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成功に必要なのは才能ではなく、練習であるというのは非常に納得。昔、「誰でも1万時間練習すればオリンピック行けるよ!」って言われたことあるけど本当だったんだ・・・。
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★ルール
(1)30分間で全てのページに目を通しています。
(2)自分が事前に決めたキーワードに絞り、得たい結果のみを探しています。
1.読書前、最も大切だと思ったキーワード(タイトル、目次から推測する)
(1)子供の育て方
(2)練習の量と質
2.期待すること(キーワードから自分が得たいこと)
(1)どのように考え方を持ち、教育をすれば、一つの分野でトップになることができるのか。
(2)親としての役割は
3.読書メモ(得られたこと)
(1)トップになるものは才能ではなく、努力の差である。
(2)極めるためには、1万時間以上の練習が必要である。
⇒深みのある練習には時間がかかる
⇒パターンを認識する
(3)本人の決意が必要である。
(4)信条、気構え
⇒親としては、努力思考のほめ言葉を常に繰り返すこと
4.最も印象に残ったこと
(1)才能は生まれつきではなく、作られるものである
(2)目的性訓練:不変の目的
⇒少し手の届かない目標設定が必要
ギャップを意識して努力すること
(3)精神的な強さは学んで身につけた(タイガーウッズ)
(4)トップになるものは、迷信、クセ、儀式を重要視する
⇒効果があると強く信じている
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卓越したスポーツテクニックや音楽技術などは、その人間の天賦の才能と思われがちだが、実は努力と運からなるものである、という本。
著者自身がオリンピックに出場した卓球選手でもあり、自分のスポーツ体験を織り交ぜての説明は非常に説得力がある。
自分自身の能力を伸ばしたい人にとっては、勇気づけられ、ヒントとなる本である。
まだ、他人のモチベーションをあげること、指導することについていろいろな示唆を与えてくれる。
万里の馬は常にあれど、伯楽は常にはあらず、と昔習ったけど、その通りなのかもしれないと思った。
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「あなたの子どもを勝者にする成功の科学」という副題はどうでも良いのだけれども、この本のメッセージは明快で、「才能よりも努力が大事」ということだ。いや、「大事」ということではなく、継続的・集中的・科学的な訓練が「全て」、と言っても良いかもしれない。例は主としてスポーツの世界から選ばれているのだけれども、タイガーウッズやウィリアムス姉妹やベッカムが如何に天才に見えようと、彼ら・彼女らは才能だけで成功したわけではない、というよりも、小さい頃からの継続的・集中的・科学的な努力・訓練(のみ)が、彼ら・彼女らを成功に導いた、ということだ。スポーツだけではなく、分野を問わずに、当たり前の話だと思う。サラリーマンの世界ですら、当たり前の話だ。当たり前の話なのだけれども、けっこう、そこのところを曖昧にしていることが多くないだろうか、と感じる。子供や若者に向かって、「無限の可能性」等という言葉を使ってはいけない。「あなたが好きなことに関して、これから何年にも渡って合理的な努力をした場合に限って」、可能性があるのだ、ということを、はっきりと伝えてあげた方が良いと思うのだけれども。
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・誕生日の違いなど一見何の関係もなさそうに見える事例がささいな違いを生み出し、それが後に大きな差を生み出すこともある。
・できることを繰り返し練習するのではなく、今の自身にとっては難しいことを練習する。
・「なにがいけないかわからなければ、なにが良いかもけっしてわからない」
・「賞賛すべきは努力であって、才能ではないこと」
・騙されて思い込むだけでなく、自分の意志で思い込むプラシーボ効果もあるのか…
・偏見は自己成就的な性格を持つ
・この本に書かれている論が主流になることは未来永劫ないのではないかな。全てが修練の結果であるならば、世の大多数を占める突出できなかった人間は己の努力不足が現状を作ったことになる。これは非常に受け入れがたいこと。自分の力ではどうにもできない才能に責任を押し付けて安心したいのが人情。
ただ同時に練習さえすれば上に行けるという希望を持たせてくれる書でもあった。
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目からウロコの連続。読んでよかったなーと思える本。妻が妊娠し、自分なりの教育論を持とうと思っているが、その核となりうる一冊。
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「天才」はただの努力家に過ぎないあらゆる分野の一流の人間に共通しているのは、1万時間以上の目的性訓練である。内的動機によって効率的な訓練を自動化せずに1万時間こなしたとき、彼は他人から見れば天才としか思えない業を魅せる。しかしそう思うのは彼の1万時間以上の訓練を知らないために起こる「氷山の錯覚」である。
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論理展開が明快なので、その分、突っ込みどころも多いが、気持ちは良いです。
99%は努力だとしても、残りの1%はそれ以外の要素が絡み、最終的に明暗が分かれる気がするが、そこはダブルシンクで!
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◇また素晴らしい本に出会ってしまいました
読み進めるのが、もったいなかったです。
"傑出への道"が明らかにされ、子どもの頃に、この本に出会いたかった、
と思わせられます。
(実際、その方法論をベースにして、自分の子どもを3人ともチェスの
世界チャンピオンに育てた事例が出てきますしね)
本書の特徴は、「生まれながらの才能」を徹底的に否定し
全て練習・経験等の後天的な要因によるものだ、ということを
一貫して主張しているところでしょう。
それは、同等の練習・経験を積んだならば、私でも
「フェデラーになれる」(!?)と言わんばかりです。
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才能に非ず。
人は努力によって天才になれることを、
研究者による数々の論文、研究、
スポーツ選手の成果と鍛錬の関係、
そして著者のオリンピック金メダルの経験から証明する。
マルコム・グラドウェルの一万時間の法則。
だがただ練習すればよいわけでない。
目的性訓練が必要であり、
そのためには正確なフィードバックが必要となる。
努力し続ける、正の螺旋階段登り続けるにはどうしたらよいのだろうか?
どうしたら自分の努力を信じ続けることができるのだろうか?
(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
●20歳になるまでに、
最高のバイオリニストたちは平均一万時間の練習を積んでいた。
これは良いバイオリニストたちより2000時間も多く、
音楽教師になりたいバイオリニストたちより6000時間も多い。
(中略)
このパターンに例外はないことを発見した。
辛抱強い練習なしにエリート集団に入れた生徒は一人もいなかったし、
死ぬほど練習してトップ集団に入れなかった生徒もまったくなし。(P.17)
○コンピュータのたとえを使うなら、
フェデラーのストロークの優位性は、
ハードウェアよりソフトウェアの優位性に
反映されているのではないだろうか?(P.43)
○チェスを用いて傑出性練習説の証明にとりかかった男が、
たまたま歴史上もっとも才能に恵まれた
三人の女性チェスプレイヤーの親になっただけだ、とね。(P.85)
●肝心なのは、一流のスケート選手が自分のすぐれた技量から見て、
もっと難易度が高いジャンプに挑戦することだ。
(中略)
目的性訓練とは、
少しばかり力がおよばなくて実現しきれない目標をめざしてはげむこと。
現在の限界をこえる課題に取り組んで、
繰り返し達成に失敗することだ。
傑出とは、快適な領域から踏み出し、
努力の精神をもってトレーニングにはげみ、
艱難辛苦の必然性を受け入れることにかかっている。
じっさい、進歩は必然的な失敗の上に築かれる。
これはプロのパフォーマンスにかんする
もっとも重要なパラドックスだ。(P.95)
●フィードバックループ
あらゆる点でまったく同じストロークを身につけろと指導した。
二か月間その打ち方を繰り返し、
狂いなしに同じ打ち方ができるようになった。
この新たな技術はあらゆるショットにおいて、
フィードバックのための完璧な条件を提供してくれた。
失敗すれば即座になにが悪かったか特定できるようになり、
それが自動的な改良と再調整につながった。(P.113)
●知識をほめられた生徒たちのまるまる三分の二が簡単な課題を選んだ。
だが努力をほめられた生徒たちの
90パーセントはむずかしいテストを選んだ。
成功ではなく、
実りある挑戦の可能性を追求することに関心があったからだ。
次に与えられたテストは、
非常にむずかしくてだれも解けないものだった。
知識をほめられた生徒たちは、
失敗したのはけっきょくのところ
問題を解くのが得意ではない証拠ととらえてしまった。
努力をほめられたグループは、
テストにずっと長く取り組んだし、それをはるかに楽しみ、
少しも自信を失わなかった。(P.145)
○ボロディエリーは努力をほめ、けっして才能をほめない。
機会があるたびに練習がもつ変化の力に賛辞をおくり、
プレイが途切れるたびに苦労が肝要であることを説く。
そして生徒の失敗を良いとも悪いともみなさず、
ただ向上の機会ととらえる。
「それでいい」と、
フォアハンドを大きめにうってしまった生徒に彼は言った。
「いい方向に向かっている。失敗じゃない。そうやって返すんだ。」(P.149)
●10年の歳月を経て、精神面の準備が芸術の域に達するようになった。
コーチと戦略を話し合って練習場から姿を消し、
注意深く選んだ瞑想の場へ向かうのだ。
そして静かな場所で一人になると、
目を閉じて慎重に稽古した深呼吸運動をはじめる。
吸って、力を抜いて。
吸って―――、力を抜いて―――。吸って――――・・・・。
最初はかなり時間を要するが、長い練習を経て、
わずか90秒くらいで心拍を減らし、
深くリラックスした状態にもちこめるようになった。
心地よく落ちついた気もちになったところで、
ポジティブイメージのプロセスをはじめる。
これまでのなかでもっともすばらしかった試合を
あざやかに思い出すことにしている。
まずは外から観客の視点で大胆な攻撃に拍手喝采し、
技の多彩さに驚嘆する。
そして視点を変えて自分の体のなかに入り、
ボールがラケットに当たる感覚を感じ、
能力の限界や限界をこえたところでプレーする高揚感を感じる。
そして焦点を切り替え、
これから対峙する相手との対戦を思い浮かべ、
育ちつつある深く楽観的な感覚を感じ取る。
自信が固まっていくのを感じる。疑いが消えていく。
ますます気分がよくなっていく。
そしてさらに精神的切り替えをして、「肯定的承認」に入る。
もう自分が動いているとこはみないで、
奇妙に力あふれたこの言葉を述べる。
「きみは勝てる」。なんどもなんども確信を深めながら。
内なる自分にたいして、もっている疑念を捨てるように、
説得するかのようにはなしているのだ。
最後の数回の肯定は、ほんの少しちがっている。
「きみは勝つ!きみは勝つ!」。(P.184-185)
○アーセン・ベンゲルはこう語っている。
「できるかぎりのパフォーマンスをするには、
論理的な正当性をはるかにこえる強さで
信じることを自分に教えてやらなければならない。
この非合理的な楽観能力を欠く一流選手はいない。
そして合理的な疑いを心から取り払う能力なしに、
最大限の力を発揮できたスポーツマンもいないのだ」。(P.186)
○ストロークのときの身体の各部分の連携した動きについて
ジェームズに説明を求めたところ、
彼は首をふって肩をすくめた。
「どうやっているのかわからないんだ」と、ジェームズは笑って言った。
第一章で見たように、
心理学者はこれを「無念夢想の境地(熟練性健忘)」と称している。(P.208)
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天賦の才能、というものを完全に科学的に否定・解明している本なんだが、それだけじゃなく、各スポーツ・チェスとかの分野のNo1選手がどういう練習をしてきているかが科学的に説明されていて面白い。練習・努力の量、そしてその質の2つがあわせることの大事さが非常にわかりやすく理解できる。そんな簡単に実践できるものではないが、どうやれば子供をトップ選手に出来るかはわかった気になれる。 自分が仕事でこれまでなぜ成長できてきたのかも科学的に理解できた。
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「人にはそれぞれの先天的な才能がある」ということを真っ向から反論する一冊。
スーパースターの優秀な結果の裏には血のにじむ努力がある。
才能ではなく努力、遺伝ではなく環境とモチベーション。
地頭の良い人はなんでもそつなくこなせる理由を垣間見た気がする。
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・ 辛抱強い練習なしにエリート集団に入れた生徒は一人もいなかったし、死ぬほど練習してトップ集団に入れなかった生徒もまったくなし。最高の生徒とそのほかの生徒を分かつ要因は、目的性のある練習だけ。20歳になるまでに、最高のバイオリニストたちは平均一万時間の練習を積んでいた。これは良いバイオリニストたちより2000時間も多く、音楽教師になりたバイオリニストたちより6000時間も多い。最高の演奏家たちは、最高の演奏家になるための作業に、何千時間もよけいに費やしていた。つまり、最終的に重要なのは才能ではなく練習なのだ。
・ エリクソンらは「われわれはこうした技能水準のちがいが普遍であること、つまりは生得的な才能によるものであることを否定する。むしろ、優秀な演奏家とふつうの大人とのちがいは、生涯にわたり技能を改善しようと意図的に努力してきたこだわりの結果を反映しているのである。」
・ 芸術から科学から、盤上の遊びからテニスまで、あらゆる複雑な作業において世界のトップに達するには、最低でも10年は必要だということがわかっている。またほとんどの分野のトップ成績者は、年に1000時間くらい練習する。10年間続けると1万時間となる。これはあらゆる複雑な作用において、一流技能を身につけるために最低限必要な時間。もちろんこれは、エリクソンの実験で最高のバイオリニストたちが練習してきた時間とも合致する。
・ ごく早期に発達が見受けられるのは、子供が両親やコーチのためではなく、みずから時間をつぎこむ気になった場合のみ。子供の考え方や感じ方に敏感になるには、過度のプレッシャーを与えずにトレーニングをうながすことが重要。
・ 目的性訓練とは、少しばかり力がおよばなくて実現しきれない目標をめざしてはげむこと。現在の限界をこえる課題に取り組んで、繰り返し達成に失敗することだ。
・ 成績面の大きな差は知能や動機とはなんの関係もなかった。成績の差をもたらしたのは、まったくちがうものだった。それぞれの信条もしくは気構えだ。能力は努力によって変えられるという信条をもつ生徒たちは、困難に直面してもやり抜いただけでなく、実際に向上してみせた。
・ 最初にもって生まれた才能、適性、関心あるいは気性が異なっていても、誰もが努力と経験によって変わったり成長したりできる。
・ 「頭が良いのねー」と知能を褒められた生徒より、「よくがんばったねー」と努力を褒められた方が難易度の高いテストを選んだ。成功ではなく、実りのある挑戦の可能性を追求することに関心があったからだ。
・ あがらないための方法。健康、家族、人間関係など、試合よりはるかに重要なあらゆることを考える。試合前の習慣のなかで、とてもリラックスした状態で5分間そういったことで頭をいっぱいにして、しめくくる。「ただの卓球だ」とコートに入るときは、試合はもはや最も大切なことではなくなっているのだ。
感想
一般に、ある分野で優れている人は才能があると思われがちだが、その裏では膨大な量の練習、勉強をしている。ほとんどの分野のトップ成績者は、最���1万時間(1000時間/年×10年間)練習しており、これは一流技能を身につけるために最低限必要な時間とされている。それだけの練習をしないで才能がないと諦める人は凡人にしかならないということだろう。
一流になるには才能ではなく練習。。
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書かれていることは大筋賛同。
要約すると、才能あるものが成果を出せるのではなく、努力をしたものが成果を出せる、ということ。
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生まれながらの天才の存在を否定。
天才は皆、努力量で作られていた?!
そんな事実と分析とともに、じゃぁ、今からの可能性、感じて見たくなる本です♪