皇帝陛下の専属司書姫 ３ 呪われ子爵と心中するのはお断りです！ （一迅社文庫アイリス）

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

寵妃扱いのカノンと皇妃候補を争うミアシャの実家ラオ家の治める東部で中毒症状による奇病が流行る。
東部からやってきたラオ家に連なる子爵家の青年であり攻略対象なキシュケと出会い、建国時の皇家と英雄の過去を暴き、自分の気持ちを受け入れて覚悟を決める三巻目。
まさかの新キャラ！
前巻匂わせだった強欲な彼がくるかと思ったら暴食で新キャラだったし、体質がおかしいだけで中身は比較的常識人だった。
嫉妬を抱える弟にも破滅フラグが立ったけど、次巻は強欲と嫉妬どっちになるんだろう？
やっぱ最後がラスボスヒーローの憤怒だよね？
いや、まだ怠惰も完結してるわけじゃないんだっけか。
このシリーズ話が面白くてめちゃくちゃ好きなんだけど、カノンちゃんがいつも煮えきれない感じだし、危機感ないし、察しも悪いしで読んでて苛立つ部分もある。
でも最初は「心をくれる人がいいから、貴方はむかない」って断ったのに、はっきり言葉をくれないし、心を開いてもくれない皇帝相手でも覚悟を決めて自分の心のままに傍にあることを選んだのは良かったなぁ。
次巻も楽しみです。
義弟くんのターンがくるならどこキッカケでカノンちゃんに執着したのか教えてほしい。