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商品説明
遣唐使はさまざまな文物とともに、大量の毒と薬を日本にもたらした。それが権力闘争に利用されていたとしたら…。毒と権力に翻弄され、騒乱相次ぐ天平時代を、「毒薬博士」が独自の視点で喝破する。【「TRC MARC」の商品解説】
遣唐使はさまざまな文物とともに大量の「毒と薬」を日本にもたらした。それが藤原氏と天皇家の権力闘争に利用されていたとしたら……。薬物の専門家が複雑にからみあう時代と人間像を丹念に掘り起こし推理する。【商品解説】
著者紹介
船山 信次
- 略歴
- 〈船山信次〉1951年仙台市生まれ。東北大学大学院薬学研究科博士課程修了。日本薬科大学特任教授。薬剤師・薬学博士。著書に「毒と薬の文化史」など。
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紙の本
事実は小説より奇だったのか?
2023/07/08 00:37
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投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
正倉院の宝物が現代に残っていること自体が奇跡的なのだと考えるとすれば、「竹取物語」が虫食い状態であっても現代に伝わっていることも奇跡なのだろうと思う。
だとすれば、そこに様々な推論が出てくるとしても、当然と言えば当然なのだろう。
などと、興味津々で読んだ。
「竹取物語」との関連は、推論の域ではあるとしても、実際に残されている物は有るので、使用履歴の検証過程の考えの一つではないかと思う。
本当なら、その時代に有ったことが如実に正確にきちんと伝えられていれば、こんな曖昧な話にはならないのだが、つい現代の数十年の内においてさえ、本来残されてしかるべき文書等が散逸しているのだから、一千年以上昔のことなら様々な推論が出たところでおかしくないのだろう。
事実がどうであったかは、最早半ば想像の域でしかないのだろうかと思いつつ、毒物は洋の東西を問わず、利用されてきたのだろうな?等想像を逞しゅうした。