「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
文学におけるマニエリスム 言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術 (平凡社ライブラリー)
美術史の局所から解放された概念「マニエリスム」の文学における展開の諸相と本体とを、厖大な事例を引証してとらえる圧倒的な書物。「迷宮としての世界」姉妹編。〔「文学におけるマ...
文学におけるマニエリスム 言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術 (平凡社ライブラリー)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
美術史の局所から解放された概念「マニエリスム」の文学における展開の諸相と本体とを、厖大な事例を引証してとらえる圧倒的な書物。「迷宮としての世界」姉妹編。〔「文学におけるマニエリスム 1・2」(現代思潮社 1971年刊)の合本〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
グスタフ・ルネ・ホッケ
- 略歴
- 〈グスタフ・ルネ・ホッケ〉1908〜85年。ドイツの文筆家、文化史家。著書に「迷宮としての世界」「絶望と確信」「マグナ・グラエキア」など。
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
姉妹編にして第一部にあたる、『迷宮としての世界』は、この平凡社ライブラリー版に先立ち、岩波文庫から復刊されたそうですが、2022年現在、新刊での入手は困難。 そちらは未読。
2024/02/12 06:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本来翻訳不可能な、言葉遊びを大量に取り扱い(原著にも翻訳不能注意が入る引用あり)、膨大な資料を縦横に捜査しての大著。
そういった事情もあり、この日本語版の翻訳は、不可能なことへの挑戦みたいになっている。
注も膨大ですが、日本語で読めるものは少ないようです。
内容については、副題が言い表しており、最初の方に出てくる、MとWの話さえ飲み込んでおけば、それを導き糸に膨大な情報を理解はできずとも、ついてはいける。(はず。)
機械仕掛けの迷宮に命を吹き込み、神秘の絡繰で紛い物の血を流す、稀代な怪物にして、舞台装置たるマニエリスム。
手法のための組み立てか、考え抜いた冗談か、悪戯に細かな細工を施したこの本は、ちょっと読んだくらいでは消化できない。
ゆえに無数の読書を引き起こす。