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パラレル同窓会(小学館文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1995.8
  • 出版社: 小学館
  • レーベル: 小学館文庫
  • サイズ:16cm/274p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-09-192064-5
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

パラレル同窓会 (小学館文庫 藤子・F・不二雄<異色短編集>)

著者 藤子・F・不二雄 (著)

パラレル同窓会 (小学館文庫 藤子・F・不二雄<異色短編集>)

607(税込)

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みんなのレビュー16件

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評価内訳

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交換可能?

2011/10/08 11:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る

藤子・F・不二雄ミュージアム開館記念、という事で、勝手に始めた「短編集を読み直す」キャンペーンも今回が最後。

収録作品は次の通り
「値ぶみカメラ」
「女には売るものがある」
「同録スチール」
「並平家の一日」
「夢カメラ」
「親子とりかえばや」
「懐古の客」
「パラレル同窓会」
「コラージュ・カメラ」
「かわい子くん」
「丑の刻禍冥羅(カメラ)」
「ある日」
「四海鏡」
「鉄人をひろったよ」

今回はブラックな内容の作品は少ない。

これまでの巻のいくつかの作品で不思議な未来の道具を売るセールスマン(ヨドバ氏)が登場していたが、その素性が「懐古の客」で明らかになる。
このヨドバ氏の登場する作品は藤子・F・不二雄版の「笑うせえるすまん」なのだが、ドジで頼りなさそうなので、喪黒福造とは大違い。
それどころか、どこか「のび太」を彷彿とさせる。

「値ぶみカメラ」「同録スチール」「夢カメラ」「コラージュ・カメラ」「丑の刻禍冥羅(カメラ)」「四海鏡」はヨドバ氏の売り込むカメラにまつわるエピソード。
カメラのエピソードがこの巻に集中しているのは意図的な編集なのだろうか。

その中の「コラージュ・カメラ」は、このカメラで撮った写真を専用の機器で簡単に合成できる、というもの。
パソコンやデジカメが普及したので、今なら、ヨドバ氏のカメラを使わずとも誰でもできるようになってしまった。(上手くできるかどうかは別として)
この作品が発表されたのは 1982年。今のデジカメやパソコンによる画像編集の事を見事に「予言」している。

「パラレル同窓会」は一生に一度、すべてのパラレルワールドの自分が一同に会し、「同窓会」を開く、というもの。
しかも折り合いがつけば、別の世界の自分と世界を取り替えることも許されている。

大なり小なり「あの時、ああしておけばよかった」と思う事がない人はいないだろうが、一生に一度だけ、実際に違う選択をした世界に行けるチャンスがあるとしたら・・・
違う世界で違う立場の自分を見てみたい気もするが、同時にコワイと思うのも事実。
ましてや「取り替える」となると尻込みしてしまう。少々のデコボコはあっても、結局、今の世界が一番いい、と思う。

・・・そもそも、こんな「自分」同士から「取り替えよう」という話自体が出ることもないだろう。

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大人の世界の(あんなこといいな、できたらいいな)

2006/05/07 12:06

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1980年ごろビッグコミックなどに掲載された、作者の大人向けSF・ファンタジー漫画。この一冊には「値踏みカメラ」「同録スチール」「夢カメラ」「コラージュ・カメラ」など、未来のカメラをセールスマンが売りに来る物語が数編あります。このあたりは「大人のドラえもん」(あんなこといいな、できたらいいな)感覚ですね。このセールスマンは「笑うセールスマン」の喪黒のように堂々とはしておらず、うろうろと狂言回しに徹しています。大人の事情、わがままがさらりと、ちょっと皮肉に書かれていて楽しめました。この巻のカメラシリーズの最後にあたる「四海鏡」や、「鉄人を拾ったよ」の終わり方などは、欲に囚われることを厭う大人の心境に著者も至った、という感じです。作品が描かれてから20年以上、でも人間の「あんなこといいな、できたらいいな」の欲って、あんまり変わっていませんね。
 表題となっている「パラレル同窓会」は題名どおりパラレルワールドもの。この異色短編集シリーズの(1)「ミノタウロスの皿」にある「自分会議」にも共通する、「あの時こうしていたら」という誰でも一度や二度は考えることをSFにしたもの。ある程度「取り返しのつかない」歴史をもってしまった年代こそ読んで感じるものが多いと思う題材です。私的にはこの2作のうちでは、最後の結末が少し悲しいけれど「自分会議」の方が好きでしたけど。
 通勤電車の中などで読んでいた世代の方、もう一度読んでみるとまた違う「感慨」があるかもしれませんよ。

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2009/02/14 23:18

投稿元:ブクログ

表題になってるパラレル同窓会。
生まれてから人生でたくさんの選択肢がある。
もし・・・していたらっていう、あれ。
ちょっとの選択の違いでぜんぜん違う人生になるんだよなぁ。
短編がいっぱいだけど、どれもブラックです。
購入¥105    2009.2.14読了

2012/02/05 20:16

投稿元:ブクログ

あらゆる社会問題に対しての皮肉。
ヨドバのカメラを売り歩くエピソードは「笑うせえるすマン」を思わせる。
「並平家の一日」こそ、本当の幸福のような気がする。

2010/10/18 10:00

投稿元:ブクログ

短編集の中のひとつ、パラレル同窓会。人生のいろんな選択ごとに未来が分かれるパラレルワールドの「自分」たちが同窓会をする話。ひとつの選択が未来を大きく変えてしまう的なテーマは私のツボだった。

2008/07/15 17:25

投稿元:ブクログ

「並平家の一日」という短編がいい。サンプリング調査をマンガにしちゃうって発想がすごい。その他、ヨドバ氏が初登場する「懐古の客」は他の短編を読む前に要チェック。ていうか、なんでこれが4巻目に入ってんだ。

2010/12/12 16:25

投稿元:ブクログ

藤子・F・不二雄「短編集」の4作目。ヨドバ氏のカメラシリーズなど14編。ヨドバ氏が持ち込むカメラはどれも怖いな。タイトルのパラレル同窓会はさまざまなパラレルワールドにいる自分の同窓会。実際に出席できるのであれば出席してみたい。

2011/10/11 04:01

投稿元:ブクログ

異色の短編集。
ブラックだったりシュールだったりする、大人向け漫画。
こんな状況、あり得ないけど、あったらいいな、でも恐い。
考えさせられる、藤子・F・不二雄ワールドが面白いです。

2014/04/25 20:01

投稿元:ブクログ

(2014.04.25再読)
これはやっぱり、表題作の「パラレル同窓会」が好きかなあ。
枝分かれした自分たちとの同窓会。
これはぜひやってみたい!
旦那と結婚しなかった自分・会社を辞めてない自分、もっと戻って剣道部に入らなかった自分とかも見てみたい。

2012/10/09 14:09

投稿元:ブクログ

★SFのSはすこしFはふしぎで少し不思議な物語が僕のマンガ                            by藤子・F・不二雄

ご存知、ドラえもんでお馴染み藤子・F・不二雄こと藤本弘は、存命ならば79歳、富山県高岡市で1933年12月1日に生まれて16年前の1996年に62歳で逝ったマンガ家。

ご多分に漏れず私も藤子不二雄の『オバケのQ太郎』『パーマン』『キテレツ大百科』『エスパー魔美』『21エモン』などを、幼少の頃から座右のマンガとして読みアニメも熱心に見ていましたが、なかでも『ドラえもん』はあらゆるSFのテーマが盛り込まれていて、おそらくSF小説(家または界)にとっても読まれる前にちゃんと基礎知識を習得しておいてもらえるのでたいへん有難い存在であるといえるかもしれません。藤子不二雄の時もコンビを解消してからの藤子・F・不二雄になってからも、彼はそれらのよく知られた長編マンガ以外に、もっとSF・ミステリー色と諧謔色の強い短編マンガを多く書いています。

1 値ぶみカメラ
2 女には売るものがある
3 同録スチール
4 並平家の一日
5 夢カメラ
(とあるサラリーマン宅の夜中に突然カメラのセールスマンが現れる。なんと彼が売り込みにきたのは見ている夢を写すことが可能なカメラでした)
6 親子とりかえばや
7 懐古の客
8 パラレル同窓会
9 コラージュ・カメラ
10 かわい子くん
11 丑の刻禍冥羅
12 ある日…
13 四海鏡
14 鉄人をひろったよ
(川岸を車で走っていた男が、道路に倒れている見しれぬ男から発信器のようなものを渡される。ボタンを押すと爆音と一緒に空の彼方から、子供たちに大人気のテレビアニメから抜け出てきたような巨大なロボットが登場。慌てて彼はロボットを置いて帰ろうとすると、鉄人は彼の家についてきてしまった)

実際に日常茶飯事にSFが侵入して来る藤子マンガですが、かつて95年に一世を風靡した『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を得てデビューした現在SF作家で東北大学工学部特任教授(SF機械工学企画担当)の瀬名秀明は、幼少期にドラえもんを読んだことに多大な影響を受けたと告白していますし、残念ながら、確かに我が手塚治虫よりもメディア戦略は上手で、幼児向けの雑誌や学習雑誌をはじめ毎年アニメの新作を大々的に興行するという方法で、深く広く、おんな子供爺ちゃん婆ちゃんまで浸透するにいたり国民的娯楽マンガの地位を得ているといえます。

レビュー登録日 2009年12月01日
推敲(更新)日  2012年10月09日

2012/09/30 00:51

投稿元:ブクログ

SF+ブラックジョークのマンガ短編集。ドラえもんとかには絶対出てこないような話が、あのタッチで描かれていたのが新鮮だった。

2015/02/17 11:52

投稿元:ブクログ

どの話も面白いが怖い話も多い。

「並平家の一日」とかすごいよね。ひたすら平均的な家族というのを突き詰めていくとある種の標本となる。つまり統計学的なサンプルとしてはこの上ないという。

どれもストーリーよりむしろアイディアが秀逸。「鉄人をひろったよ」なんか見ても普通のSFであれば大活躍するであろう巨大ロボが、現実のしかも一般家庭に存在したらただただ邪魔なだけという。「ある日……」なんかもゾクッとしてしまう。

何気ない「日常」が角度をほんの少し変えて見るだけでガラリと姿を変えてしまう。それが面白くもあり怖くもある。まさに不気味で異色な短編集だった

2015/05/25 15:45

投稿元:ブクログ

いつだって彼の漫画は思考を刺激して興味をかきたてる。
パラレル同窓会で出会う自分は、本当に自分なのだろうか。どうして目の前にいるパラレルワールドの人間が自分とわかるのか。わかるのなら、どうして自分は「こちら側」なのか。可能性は無限に存在する。パラレル同窓会に招待されない可能性だってある。そいつは果たして自分なのだろうか…
単にそういう興味をかきたてるだけに終わらず、その可能性をひとつの夢としてうやむやにし、なおかつ、誰でもない「語り」によって説明させる。どうしても一度、漫画を描くってどういうことか、聞いてみたくなる。
とりかえばや親子もそういう点で似ている。果たして自分とはどのように規定されているのか。他者とはいったい何者なのか。入れ替わったなんてどうして気付けるのだろうか。
ある日では、「終わり」というものを考えてしまう。最後のコマはプツン…という音で締めくくられているが、これは一体なんなのだろうか。そして、これを聴いているのは誰なのだろうか。
彼の漫画はいつだって考え続ける彼の姿がみえる。おもしろい漫画を描こうとしているよりは、考え続けるのが面白くってたまらないから描いているという、思考のスケッチをみているようで、飽きずに何度も探して手に取ってしまう。

2013/07/11 06:07

投稿元:ブクログ

未来から来たカメラ売りのヨドバ氏のいろんなカメラが面白かった。

あとは、「プツン」が妙にリアリティをもっていて恐かった。

基本的に全て傑作だった。

2014/08/18 01:54

投稿元:ブクログ

「並平家の一日」「パラレル同窓会」が秀逸。

▼値ぶみカメラ
 ハッピーエンド。女子力ない女性が魅力的。
▼女には売るものがある
 短編として面白い。女性上位の世界はきっと確かにこうだろう。
▼同録スチール
 想像していた未来にある意味追いついたんだなと思う。
▼並平家の一日
 発想が面白い。ビジネスにするところが。とはいえ、これまでがそうだからと言って、今後も未来永劫そうだとはいえないのでは、と思うのは大人気ないか。
▼夢カメラ
 安直な人達だ。
▼親子とりかえばや
 若さはそれだけで十分貴重だけど、重ねてきた時間はそれはそれで絶対に価値があるのだ。
▼懐古の客
 記念すべきヨドバ氏初登場の話。きっと心細いに違いない。
▼パラレル同窓会
 面白い。ここまでパラレルワールドを広げると、もうわけがわからない。あのときに違う選択をしていたら、というのは確かに興味がある。
▼コラージュ・カメラ
 アイコラとCGで作り出せない画像なんてないこの時代には、ありがたみの分からない秘密道具だ。
▼かわい子くん
 のび太のまま的な女性と不細工な少年の恋愛もの。
▼丑の刻禍冥羅
 あらたなアンチヒーロー登場。こいつの憎たらしさといったら。
▼ある日
 確かにそんなものなんだろうと思う。カウントダウンなんて、実際にはない。
▼四海鏡
 ヨドバ氏と汚い大人たち。
▼鉄人をひろったよ
 爺さんの動じなさが素敵。