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読割 50
ドイル傑作集 改版 1 ミステリー編 (新潮文庫)
ドイル傑作集(I)―ミステリー編―(新潮文庫)
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収録作品一覧
消えた臨急 | 7-37 | |
---|---|---|
甲虫採集家 | 39-68 | |
時計だらけの男 | 69-98 |
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紙の本
ドイルの傑作ミステリー
2022/05/30 18:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
本棚を見るとなぜか傑作選2のみ所持していたため、1と3を購入しました。
傑作選2は海にまつわる短編だったため舞台が限定的でしたが、こちらは幅広く色々な物語があります。
シャーロックホームズは登場しなくても、不可思議な出来事がどのように解決されるのか、ワクワクしながら読み進められました。
今の時代ならば一瞬で済んでしまう遠距離の連絡も、手段が電報であったりと、昔はミステリーが発生する余地が多分にあったのだなあと感じます。
また、それを不便や無駄と感じさせず、ただただ面白く読めるのは、やはり魅力的な文章なのだと思います。
紙の本
ミステリーの名編
2018/08/02 19:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どれも面白くて一気に読んだ。謎と恐怖の『消えた臨急』、運命の悪戯に翻弄される恋人たちの物語『五十年後』が特に好きである。『五十年後』は、結末は対照的だが、シュトルム『聖ユルゲンにて』を想起させる。
『甲虫採集家』は、風変わりな広告に応募した青年医師の奇妙な体験。広告から謎に巻き込まれる展開は『赤毛連盟』、来たるべき不気味なものを待ち受ける恐怖と緊迫は『まだらの紐』を彷彿とさせる。しかし、結末は極めて実際的である。
『漆器の箱』は、貴族の館に雇われた家庭教師の青年が、ふとしたことから主の哀切な秘密を知る物語である。
『時計だらけの男』『膚黒医師』『ユダヤの胸牌』は、家庭内の問題が引き起こした思わぬ事件の顛末である。タイトルが物々しい『悪夢の部屋』は、サスペンスからコミカルな展開となる珍しい一編。
日常の平凡なエピソードをミステリーに織り上げるコナン・ドイルは、やはり天才だと思う。