孤高のぼっち令嬢は初恋王子にふられたい 呪いまみれの契約婚約はじめました （一迅社文庫アイリス）

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投稿者：かふぇ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かったけど、ちょっと詰め込みが多くて駆け足の印象。
主役二人のやりとりがかわいい。

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

結婚できない呪いをかけられた王太子と、その呪いに対抗できるからと婚約者に選ばれた成り上がり魔導貴族のヒロイン。
軽妙なタイトルとラブコメでよくありそうなあらすじ、序盤のヒロインのコミュ障ぶりと、そんな珍獣に興味を惹かれていくヒーローという様子に騙されて引きずり込まれたのはファンタジーサスペンスミステリーでした……。

呪いをかけた黒幕の正体とその意図を探っていく話の展開なので続きが気になりすぎて読むのだが、あまりにも人の妬みという悪意が重苦しい。本当に。なんだこれ。読んでてしんどかった。

国王という障害が残っていたと思うが、一応二人は最後互いの手を取ることにして結ばれることができそうだ。
だからといって、じゃあハッピーエンドだね！良かったね！という気持ちになれない作品すぎて読後感が完全に曇り空である。
黒幕を唆した魔物には逃げられているわけだし。
黒幕の事情もかなり同情の余地があるせいで、非常にすわりが悪い気持ちになるし、何よりやっぱりヒロインちゃんじゃ身分的にも性格的にも王太子妃になるのはどうなんだ？
ヒーローも執着愛に目覚めたけど、依怙贔屓できない公平な性格すぎてしんどいのでは。複雑な心境だ。

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投稿者：フー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

対魔としては最強と言われるほどのヒロインも、人相手には非力な令嬢で、頼りなげなのに度胸があって突っ走り気味なところが放っておけない感じもあります。素敵過ぎな王太子や、個性的な脇役、魅力的な魔物も色々出てきて活躍します。貴族も王族も大変だなという残酷でほろ苦い呪いを巡ってのお話。相互視点でどちらも相手を気遣うのが分かります。