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投稿者:やまだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブギーポップシリーズの過去編でスケアクロウやモ・マーダー、霧間誠一などのカッコいいおっさんが出てくる巻でした。特に霧間誠一の鳥と恐竜の話は頭に残っています。
紙の本
ブギーポップの誕生
2002/05/25 03:42
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投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブギーポップシリーズの1冊である連作短篇集。ブギーポップ世界
の成り立ちを解き明かす、過去のエピソードを連ねた本である。
ブギーポップと〈炎の魔女〉の誕生の物語を軸に、シリーズの諸作
品で言及される過去の出来事や過去の人物についてのストーリーが
繰り広げられる。
このようなシリーズ作品の外伝的な物語は、物語世界をより深く味
わう上で好ましいものである場合も多いが、しかしブギーポップの
世界ではどうだろう? みもふたもない説明づけがなされてしまって、
神秘性を損なっているというか、読者の想像力を羽ばたかせる余地
を奪っているというか……正直いって、あまり読んでうれしいもの
ではなかった。まあ、特にこのシリーズ場合、その感じ方は人によっ
て色々だろうが。
とは言え、こういう本が存在するからには読まないわけにもいかな
い。困ったものである。
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ブギーポップがエコーズと再会するところから始まる、短編集です。
ブギーポップと霧間凪を軸にして起こる事件を元に彼(ブギーポップ)が生まれたエピソード、そして「世界の敵」について書かれています。
わたしは霧間誠一と水乃星透子が出会う「パブリック・エネミー・ナンバーワン」が一番好きだなあと思いました。
本編から外れたサイドストーリーとしての一冊ですが、ブギーポップシリーズを読んでいく上ではぜひ読んでおきたい作品だと思います。
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ブギポシリーズでも一・二を争うくらい好き。ブギーポップの誕生と凪が「正義の味方」をはじめたきっかけが描かれる。助けたい衝動、それは理由もなくやってくる。
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ブギーポップのシリーズで一番好き。凪さんに焦点を置いたお話です。4年前の事件の真相と、悲しい恋のお話が必見です。
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ブギーポップ誕生の秘密が明かされる話。ブギーシリーズはすべての話がリンクしているので何から読んでも問題ないですが、時間軸を気にするなら初めにこの話を読むことを薦めます。
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とにかくブギーポップは好き。
どれかを選べ。といわれたら、とりあえずこれを選ぶくらい、このシリーズは好き。
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ブギーポップや霧間凪の昔の話。
こういうメインキャラクターの過去をはっきり記されたことがなかったと思うので、すごく新鮮でワクワクしました。
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語り手がブギーポップだったり、スケアクロウが良い人だったりと、色々面白い部分がある作品。
表紙の小さいブギーポップが可愛いです!
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ブギーポップシリーズの中で今まで描かれていなかった昔の話です。
各キャラクターの出会いなどが描かれていてシリーズファンほど楽しめると思います。
今まで語られなかったことなども描かれているのでファンは必読です。
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かなり読みやすいほうに入るんじゃないかな。
この作品は。
そう、ブギーポップのルーツが
明らかになる作品。
ただ、その瞬間だけは
見ることは出来ないんだな。
ただ、あの悪役のみは
唯一その本性を見ることは出来たのですが。
いろいろな人が出てきます。
そう、あのイマジネーターの
幼き日も見ることが出来ますし。
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ブギーポップ誕生が描かれる。炎の魔女の前日譚でもある。フィア・グールはシリーズでも印象的な「世界の敵」。欲望に忠実なところが、このシリーズでは珍しい気もする。
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ちび凪ちゃん可愛すぎます。
それにあの強さ、ただ好きというだけじゃなくてもはや敬愛。大人のような子供のような不思議な彼女なわけなんですが彼女のことを知れば知るほど好きになっていく気がします。私的にこういうキャラクターの存在はすごく嬉しいです。
霧間の言葉が好きで、それが私のブギーポップ楽しみの一つでもあるんですが今回は生前の霧間が出てきます。想像していたのとは違って思っていたよりも 人間味ある人でした。さすが凪の父親というか、とても強い人でした。根本的なことなんだけども自分を抑制できる人はやっぱり強くてカッコイイです。
そして統和機構の全貌も少しずつ見えてきました。「出る杭は打たれる」の言葉どおりに彼らの役目は杭を打つこと、そしてその研究・実験です。杭とは即ち普通の人よりも進化して生まれてきた人たちのこと。霧間の側に立って考えるとなんて身勝手な、と思ってしまうんですが全体として見てみると確かに異分子の出現は恐ろしくも感じます。自分が弱者側であるならなおさらその異分子を取り除きたい、知りたいと思うのは当たり前の考えのような気もするんです。
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凪が好きなので、彼女の過去を描いた本作品、やっぱり好き(笑)
彼女の父、霧間誠一も登場しますね
父が父なら子も子だな、成程。と。
毎度のことながらさくさくっと読み進めたと思います
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2012 7/30読了。自宅蔵書。
名作ラノベ再読週間(たぶん週は何度もまたぐ)2冊目。
ブギーポップシリーズの中で個人的に2番めに好きな話。
霧間凪/ブギーポップの起源の話で、イマジネーターと霧間誠一が出会っている話で、さらにエンブリオの原型も出てくる上にエコーズとブギーが出会っている、しかも歪曲王に出てきた空間の中で・・・と、いろんな要素がてんこ盛りの連作集。
ただ、それらの要素ももちろん各々嬉しいし面白いんだけど、本作で一番の特徴は人の恐怖を食らうフィア・グール、強い人が恐怖した時の脳分泌物を好むMPLSが、自分が好むような強い人はほとんどが女性である、って言い切ったことではないかと思う。
確かにブギーの世界観だと戦闘力の高い男性はいくらでも出てくる(それこそ「最強」だのイナズマだの)んだけど、じゃあ彼らが「強い」のかって問われると・・・ってなるようなことはあって、自分の実感としてもそれは男性一般に広げられそうな気がする。
フィア・グールが好むような「強さ」は女性の中にしかない(生き物として強いのは女性だ)ってのはまあ創作物に限らず散見する考えではあるけれど、それをラノベの中で言い切ってみせる上遠野浩平は典型的なラノベのようでいて全然そうじゃないんだよなあ、とか思ったり。うーん。