偉人の生き延び方

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p61 私は将来のことを決して考えない。それは間違いなくすぐ来るのだから　アインシュタイン

p190 ゴッホ　弟のテオがパトロン　パリで画商だった４歳違いの弟

p192 ゴッホが生前評価されなかったというのは死後に作られた神話であるのは現代では広く知られている

p200 ダーウィン　母方の祖父はウエッジウッドの創業者

p202 ビーグル号　ダーウィンが依頼された任務は表向きは地質調査だが、実際には船長の話し相手

２２歳から２７歳まで５年間を世界一周
この航海に私費で参加

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万人受けする本とは思わない。
ただ、転職やら、人生の転機がこないかな？
と思っている人にはぴったりの本である。

SNSを見ると、かっこいい生き方に憧れる。
歴史的な著名人は、華やかな人生を送ったように見えて、実はなかなかな苦労して、生きている間はちっとも恵まれていなかったこともある。

そんな物語を読んで、自分もできることをやってみよう。
そう思える人は、この本のエピソードを何度か読み返せる余裕がある人だろう。

繰り返すが、万人受けはしないし、
つまらないと感じる人がいるのも現実だろう。
ただし、この本を書いている著者自体が、
自分自身の生き方を模索途中だということを是非知っておいてほしい。

そうすると、きっと読後感も違って感じるのではないか。

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【あの偉人は、テキトーだから成功できた？！】国や会社に頼れないこの時代をどう生きる？

そうだ、偉人に生き延び方を学ぼう！

大学教授になれず、副業でノーベル物理学賞を獲ったアインシュタイン。「朝起きれないから」を言い訳に会社をすぐに辞めてフラフラしていた、江戸川乱歩。実家パワーとずば抜けた行動力により、戦地で支援しまくったナイチンゲール。親友にお金をせびり続けたマルクス...など偉人の面白いエピソードがてんこ盛り。

マルクス、、あなた経済学者でしょ？！と思わずつっこまざるを得ない。偉人もこんなにテキトーに生きてたのか。。

かなり筆の立つ筆者がユーモアを混じえて書いているのでページをめくるたび、くすくす笑いが込み上げてくる。ちなみに記者でもあるので、取材力が半端ない。

東京に疲れていたけど、おかげさまでわたしはかなり肩の荷が下りました。笑

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1. 文豪たちの転職と副業の歴史
- 芥川龍之介の経歴:
- 東京帝国大学英文科を卒業後、作家としての道を選ぶ。
- 大正五年（1916年）に英語教官職を得るが、文学活動を続ける。
- 軍隊教育機関で「敗戦教官」としての発言が問題視され、批判を受ける。

- 他の文豪の例:
- 文士は当時「食えない」とされ、多くが副業を持つ必要があった。
- 直木三十五は、事業が失敗した後に作家として成功する。

2. 芥川の転職活動
- 転職の動機:
- 文士としての収入が不安定なため、安定した職を求める。
- 当時の社会的な期待と自身の才能との葛藤が存在。

- 転職活動の詳細:
- 大毎の社員として採用されるが、期待された執筆活動は行わず、実質的には小説家としての活動が続く。

3. チャーチルと政治家としての副業
- チャーチルの背景:
- 上流階級に生まれ、士官学校へ進むが、軍人としての収入に限界を感じる。
- 議員を目指すために、戦争での功績を積むことを計画。

- 戦地での活動:
- 戦場での体験を元に記事を書き、名声を得る。
- 戦争の記事が受け入れられ、作家としての道を確立。

4. 安倍晴明と陰陽師としてのキャリア
- 晴明の学歴と職務:
- 天文部門での特待生としての経歴があり、後に天皇専属の陰陽師として活躍。
- 彼の業務は単なる占いに留まらず、国家的な重要性を持つ。

- 社会的評価:
- 晴明は陰陽師として高い地位にあったが、実際の業務内容には限界があったとされる。

5. 力道山とプロレスのビジネス展開
- 力道山のビジネスマインド:
- プロレスラーである前に、ビジネスマンとしての才能を発揮。
- 渋谷の道玄坂にスポーツ複合施設を建設し、プロレス業界を発展させる。

- ビジネス戦略:
- プロレスだけでなく、多様な事業展開を計画し、時代を先取りした発想を持つ。

6. 魅力的な副業とその成功
- 直木三十五や金田正一の例:
- 直木は作家としての成功を収めるが、常に金欠状態であり、生活は厳しかった。
- 金田は健康法を開発し、サイドビジネスとして成功を収める。

- 副業の意義:
- 副業が本業の収入を補うだけでなく、創造的な活動を促進。
- 文士たちが副業を持つことが、文学活動に新たな視点をもたらす。

7. まとめ
- 文士たちの苦悩と創造性:
- 多くの文士が副業を選んだ背景には、経済的な不安定さがあった。
- 副業や転職が、結果として文学活動の質を高める要因となった。