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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.8
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/382p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-275245-X
文庫

紙の本

照柿 上 (講談社文庫)

著者 高村 薫 (著)

ホステス殺害事件を追う合田雄一郎は、電車飛び込み事故に遭遇、轢死した女とホームで掴み合っていた男の妻・佐野美保子に一目惚れする。だが美保子は、幼なじみの野田達夫と逢引きを...

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照柿 上 (講談社文庫)

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商品説明

ホステス殺害事件を追う合田雄一郎は、電車飛び込み事故に遭遇、轢死した女とホームで掴み合っていた男の妻・佐野美保子に一目惚れする。だが美保子は、幼なじみの野田達夫と逢引きを続ける関係だった。葡萄のような女の瞳は、合田を嫉妬に狂わせ、野田を猜疑に悩ませる。『マークスの山』に続く合田刑事第二幕。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー54件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

ダビンチはモナリザを抱えて放浪したらしいが

2006/11/17 22:13

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 高村薫の単行本 照柿は1994年に出版された。12年を経て 全面改稿されて文庫で本書が出た。


 高村は 単行本を文庫化するに際し 書き直すという作業をほぼ毎回行っている。「神の火」「リビエラを撃て」「マークスの山」等。小生は かような作家は 寡聞にして他に知らない。あえて言うなら 村上春樹は 短編を長編に書き直すという作業を行っている。但し 高村のように 同じ作品をリライトするわけではない。今回の「照柿」にしても 8ヶ月もの時間を掛けて 書き直したという。
 「発表された以上 その本は作者の手を離れる」という意見もあるが 高村の遣り方はその対極にあるわけだ。


 レオナルドダビンチは モナリザを完成させるのには相当年月をかけたらしい。旅先にも常に携帯し 常に手を入れたという話は有名である。高村の姿勢は どこか このエピソードに似ている気がする。そこには「作品に対する誠意」とかいう綺麗事では済まされない 一種の「怨念」のようなものも感じないこともないではないか。

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紙の本

結局、女なんだよな、って思いますね。合田刑事の影の薄いこと、所詮、権力を利用した男なんて・・・

2007/03/06 20:44

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

巻末に「一九九四年7月に出た作品を大幅改稿し分冊化したもの」とあります。どんな改稿があったのか、楽しみにして読み始めました。そう、私は1994年7月に出た単行本を、この小説に描かれる工場の熱気を思わせる残暑を浴びながら読んでいたんです。その時は書評などする気もなく、読書メモといっても「照柿読了、難航」程度のもの。で、記憶のどこを探っても読みにくかったよなあ、何故なんだろう以外、何も見つからない。
とりあえずカバー。まず「照柿」という字のボケ具合がいいですね。ファインダーの覗いたときの、ピントが合う寸前の気分とでも言ったらいいのでしょうか。それから基調となる色。黒じゃあない、こう朱色の上に墨をかけて、その裏から地色のほの赤さが滲み出てくる、ま、これが照柿色、っていう訳じゃあないんでしょうが、濃密な熱、熱帯夜のそれを感じさせます。
そして目を凝らせば漸く浮かび上がってくる、人のようでも鎖のようでもある陰影表現で示される折り重なったもの。そして白いピンぼけの「照」と「柿」の字の間に置かれた赤い「Tergaki」と灰色の「by Kaoru Takamura」字の重なり。斜めに振られた1センチ四方の赤いボックスに白抜きされた「上」と中央に据えられた灰色の「高村薫」という字。抜群のカバーデザインは多田和博、カバー装画は西口司郎。
巻頭言はダンテ『神曲』地獄編から
「人生の道半ばにして
正道を踏み外したわたくしは
目が覚めると暗い森の中にいた」
これは話の内容そのものの反映ととらえたほうがいいようです。
で、そこらの高村文学の特徴をドストエフスキーとの関連で優しく教えてくれるのが下巻の巻末についている沼野充義の解説。うーん、ドストエフスキー読んでない私には殆ど理解不能、と言わせないところが沼野の偉さでしょう。そうか、読むということはこういうことなのか、でも私にはできないなあ、とただただ感心。
とりあえず主要人物だけ紹介。
主人公はなんといっても野田達夫でしょう。高校を出て就職、太陽精工の羽村工工場に勤務。現在、熱処理工程の職長で、工程長代理も兼任。その傍らで美術教室に通い、家族に内緒で彫刻をやっています。年上の妻と中学生の子どもがいます。実家は大阪の不動産会社ですが、詳細は家族にも知らせていません。その父泰三の死で、18年ぶりに雄一郎と再会することになります。
次に重要なのは佐野美保子でしょう。信用金庫勤務の35歳。夫は敏明といい二人の間には子供がいません。その夫は関係のあった中国人研修生を拝島駅構内の転落事故で死なせてしまいますが、その現場には美保子もいました。で、美保子は21の時から二年、達夫と付き合っていた時期があります。
最後が合田雄一郎、34歳です。勤務12年、本庁につとめる警察官で、父親も警察官でした。離婚暦があり、現在は恋人もなく一人暮らし。といっても事件に追われてあまり自宅に寄り付くことはありません。分かれた妻の兄で東京地検にいる加納祐介とは現在もつきあいがあります。
上巻のカバーには「『マークスの山』に続く合田刑事第二幕。」とありますが、既に書いたように野田達夫と佐野美保子の個性の前では影が薄く、所詮ピエロではないのか、そんな印象を抱くのは私だけでしょうか。公私混同し職権乱用しようが、その程度の男といった感を否めません。
むしろ暴力というか殺人衝動を17年の長きにわたって胸に秘めながら、事件当時は43時間もろくな睡眠もとらず古い炉の炎を見つめ続ける男の狂気、というか遣る瀬無さに、そうか、これはそういう話だったんだ、と昔読んだ記憶を失ったままの私は、あらためて高村薫の孤高ぶりに脱帽します。

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2006/09/28 23:19

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2006/10/03 13:11

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2006/10/15 17:54

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2006/10/18 18:42

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2007/01/08 19:07

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2007/01/28 22:38

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2007/02/14 11:07

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2007/03/19 23:59

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2007/08/14 09:43

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2009/07/30 00:39

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