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商品説明
先進国で唯一、死刑制度を存置している日本。死刑は本当に必要なのか? その国民性はどこから生まれてきたのか? 長年、死刑問題にかかわってきた犯罪学・刑事政策論の第一人者による、死刑の精神史。【「TRC MARC」の商品解説】
21世紀のいま、死刑は本当に必要なのか?
長年、「死刑」問題にかかわってきた犯罪学・刑事政策論の第一人者による死刑の精神史。
慎み深く、自己責任に敏感な日本人。罪を前に、死んで詫びる国民性。それゆえにか、先進国で唯一、完全に死刑制度を存置している。謝罪と自己責任、切腹、死刑……われわれの国民性はどこから生まれてきたのか?
本当にわれわれ日本人は、死刑を欲しているのだろうか。もしそうだとしたら、それがどんな契機で、どのように形成されてきた意識なのか。そんな問題意識から、これまでのわたしの死刑廃止論をコンパクトにまとめる一方、われわれ日本人とはどのような国民なのか、文化と特性にまで考えを及ぼしてみたい。(本書「はじめに」より)【商品解説】
著者紹介
菊田 幸一
- 略歴
- 〈菊田幸一〉1934年生まれ。明治大学大学院博士課程修了。同大学名誉教授。法学博士(同大学)。弁護士。著書に「犯罪学」など。
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歴史に見る死刑と日本社会
2023/12/27 17:10
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
死刑に関する世界の趨勢が停止や廃止へ動いているのにかかわらず、なぜ日本は国民感情に配慮するという理由で、一顧だにされないのか。
日本人が死刑とどう向き合ってきたのかについて、古代から現代まで、制度の歴史や方角、倫理などさまざまな角度からひもといている。
その上で、死刑の存在が犯罪の抑止につながっていない現実などもファクト(史料)で示してある。歴史の中で日本社会の歩みを踏まえると、死刑存置のために訴えられている死刑の必要性が揺らいでいく。