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紙の本
78 (小学館文庫)
著者 吉田 篤弘 (著)
その昔、世界は78回転で回っていた—。「78(ナナハチ)」という名の一風変わったSP盤専門店から、この奇妙な物語は始まっていく。置き手紙を残して失踪した謎の店主、店の常連...
78 (小学館文庫)
78(ナナハチ)
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商品説明
その昔、世界は78回転で回っていた—。「78(ナナハチ)」という名の一風変わったSP盤専門店から、この奇妙な物語は始まっていく。置き手紙を残して失踪した謎の店主、店の常連客の若者—ハイザラ、バンシャク、二人が思いを寄せる女性・カナたちのお話が進んでいくにつれ、大昔の伝説の楽団「ローリング・シェイキング&ジングル」、“失意”を抱える作家、中庭と犬をこよなく愛する老人、未完の曲を残したまま消息を断ったチェリスト、その父を探す息子、「夜の塔」という名の七重の塔に棲む七人の姉妹の様々な時間・場所の物語が響きあう。【「BOOK」データベースの商品解説】
「78(ナナハチ)」という名の一風変わったSP盤専門店から、この奇妙な物語は始まっていく。置き手紙を残して失踪した謎の店主、店の常連客の若者――ハイザラ、バンシャク、二人が思いを寄せる女性・カナたちのお話が進んでいくにつれ、大昔の伝説の楽団「ローリング・シェイキング&ジングル」、〈失意〉を抱える作家、中庭と犬をこよなく愛する老人、未完の曲を残したまま消息を断ったチェリスト、その父を探す息子、「夜の塔」という名の7重の塔に棲む7人の姉妹の様々な時間・場所の物語が響きあう。【商品解説】
収録作品一覧
オリエンタル・ツイストドーナツ | 13−41 | |
---|---|---|
二段ベッドの神様 | 43−73 | |
第三の男 | 75−102 |
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紙の本
マッチで吸う煙草の味
2015/09/27 03:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
SPレコードを軸に、時間と空間を行き来しつつ、集束へと向かう物語は、吉田篤弘ならではの面白さに満ちている。
だが、最も引きつけられたのは、バンシャクとハイザラの鉄道終点への冒険。この部分のワクワクする感じは、稲見一良の「男は旗」や「花見川のハック」を読んだ時の高揚感を思い出させた。これは、少年時代に親しんだマーク・トゥウェインやアーサー・ランサムの雰囲気でもある。他の吉田作品には余り見られない魅力を感じた。
また本作には、今では希少価値となったマッチ(燐寸)で火をつける煙草の味が良く似合う。
紙の本
魅力
2015/03/26 06:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
回るよ回るレコードがいつかの78回転だったあのころへ。つながり触れかすめときおり顔をのぞかせる。吉田さんの本は不思議な感覚につなげてくれる。