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- カテゴリ:大学生・院生
- 発売日:2024/05/10
- 出版社: 九州大学出版会
- サイズ:21cm/259p
- 利用対象:大学生・院生
- ISBN:978-4-7985-0377-6
- 国内送料無料
紙の本
現象とデータから学ぶ使える!化学熱力学新刊
著者 勝本 之晶 (著)
実際の現象やデータから実践的に学ぶことで、「使える」化学熱力学を修得できるテキスト。熱力学自体の説明を最小限に圧縮し、化学の諸問題に応用する方法を多く解説する。【「TRC...
現象とデータから学ぶ使える!化学熱力学
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商品説明
実際の現象やデータから実践的に学ぶことで、「使える」化学熱力学を修得できるテキスト。熱力学自体の説明を最小限に圧縮し、化学の諸問題に応用する方法を多く解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は、長大になりがちな熱力学自体の説明をコンパクトにまとめ、物理法則ではなく、物質と現象を話題の中心とすることで、初学者が「化学熱力学を使う」ことへのハードルを低くし、「使い方を身につけること」に的を絞った、新しいタイプのテキストである。
熱力学の枠組みを現代的な視点で説明する第1章、実際の現象やデータをもとに化学熱力学の使い方を直感的に学ぶ第2章、モデルを使って現象の理解を深める第3章で構成される。初歩的な微積分の知識があれば、大学初年度の学生でも読み進めることができる。第1章冒頭の「かんたんスタートガイド」には第1章全体の要点がまとめてあり、その内容を約束事だと割り切って第2章に進めば、近道で化学熱力学の実践的使用法を学ぶこともできる。この近道は、カリキュラムの関係で、1セメスターもしくは1クォーターくらいしか化学熱力学に充てられない場合にも有用であろう。
かんたんスタートガイドがあることにより、このテキストは次のような段階で読むことができる。
第1段階:第1章のかんたんスタートガイド→第2章の♠がついていない節・項
第2段階:第1章全体→第3章の第3.8節まで
第3段階:第2章の♠がついている項、第3章の第3.9節以降
第2章の♠がついている項と第3章の後半は専門的な内容で、話題ごとにつまみ読みできるようにしてある。第1章の♣がついている項目は、第3段階の前に一度読み返すべき内容で、熱力学を整理してすっきりと頭に収めるためのものだ。♠がついている項目は、他のテキストではあまり説明されない(かなり)専門的な話題で、分野も材料から生物までなるべく幅広くとりあげた。
熱力学第1法則からエントロピーを数学的に導入し、さらに微積分の知識を使ってギブズエネルギーまでを一気に登場させることで、熱力学自体の説明を最小限に圧縮し、残りの紙面の多くを化学熱力学の使い方の説明に割く。古典的な実験から現代的なテーマまで幅広い話題を取り上げることにより、大学初年度から大学院まで利用できるテキストになっている。また物性系から生命系までさまざまな話題を取り入れ、現代化学の多くの分野で必要とされる基礎知識を提供している。【商品解説】
目次
- 第1章 熱力学の基本骨格
- 1.1 かんたんスタートガイド
- 1.2 化学熱力学への橋渡し
- 1.3 熱力学第1法則
- 1.4 状態量
- 1.5 熱力学特有のエネルギー
- 1.6 熱力学第2法則と自発変化
- 第2章 現象論的な方法
- 2.1 熱の出入りと熱力学状態量
- 2.2 熱容量
著者紹介
勝本 之晶
- 略歴
- 〈勝本之晶〉東京都小平市出身。東京農工大学にて博士(学術)取得。福岡大学理学部化学科教授。専門は高分子物理化学。
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