじり、国際学会へ
- ■エピローグ
著者紹介
松永正訓
- 略歴
- 〈松永正訓〉1961年東京都生まれ。千葉大学医学部卒業。小児外科医。松永クリニック小児科・小児外科院長。「運命の子」で小学館ノンフィクション大賞を受賞。ほかの著書に「いのちは輝く」など。
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医者という仕事を見直しました
2021/02/07 13:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
医者になる事は大変なんだと少しだけ分かりました。
大学に入るのは大変だと知っていましたが、解剖、その後の各学科の実習を得て、やっと学科を選べスタート地点に立つことが出来る。
何事も日々の努力の積み重ねが無ければ一人前にはなれないけれど、医者は患者を診る力、医学への探究心、人間力などが求められる。
松永医師の医者としての情熱と直向きさが読んでいて感じられました。どんな世界でも一人で出来る事には限界があるけれど、その人に影響を受け、その人から学んだ人達が、さらに沢山の人達に影響を与えられたら大きな力になるよね。
そんな世界が広げられたらいい。