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紙の本
「火」というものが世界の神話や伝説でどのように登場してくるか、そこに太古の人間の精神を読み取った興味深い書です!
2020/04/14 09:51
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、未開社会の神話、呪術、信仰に関するものを纏めた『金枝篇」の著作で有名なイギリスの社会人類学者ジェームズ・フレイザー氏による興味深い一冊です。同書では、人類の文明に大きな役割を果たした「火」というものについて、世界の神話や伝説の中でどのように登場し、如何に位置付けられているかが記されています。地底の神々や先祖と戦い、隠された火の秘密を盗み出すポリネシアの大胆な若者たち、火を起こす技を秘めた男を惑わして秘密を暴くアフリカの王女、大神ゼウスから火を奪った罰として、30年間、鷲に臓腑をえぐられ続けたプロメテウスをめぐるギリシア神話などが紹介されており、「火」というものを通した太古の人間の精神を読み取ることができます。とっても魅力に満ちた書です!