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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/04/02
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/330,40p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-08788-5
- 国内送料無料
紙の本
心理学の7つの大罪 真の科学であるために私たちがすべきこと
顕著な有意差のある研究結果への偏重、実験データの私物化、不正行為への脆さ…。イギリスの心理学者が、自らの研究者生活を通じて見えてきた、心理学の研究文化に根づく「7つの大罪...
心理学の7つの大罪 真の科学であるために私たちがすべきこと
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商品説明
顕著な有意差のある研究結果への偏重、実験データの私物化、不正行為への脆さ…。イギリスの心理学者が、自らの研究者生活を通じて見えてきた、心理学の研究文化に根づく「7つの大罪」を暴き、心理学のあるべき未来を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
「もしもいま私たちが警告の印を無視してしまったなら、100年以内に、あるいはもっと早く、心理学は古臭い学問趣味の一つと見なされることになるかもしれない。ちょうど私たちがいま錬金術や骨相学をそう見るのと同じように」
STAP細胞問題で衆目を集めたデータの捏造・改竄による不正行為は、心理学にとってもけっして対岸の火事ではない。顕著な有意差のある研究結果への偏重、実験データの私物化、不正行為への脆さ、論文のでたらめな評価尺度……。著者は自らの研究者生活を通じて見えてきた、心理学の研究文化に根づく「7つの大罪」を暴き出す。
悪しき慣習に堪えかねた著者は、国際的学術誌『コーテックス』の編集委員になると、すぐに新たなシステム作りに着手する。研究発表の「事前登録制度」である。本書はその挑戦の軌跡とともに、伝統に固執し、変化に抵抗する研究者たちの姿をも克明に描くものである。
心理学が透明性と再現性を高め、真の科学でありつづけるためには、いま何をすべきか? 改革の旗手が未来への青写真を提示する、警鐘の書にして救済の書。【商品解説】
目次
- 序文
- 第1の罪 心理学はバイアスの影響を免れていない
- 「イエス・マン」小史
- 目新しさへの偏愛――陽性かつ新たなものは、いつ陰性だが真実のものを打ち負かすのか
- 実験ではなく、概念を追試する
- 歴史の改竄
- バイアスとの戦い
- 第2の罪 心理学は分析に密かな柔軟性を含ませている
著者紹介
クリス・チェインバーズ
- 略歴
- 〈クリス・チェインバーズ〉カーディフ大学心理学部・認知神経科学教授。同大学ブレインリサーチイメージングセンター長。『ガーディアン』紙のサイエンスブログ・ネットワークにも寄稿。
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恐竜との闘い
2020/02/20 10:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
心理学研究の信頼性の低さに危機感を持ち、自分自身のバイアスを認識しそれを疑うことは心理学者としての義務であると、登録制報告といった改善策をもって心理学の地位向上を目指す学者の書。