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ことばと思考(岩波新書 新赤版)

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.10
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波新書 新赤版
  • サイズ:18cm/227,5p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-00-431278-9
  • 国内送料無料
新書

紙の本

ことばと思考 (岩波新書 新赤版)

著者 今井 むつみ (著)

異なる言語を話す日本人と外国人では、認識や思考のあり方は異なるのだろうか。「前・後・左・右」のない言語の位置表現など、調査・実験の成果を紹介しながら、認知心理学の立場から...

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ことばと思考 (岩波新書 新赤版)

864(税込)

ことばと思考

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ことばと思考

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商品説明

異なる言語を話す日本人と外国人では、認識や思考のあり方は異なるのだろうか。「前・後・左・右」のない言語の位置表現など、調査・実験の成果を紹介しながら、認知心理学の立場から明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

今井 むつみ

略歴
〈今井むつみ〉ノースウェスタン大学心理学部Ph.D.取得。慶應義塾大学環境情報学部教授。専攻は認知科学、言語心理学、発達心理学。著書に「ことばの学習のパラドックス」など。

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みんなのレビュー39件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

言語学の書に定評のある岩波新書の中でも出色の一冊

2011/04/01 22:05

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る


 <異なる言語の話者の間では世界の認識の仕方も異なる>という「ウォーフの仮説」が果たして正しいのか否かについて、興味深い実験の数々によって検証された研究成果を紹介する書です。

 抜群に面白い一冊です。岩波新書は限られた紙数で言語学を取り上げるのが実にうまい、というのが私の過去30年近い経験知ですが、この本はその私の見方を全く裏切らない、知的好奇心を十二分に満たしてくれる書です。

 前・後・左・右という言葉で相対的に位置関係を把握する言語話者(日本語話者や英語話者など)と、東・西・南・北という言葉で絶対的枠組みで空間を把握する言語話者(メキシコ先住民のトトナック族など)とでは、位置関係の把握がやはり異なることを検証する実験。
 幼児が一定の年齢に達して母語を獲得し始めると同時にその母語に大きく影響された形でしか対象に興味を示さなくなることを示す実験。
 こうした実験のひとつひとつによって、人間は何を「同じ」と考え、何を「異なる」とみなすのか、それが話者の言語によって大きく左右される様子が紹介されていきます。

 このようにして、「ウォーフの仮説」が一定程度正しいということを著者は示していきます。しかしそのとき読者の胸中には、にわかに絶望的な疑問が湧いてくることでしょう。
 世界の見方が異なる外国語の話者とわれわれとでは、結局のところ相互理解を望むことはできないのか、と。

 著者はそうは考えません。
 「外国語に習熟することは、別の意味で、認識を変えるといってよい。(中略)外国語を勉強し、習熟すると、自分たちが当たり前だと思っていた世界の切り分けが、実は当たり前ではなく、まったく別の分け方もできるのだ、ということがわかってくる。この「気づき」は、それ自体が思考の変容といってよい。」(222~223頁)

 言語をみつめることで世界に対する視野がどんどん拡大していく。「気づき」という言葉を「悟り」と置き換えても良いような気がします。そしてこの「悟り」に達したとき、私たちは何倍も幸せに生きられる。
 そんな高揚した気分にさせてくれる本です。

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紙の本

実際に検証してみることの大切さを再認識。

2011/05/31 16:33

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 第一章のタイトル「言語は世界を切り分ける」は常々なにかを考えるときに感じていたことである。第二章タイトル「言語が異なれば、認識も異なるか」も、そこから派生する疑問としてこれも常々もっていた疑問である。そんなわけなので、身近にあったこれらを著者はどう扱ってくれるのかととても期待して読んだ。
 著者は心理学系の研究者。発達心理学も含めた心理学の実験でこれらの疑問を検証していく。あいまいなまま通っていることでもきちんと時間をかけて実証することの大事さを実感した、なかなか誠実な書き方の一冊であった。「異なる」と結論されるものの基礎に存在する普遍性を探る試みも行っていて先の広がりも感じられる。

 概念的に「きっとそうだろう」と思っていることを、心理学者はどんな実験をして証明しようとするのか。過程も詳しく書かれていてなかなか面白かった。なるほど、と思う実験もある。やっぱりね、という結果もある。結局はよくわからないのだろう、という部分もある。
 終章「言語と思考 その関わり方の解明へ」では「異なる言語どうしでも分かり合えるのか」ということが議論される。「異なる」ものの基礎にも普遍性があると考える著者は「言語の普遍性を探る」という一章(第三章)をたててまず議論しているのだが、結論は「違いはあっても理解は可能である」に向かう。大事なことは「ちがい、ずれ、多様性の存在を意識すること」。終章でのこの言葉は、しっかりした実験検討の結果が、ある程度想像できる「あたりまえ」のところに落ちた、というところである。

 しかし、思い込みや自分の身近なところにだけ通用する「あたりまえ」があまりにも多いのが現実の世の中である。しっかりした結果の裏打ちを受けたことで、なにか「あたりまえ」の深みが増したように感じた。
 「なんとなく」の知識や情報が、かえって不安を駆り立てたりおかしな行動を引き起こしたりする。昨今それを身にしみて感じさせることが多かっただけに、本書のような「きっとそうなるだろう」ことでも実際に確認することの大切さを改めて感じた次第である。
 
 このようにして、面倒でもひとつひとつ「確認」をつみあげることで、「通じない」ことも少しずつ「通じる」に近づけていくことができるかもしれない。
 言語学を紹介する新書としても素晴らしいが、いろいろな考えを広げてくれるという意味でも高い評価をしたい一冊であった。

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紙の本

まさに新書

2011/01/01 11:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まるきんくらぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る

違う言語を使っている人どうしでは、見えているものは異なっているのか、という問いはとても興味深い。その問いに対して、特別に知識を持っていない人にでも読めるように書かれた文章で、まさに新書らしい新書と言えると思う。しかも、その問いへのアプローチは、今現在の実験結果をとりいれて書かれているため、とても刺激的であるし、説得力がある。この本を読んでいる時間はとても楽しかった。

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紙の本

言語の習得が思考におよぼす影響

2011/08/12 14:57

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Genpyon - この投稿者のレビュー一覧を見る

思考とはことばの操作であり、私たちは、ことばを通して世界を見たり理解したりする。本著は、ことばに関するこうした一般論を、いろいろな言語から取り出した実例に、さまざまな心理学的実験の結果を対比させることで、より具体的な形として私たちに示してくれる。

本著では、このような「異なる言語間での異なる認識」の例を多く示して事足れりとせず、さらに、言語を習得しつつある子どもの思考を確かめる実験の結果をもあわせて示すことにより、言語の習得が思考におよぼす影響をくっきりと示しており、いろいろと興味を引かれる事例が多い。

たとえば、この世の中には、前後左右という相対的位置関係を示す単語がない言語があるそうで、位置関係を示す場合は、東西南北という絶対的位置関係でしめすらしい。そのような言語の話者は、デッドレコニングと呼ばれる方向推定能力(鳩が巣に戻ることができるのと同等の能力らしい)に優れている一方で、鏡像の関係にある画の識別は不得手、ということが実験で確かめられたという。そして、実験によれば、前後左右といった相対的位置関係を示す語を学ぶ前の子どもは、絶対的位置関係の言語話者と同じような認識的特徴を示すらしい。

非常に興味深い話ではないだろうか。ここから、では、前後左右を学ぶ前の子どもにはデッドレコニング能力があるのか、とか、文字を学ぶ子どもがある段階で鏡文字を書いてしまう傾向とも関係があるのか、などもっともっと突っ込んでほしいのだが、まだそこまで研究が進んでいないのか、あるいは新書の文量の限界なのか、そういう意味で、読み終わったときに、食い足りない感じが少し残っているのが残念だ。

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2010/11/26 10:36

投稿元:ブクログ

 中国語や英語では、時計は“鐘”clock“表”watch、カギも“yaoshi”keyと“鎖”lockに分けられる。こんなふうに、言語によって、世界がいろんなふうに切り分けられていることは、鈴木孝夫さんの『ことばと文化』『日本語と外国語』(岩波新書)等によって、日本でもよく知られるようになった。しかし、ことばの分化が認識に影響するかどうかは、サピア・ウオーフの仮説をどう評価するかにもかかわる古くて新しい問題だ。色の種類を二つしかもたない民族でも、色の識別はできるということがわかって、認識はことばに関係ない、ということも言われるようになった。たしかに、人間の認識というものは基本的なところでは、驚くほど一致する。しかし、ことばが認識に影響を与えることはないのだろうか。本書は、著者がそのような問題意識にたち、実験心理学の成果をふまえ、人間の認識の普遍性と、ことばが認識に影響を与える事例を興味深く提示する。普遍性にかかわるものを一つあげれば、英語や他の言語では「歩く」や「走る」を表す動詞がたくさん存在するが、「歩く」と「走る」の間は、多くの言語ではっきり分かれるとか、色の認識は確かにその核となる部分では一致するが、周辺部の色名が変わる部分ではことばに左右されることがあることをロシア語の例を引いて述べている。日本語と中国語はともに助数詞をもっているが、中国人が「椅子、傘、包丁」を共通のものとしてくくろうとする傾向は、同じ助数詞(“把”)を使っていることから来ている、などの指摘はとても興味深い。(ぼくも「言語文化論」の授業で実験してみたが、その通りだった)バイリンガルの思考と言語がどうかかわっているかの記述も興味深いが、それは本書を手にとって読んでほしい。もっとも、今井さんの関心は、認識が先か言語が先かということではなく、わたしたち人間の認識と思考に言語がどれほどかかわっているかを明らかにすることだという。熟読玩味に値する、深い本である。

2011/04/14 15:55

投稿元:ブクログ

言葉が思考に影響を与える事もあるが大体は育った文化の影響が大きい。
同じ意味でも言葉によって判断を誘導したりすることが出来るのがわかった。

英語の例文などあるので初歩的な英語がわからないとよみづらい。

2011/06/05 23:18

投稿元:ブクログ

これは面白かったねぇ~。
言語の数だけ、世界のカテゴライズのされ方がある、ってのを知るのが大事ってことなんだけど、英語の可算名詞と不可算名詞ってそういうことか、とか、男性名詞と女性名詞って、なるほどね!とか、なんか言語を知る上で妙に腑に落ちるところが面白かったですよー。
目に見えない「関係の共通性」みたいな抽象的概念を重層的に認識することができるようになってるのが言語の言語たるところで、そこのところが人間と動物を決定的に違えてるのねん。
しかも、赤ちゃんより、大人の方が賢くなっていると思ったら大間違い。
実は「言語」を学ぶことで、情報処理のショートカットをゴンゴンやっていくもんだから、実は歪曲して物を見ているのが大人なのね。
「あるがまま、ありのまま」を正確に見ているのは赤ちゃんの方。
しかも、絶対方角の磁石もってるしー。Y(・o・)Y
それにしても、この本、マーケティングする上でもかなりいいヒントになるよなぁ~、って感じです。
あぁ、それと、「予想どおりに不合理」(http://bit.ly/kNJfvt)や「不合理だからすべてうまくいく」(http://bit.ly/iRPUuL)とも重なる話だよ。

2013/06/30 17:06

投稿元:ブクログ

 「異なる言語の話者は世界の認識の仕方も本当に異なるのか」という古典的な問いに、様々な実験データで答えるもの。異なる言語の話者だけでなく、言語を持たない人間の赤ちゃんがどう世界を認識するのか、という実験も紹介されている。
 「サピア=ウォーフの仮説」や、その仮説は言い過ぎではないかという批判なんかは言語学を勉強すれば出てくるが、様々な理論的な話は置いておいて、実験してみるとどうなるのか、という話が書かれている。言語心理学(心理言語学?)というのをちゃんと勉強したことないので、こういう様々な実験結果から言語の多様性と普遍性という大きな2つの特徴に迫っていくプロセスがとても面白いと思った。
 1章の「言語の多様性」については、本書でも書かれているが、他の本で多数紹介されているところであるが、何度読んでも面白いと思う。「パプアニューギニアのファス族の言語」では体の部位が数を表すのに使われ、例えば38は「二度目の小指まで行って再び最初の小指」と表す(pp.57-8)というのは、面白い。『もし「右」や「左」がなかったら』という本にも書かれていたと思うが、東西南北のような絶対的な基準によって物の位置関係を表す言語というのがほんと不思議だ。人はもともとこのような感覚を持っている、ということを初めてこの本で知ったが、そんな能力を、わざわざ右や左という言葉によって失うのももったいない気がする。この第1章の多様性も面白いが、それよりも、例えば「歩く」から「走る」に切り替わるタイミングはどの言語の話者でも同じ、という「世界の切り分け方」に普遍性が認められるというのがとても興味深い。言語は「多様性」と「普遍性」の両方で語られるべき、というのがよく分かる1冊だった。
 関係ないが、p.217を読んで、英語の「歩く」の語彙を意識的に増やさないといけないと思った。(13/06/30)

2010/11/09 06:50

投稿元:ブクログ

作者もご承知の通り、読破するにはつらいものがありました。
何を結論に持ってこようとされているのかわからない。
・・・でも、そういうアプローチだったのですね。
読み切らないと理解できない本です。

2010/12/25 10:47

投稿元:ブクログ

期待外れというか…
もっと斬新なことが書いてあるかと思ったので、残念。
実験による検証は面白いと思ったけどね。

2011/04/07 20:23

投稿元:ブクログ

言語(母国語)は思考に影響を与えるのか?
異なる母国語を持つ人同士は根本的にはわかりあえないのか?
…結論から言えば、そうともいえるしそうではないとも言える…んだけども、
例えば「左右前後」という相対的に位置を表す言語を話す人と
「東西南北」の絶対的に位置を表す言語を話す人とでは
方向感覚に明らかな差があった、など、興味深い調査結果がいろいろありました。

2011/02/19 11:50

投稿元:ブクログ

実験結果から結論への結びつきが短絡すぎる感があって、つっこみたくはなるが、
実際にはもっと複雑な実験を重ねているのだろうし、
「そうだ」「ようだ」といった表現で断言を避けているのは誠実。
その分、最後の方で言われているように、白黒ハッキリしない部分が多く、
すっきりしない読者も多いと思う。

要するに、この分野はまだまだこれからだということ、
言語と思考との関係は一言でいいきれるほど単純ではないということ、
そういうことを、専門外の人もわかってもらえる本かと。
あと、外国語学習の意味づけにも使える。

2013/05/08 17:14

投稿元:ブクログ

 あたりまえのように、モノを考えるときは言葉で、日本語で考えています。その仕組みを解き明かす本です。
 各言語によって、動詞の表現の仕方にも違いがある、と言うのはとても納得しました。だから私は英語の、ちらっと見る、じっと見る、その他いろいろな見るが、覚えられないのです。

2011/11/27 11:44

投稿元:ブクログ

言葉が違えば思考は違うのか。認知科学的な側面から、人はどのようにして言葉を獲得し、思考を獲得するのか。

2011/02/12 16:24

投稿元:ブクログ

認知心理学の観点で、言葉が人間の思考に与えている影響について語っています。かなり研究色が強く、実験結果の紹介が多いので、一般の人にとっては読み物として読みづらいかもしれません。

本書で書かれているのは、おおよそ以下のような内容です。
・文化によって物事の認識の仕方(何をどう区分けするか?)の傾向に違いがあり、その違いは言語によって表現される。
(例)エスキモーの言葉には、雪の表現がいろいろあるとか。
・赤ちゃんが言語を獲得していく中で、母国語に依存して、物事を識別する能力が成長する。
(例)エスキモーは、日本人より異なる種類の雪を識別できる。
・ただし、すべての思考が言語で規定されるわけではない。当たり前だけど。

多種多様なプログラミング言語を操るソフトウェアエンジニアは、感覚的に上記のことは理解できるんじゃないかと思いました。

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