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商品説明
最高規範とは何か。法の支配とはどういうことか。自由、平和、民主主義…戦後的価値のために闘う憲法改正構想とは。法哲学の第一人者・井上達夫と精神科医・香山リカが、憲法論争の裏側をえぐり、負の回路を明るみに出す。【「TRC MARC」の商品解説】
憲法をまっとうに考えるための場所を開こう。自由と平和と民主主義のための、戦後的価値の実現に近づくための「改憲」はありうるのか。憲法論議に多角的に光を投げる。
香山 憲法九条もその一つですが、理屈を超えた津波のような現象の中で、戦争への傾斜に歯止めをかけようとした、戦後的なるものの象徴が失われつつある。
井上 井上 戦後的自明性を崩壊させるものに対して対抗しようと思ったら、対抗的価値として自分たちの改正案を打ち立てなければ、自明性を掘り崩す側にやられっぱなしになります。【商品解説】
目次
- プロローグ 戦後的価値はどこへいった? 香山リカ
- 第1章 戦後的自明性の崩壊
- 第2章 普遍的な規範とは──正義論講義
- 第3章 ヘイトスピーチと言論の自由
- 第4章 ガラス細工の心と社会
- 第5章 なんのための改憲か
- エピローグ 戦略的凍結は腐敗への道 井上達夫
著者紹介
井上 達夫
- 略歴
- 〈井上達夫〉1954年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科教授。著書に「憲法の涙」など。
〈香山リカ〉1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。著書に「「悩み」の正体」など。
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