- 販売開始日: 2022/04/01
- 出版社: 青弓社
- ISBN:978-4-7872-2038-7
凍える帝国 八甲田山雪中行軍遭難事件の民俗誌
著者 著:丸山泰明
日露戦争開戦前夜の一九〇二年。青森県・八甲田山で起こった雪中行軍遭難事件(死者百九十九人)は当時の社会に驚愕と悲嘆を巻き起こすと同時に、惨事への好奇のまなざしを生成し美談...
凍える帝国 八甲田山雪中行軍遭難事件の民俗誌
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商品説明
日露戦争開戦前夜の一九〇二年。青森県・八甲田山で起こった雪中行軍遭難事件(死者百九十九人)は当時の社会に驚愕と悲嘆を巻き起こすと同時に、惨事への好奇のまなざしを生成し美談をも生み出していった。死者はどのように慰霊・顕彰されたのか。そしてこの未曾有の出来事の記憶は誰によって編集されていったのか。新聞報道や防衛省所蔵の公文書、聞き取り調査などからその経緯を丹念に追い、大日本帝国の形成期を問い直す。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
- まえがき
- 第1章 雪中行軍の歴史的背景と遭難の衝撃
- 1 東アジアの二つの帝国
- 2 行軍と遭難
- 3 救援活動から捜索活動へ
- 4 ニュースとしての遭難
- 5 悲しみと批判
- 第2章 陸軍と政府の対応、地域社会の反応
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かえって生々しい
2017/08/23 00:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
八甲田山に行ったのをきっかけに購入。八甲田山遭難事件を扱った書籍はたくさんあるし、フィクションだが映画もある。残された家族のこと、当時の世の中の受け止め方、捜索に協力したアイヌの人達の苦労など、この本ほど生々しく訴えてくる本は他には無いのではと思えるくらい素晴らしい。