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商品説明
幕府の本拠地鎌倉で、宗教はいかなる役割を担ったのか。「吾妻鏡」の仏教関係記事を読みなおし、源頼朝の信仰、栄西・日蓮ら僧の動向、永福寺はじめ大寺院の役割などを平易に解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
東国に樹立された幕府の本拠地である鎌倉で、宗教はいかなる役割を担ったのか。幕府の公的記録『吾妻鏡』に記された源頼朝の信仰、朝廷との交渉、栄西・日蓮ら僧の動向、武士の信心、永福寺はじめ大寺院の役割など、トピックをわかりやすく解説する。『吾妻鏡』の魅力と都市鎌倉の実像を新解釈を交えて描き出し、仏教からみた鎌倉時代像の扉を開く。【商品解説】
目次
- ガイダンス/第一講 源頼朝の信仰と天下草創(祈りとともに始まる時代/政治文化装置としての寺院と幕府/持経者としての源頼朝)/第二講 個人の信心から都市鎌倉の宗教へ(源頼朝の観音信仰/鶴岡八幡宮の成立/故実を語る場/頼朝将軍記の掉尾)/第三講 都市鎌倉と天台宗勢力(永福寺の創建と意義/栄西の位置づけ/鶴岡八幡宮の発展/鎌倉の仏教と寺門派の再評価)/第四講 日蓮が見た都市鎌倉(『吾妻鏡』が描かない鎌倉の仏教/中世社会の枠組みから鎌倉の仏教を考える/鎌倉の専修念仏と日蓮)/第五講 京と鎌倉、そして鎌倉仏教(鎌倉幕府と朝廷/後嵯峨院政と執権政治の展開/『吾妻鏡』後の鎌倉)/閉講の辞
著者紹介
菊地 大樹
- 略歴
- 〈菊地大樹〉東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。博士(文学)。著書に「中世仏教の原形と展開」「鎌倉仏教への道」など。
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