- 販売開始日: 2022/04/01
- 出版社: 青弓社
- ISBN:978-4-7872-3272-4
美術館の政治学
著者 著:暮沢剛巳
国立新美術館をはじめとする美術館の建設ラッシュは、何を意味しているのか。明治期以降の美術館の歴史的展開をひもときながら、思想としての日本民藝館、ミュージアムパーク=上野公...
美術館の政治学
商品説明
国立新美術館をはじめとする美術館の建設ラッシュは、何を意味しているのか。明治期以降の美術館の歴史的展開をひもときながら、思想としての日本民藝館、ミュージアムパーク=上野公園の記憶と美術、近代史の矛盾を抱える遊就館、80年代文化の象徴であるセゾン美術館、地方都市の地域文化と美術館の関係性、指定管理者制度をはじめとする美術館経営などの具体的な問題群を取り上げて、文化装置としての美術館をめぐるさまざまな政治的力学を解明する。美術館という“場”を批評的に読み解き、マルチカルチュラリズムやグローバリゼーションをも議論の俎上に載せてその可能性に光を当てて、縦横無尽に美術館を語り思考するミュージアム・スタディーズの成果。
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目次
- 序章 日本のミュージアムの現状と課題とは?
- 1 サムスン・リウム美術館
- 2 世界のミュージアム事情
- 3 国立新美術館──日本の美術館の縮図
- 4 本書の構成
- 第1章 万国博覧会という劇場
- 1 万博とミュージアム
- 2 メディアとしての博覧会
- 3 大阪万博──未曾有の国家的イヴェント
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