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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 10件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2009/02/24
  • 出版社: 岩波書店
  • サイズ:20cm/257p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-00-002594-2

紙の本

六本指のゴルトベルク

著者 青柳 いづみこ (著)

【講談社エッセイ賞(第25回)】「羊たちの沈黙」「モデラート・カンタービレ」…。古今東西の純文学やミステリーの中から、音楽や音楽家を扱った作品をとりあげ、音楽とのかかわり...

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六本指のゴルトベルク

税込 2,200 20pt

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商品説明

【講談社エッセイ賞(第25回)】「羊たちの沈黙」「モデラート・カンタービレ」…。古今東西の純文学やミステリーの中から、音楽や音楽家を扱った作品をとりあげ、音楽とのかかわりを主軸に読み解く。『図書』連載に書き下ろしを加え書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

目次

  •  1 打鍵のエクスタシー
  •  2 白と黒の迷路
  •  3 完璧な演奏
  •  4 数字マニア
  •  5 イメージトレーニング
  •  6 マジック・リアリズム
  •  7 コンサートの魔
  •  8 強迫性障害
  •  9 耳の不思議

著者紹介

青柳 いづみこ

略歴
〈青柳いづみこ〉東京芸術大学大学院博士課程修了。ピアニスト・文筆家。大阪音楽大学教授。日本ショパン協会理事。「翼のはえた指」で吉田秀和賞、「青柳瑞穂の生涯」で日本エッセイストクラブ賞を受賞。

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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

音楽の不思議、音楽の魔が降り積もっていくエッセイ集

2009/03/08 19:45

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書のタイトルになっている六本指の人物が弾く『ゴルトベルク変奏曲』の話からはじまるエッセイ集。バッハの『ゴルトベルク変奏曲』が主題のアリアと30の変奏から出来ているように、本書は30のエッセイ+あと書きで構成されています。

 音楽を扱った小説やミステリーを取り上げながら、100%の完璧を望む演奏家気質や、コンサートを前にしたこの世の終わりかと思うほどの緊張、高額な楽器と演奏の「ホンモノ」「ニセモノ」をめぐるテーマ、言葉を超えたところに生まれる共感の心理など、音楽と作曲家、演奏家の神秘に思いをひそませ、そのヴェールの裏側にあるものを垣間見ていくのですね。

 著者の身の回りに起きた体験談を話の枕に、音楽小説やミステリーの同じテーマやモチーフ、印象的なシーンを読み解いていくなかで、音楽の不思議、音楽の魔が降り積もっていくところ。著者の<ツボにはまった感>が、精妙な文章の調べに乗って響いてきたところ。そこがよかった。グレン・グールドの『ゴルトベルク変奏曲』のあとのほうの演奏、ゆったりとしてたゆたうような1981年盤の音楽に耳傾ける感じで引き込まれていきました。

 思索の深い底から、バッハの楽譜が現れ、音楽が紡がれてゆく様を描いたイラスト。ミルキィ・イソベの装丁も、本書に一層の趣を添えて素敵です。

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紙の本

天は二物も三物も与えます。ピアニストにして名エッセイスト、おまけにこんなにも素敵な装丁をしてもらえるなんて。カバーについていえば、まさにミルキィ・イソベの真骨頂、岩波の単行本史上ベストかも。もちろん、内容も素晴らしい。脱帽です。

2009/08/10 21:22

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんといっても装丁がステキです。カバーの色の変化もですが、うねる譜面の扱いがセンスのよさ。それが捩れながら背の手前で細くなり、背からカバー後にかけて広がっていく。もうこれは創造です。しかも、カバーの紙質がとてもいい。エンボスがかったような凹凸のあるものですが、模様がグレーの小さな欠片のようになっていて、この手触りがクール。そんな装丁はミルキィ・イソベ。

本のほうもタイトルからして面白そうですが、中身も実に楽しい記事が満載です。この本に出ている音楽家で私が実際にホールで聴いたことのあるのはピアニストのマルタ・アルゲリッチ、マウリツィオ・ポリーニ、アルフレート・ブレンデル、ヘルベルト・フォン・カラヤン、カルロス・クライバー。で、実際にキャンセルの憂き目にあったのがベネデッティ・ミケランジェリ。

特にポリーニとブレンデルについては何度か聴いているので、チケットの手配が大変だったことも含めて昔のことを思い出しました。私が現代音楽を聴くようになったのも、ポリーニ、ブーレーズがシェーンベルクやウェーベルンを演奏していたからです。ついでに書けば、ELP、ピンクフロイド、イエスといったキーボードを駆使したプログレッシブ・ロックも不可欠でした、はい。

でも、嬉しいのはそれだけではなくて青柳いづみこがここで取り上げた本です。あとがきの書名索引から私が読んだものをあげれば、村上春樹『海辺のカフカ』、山之口洋『オルガニスト』、中山可穂『ケッヘル』、皆川博子『死の泉』、奥泉光『鳥類学者のファンタジア』、アン・バチェット『ベル・カント』、篠田節子『マエストロ』、ジョン・ガードナー『マエストロ』、ポーラ・ゴズリング『負けイヌのブルース』と、いずれ劣らぬ名作ぞろい。

何故か書名索引には抜けていながら、文中にだけ出てくるものではトマス・ハリス『ハンニバル』、エドマンド・クリスピン『白鳥の歌』、アーサー・マッケン『パンの大神』、伊坂幸太郎『魔王』があります。どれも想い出深い作品ですが、どうして書名索引から外したのか、その基準を聞きたいところです。

CDで言えば、グレン・グールド『ゴルトベルク変奏曲』が共通体験です。新録、旧録とも我が家にありますが、世評的には昔のものの方が評判がよろしい。本当なんでしょうか。私にはどっちもどっち。むしろアンドラーシュ・シフやアンドレ・ガブリロフとの比較をして欲しかったなあなんて思います。

それと、面白いのが演奏者たちを襲うミスに対する恐怖と彼らの凄い行動。エレーヌ・グリモー、ミケランジェリ、それと、アルゲリッチいち押しのゴメス・マンスール。そして自分の演奏の最高の瞬間を録音しようとしながら果たせないクリスチャン・ツィメルマン。それにしても、エフゲニー・キーシンがマザコンだったとは・・・。

ちなみにそういう記事に出会うと、私は青柳に篠田節子『秋の花火』の「ソリスト」を読まれましたか、と質問したくなります。無論、そういうことを思うのは青柳が稀代の読書家の一人であると思うからなんですが。そう、この本を読みながら天は二物を与えるものだなあ、なんてことが脳裏を過ぎります。

それにしても、ショパン・コンクールで物議を醸したあのイーヴォ・ポゴレリッチに対して、「今では単なる海坊主になりさがってしまった。」には笑えます。そして、ラヴェルのエピソード。ヴァイオリンのストラディヴァリウスとグァルネリとの話も、演奏、自伝、小説、映画、ピアノ、裏話、ジャズ、料理そのどれについての話も面白い。

先日、浅草のほうで著者である青柳いづみこの演奏会が開かれました。そこでゲストトークがあって、招かれたのがこの本の装幀を手がけたミルキィ・イソベ。ああ、時間があったら青木の演奏を聴きたかった、そしてミルキィさんの独特の話を聞きたかった、そう思いました。以下はデータ篇。

カバー折り返しの言葉は



『羊たちの沈黙』のレクター博士には指が六本あった!
そんなエピソードにプロのピアニストは立ち上まる。
音楽にこだわると、誰もが知っている小説に新しい
世界が拡がってくる。クラシックは苦手、という読者も、
小説の中で紹介されている音楽を聴きたくなってくる。
音楽と文学をむすぶ絶好の読書案内。『図書』好評
連載の単行本化。





 目 次

 1

1打鍵のエクスタシー:ハンニバル・レクター博士とバッハ『ゴルトベルク変奏曲』
2白と黒の迷路:バーディン『悪魔に食われろ青尾蝿』とバッハ『ゴルトベルク変奏曲』
3完璧な演奏:永井するみ『大いなる聴衆』とベートーヴェン『ハンマークラヴィーア』
4数字マニア:中山可穂『ケッヘル』とモーツァルト
5イメージトレーニング:ローザン『ピアノ・ソナタ』とシューベルト『ピアノ・ソナタ変ロ短調D960』
6マジック・リアリズム:カーター『血染めの部屋』と「ノイエ・ザハリヒカイト』
7コンサートの魔:エシュノーズ『ピアノ・ソロ』とアルゲリッチ
8強迫性障害:イェリネク『ピアニスト』とグリモー
9耳の不思議:小川洋子『余白の愛』と室内楽
10音楽の力:バチェット『ベルカント』とペルー日本大使公邸人質事件

 2

11ジャズとスーパー大回転:クラシックとジャズ
12二対七十五:洋服とラヴェル
13インプロヴィゼーション:奥泉光『鳥類学者のファンタジア』と即興演奏
14バッハのアナグラム:山之口洋『オルガニスト』とピアノ
15かすかな違和感:澤木喬『いざ問はむ都鳥』とスタンウェイ
16ヴァイオリンの魔:篠田節子『マエストロ』とグァルネリ
17やっぱりやめられない:ガイイ『ある夜、クラブで』とジャズ
18現代音楽はお嫌い?:ガイイ『さいごの恋』とポリーニ
19カストラート事情(前編):ロス『マルヴェツィ館の殺人』とバルビエ『カストラートの歴史』
20カストラート事情(後編):皆川博子『死の泉』とCD『カストラートの時代』

 3

21音楽のもたらすもの:ベートーヴェンとトルストイ
22つれなき美女:島田雅彦『ドンナ・アンナ』とショスタコーヴィチ『交響曲第14番』
23音楽は悪人?:
24天安門事件とフランス大革命:
25告別のバッハ:
26コインの表と裏:
27長い長い物語:
28音楽の快楽:
29あの瞬間が:
30シャープとフラット:

 あとがき
 書名・CD索引

です。初出データですが、「30 シャープとフラット」は書き下ろし、その他は、『図書』2006年7月号から2008年11月号に連載。

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2010/02/02 17:03

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2010/11/16 17:54

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