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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2011.4
- 出版社: 法政大学出版局
- サイズ:20cm/517,5p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-588-09936-6
- 国内送料無料
紙の本
象徴の理論 新装版 (叢書・ウニベルシタス)
著者 ツヴェタン・トドロフ (著),及川 馥 (訳),一之瀬 正興 (訳)
アリストテレスからヤコブソンにいたる西欧の記号学の系譜を独自の視点から再検討。詩学、美学、修辞学、言語学など個々の領域で展開されてきた「象徴体系論」の成果を総合し、新たな...
象徴の理論 新装版 (叢書・ウニベルシタス)
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商品説明
アリストテレスからヤコブソンにいたる西欧の記号学の系譜を独自の視点から再検討。詩学、美学、修辞学、言語学など個々の領域で展開されてきた「象徴体系論」の成果を総合し、新たな言語活動の象徴学を構築する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ツヴェタン・トドロフ
- 略歴
- 〈ツヴェタン・トドロフ〉1939年ブルガリア生まれ。フランスに帰化。構造主義的文学批評の先駆をなし、記号学的見地から〈他者〉の問題に関心を深め、「われわれと他者」等を刊行。「歴史のモラル」でルソー賞受賞。
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旧版の感想です。
2022/07/23 16:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
修辞学の終わりから美学の誕生とその解体、そこから言語学のその先を考えていく。
随分前に、九大の(院生?)人に、美学って何と質問して、説明されてもよくわからなかったけど、少しだけわかったような気がする。
本書は、翻訳者の判断で訳注が少なめなので、こちらが知らないことについて話が進むとちょっと置いてけぼりを食らってしまうが、フロイトやカントくらい読んどけってことでしょう。
一応の結論的な文章、474ページあたりが、次のステップへの言葉で、そこを読んでから、全体を読むのがいいかもしれない。
唯一的な古典主義と、ロマン主義の無限の間(これは本当に狭間であるのか?)に存在する多様性が、象徴と結びつく。
付記は独立した文章として読めますし、本筋に組み込むことは難しかったでしょう。
後半ちょっと駆け足な気もするが、これは書き手と扱われる題材との、時間的なものも含め距離が近いことによると思われる。
終焉を迎えた修辞学と異なり、今もなお変化を続ける生々しい動きなのだろう。
こちらの知識不足もあり一度読んだだけで、あれこれ感想を書くことは難しい。
妙真珠網のように相互に照らしあうネットワークは、インターネットの理想に似たものだろうが、それが象徴というものに似ているように思う。
このことは占いに関わる、どうとでも取れることや、物語とも関連するが、人間の認識から、象徴を取り除くことは無理があるでしょう。