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紙の本
「王」と呼ばれた皇族 古代・中世皇統の末流
著者 赤坂恒明 (著),日本史史料研究会 (監修)
天皇の曽孫以下の嫡男系嫡出の男子子孫「王」。興世王、以仁王、忠成王など、有名・無名のさまざまな「王」たちを、逸話を交えて紹介し、皇族の周縁部から皇室制度史の全体像に迫る。...
「王」と呼ばれた皇族 古代・中世皇統の末流
「王」と呼ばれた皇族
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商品説明
天皇の曽孫以下の嫡男系嫡出の男子子孫「王」。興世王、以仁王、忠成王など、有名・無名のさまざまな「王」たちを、逸話を交えて紹介し、皇族の周縁部から皇室制度史の全体像に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
日本の皇族の一員でありながら、これまで十分に知られることのなかった「王」。平将門の乱を扇動した興世(おきよ)王、源平合戦を引き起こした以仁(もちひと)王、天皇に成り損ねた忠成王など、有名・無名のさまざまな「王」たちの事績を、逸話も織り交ぜて紹介。影が薄い彼らに光を当て、日本史上に位置づける。皇族の周縁部から皇室制度史の全体像に迫る初めての書。【商品解説】
目次
- はじめに/総論─皇族制度史上の王/奈良時代と平安時代前期の王(王と「皇親政治」/長屋王とその王子たち/王への賜姓と、王の貴種性の低下/武家の棟梁になるには時代が早すぎた中井王/「良吏」と「能吏」、豊前王と弘宗王/犯罪者となった王たち/文人仲雄王と、高僧聖宝(恒蔭王)/宇多天皇の外戚、十世王)/貴種性を喪失した平安時代中期の王(平将門の乱を扇動した興世王/源満仲の邸宅に押し入った強盗団の首領、親繁王/困窮する王たち/執務にいそしむ王たち、清忠王と清胤王/藤原氏の家人、保季王と国正王/歌人、兼覧王と平兼盛(兼盛王)/大雅楽家、頼吉王(源頼能))以下細目略/平安後期(院政期)の王と、擬制的な王の集団「王氏」/平安時代末期以降の天皇から分岐した皇族の王/総括─日本史上における王の存在意義
著者紹介
赤坂恒明
- 略歴
- 〈赤坂恒明〉1968年千葉県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程史学科単位取得退学。内モンゴル大学モンゴル歴史学系特聘研究員(教授)。著書に「ジュチ裔諸政権史の研究」など。
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諸王列伝
2019/12/23 21:30
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本でも書かれているように奈良時代の諸王や大正・昭和期の諸王は光が当たるが、著者は色々な史料に様々な事歴の片鱗を書かれている諸王を探し出したものだ。以仁王のような例は別として諸王は元服されずに実名もなく、そのまま忘れられたしまった諸王もいるだろう。
ただし同じ事を繰り返していたり、後亀山天皇のように「新続古今和歌集」では王ではなく「後亀山院」として上皇扱いをされているのを見落としていたりしているのが難だ。
現存者の元皇族としての諸王について、昭和17年に臣籍降下した宇治元伯爵は入っていないらしい。
特異な王家は白川伯王家で、花山源氏の家系が断絶してからは色々とあった後、藤原氏の高倉家から養子に入ったので形だけでも源氏すらでもない家系の出身者が王と号していた。
紙の本
歴史の奥に消えた傍流の王たち
2021/06/06 08:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
皇族の一員でありながら一般にはほとんど知られていない傍流の王たちを追っていく本。犯罪者として捕らえられる王、歌や音楽など文化で生きる王、地方に下り下級荘官になる王などなど興味深い例がたくさん紹介されていて面白かった。