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  • カテゴリ:一般
  • 取扱開始日:2012/11/29
  • 出版社: 毎日新聞社
  • サイズ:20cm/310p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-620-10789-9

紙の本

冷血 上

著者 高村 薫 (著)

クリスマス前夜の「一家四人殺し」―数多の痕跡を残しながら、逃走する犯人たち。翻弄される警察組織の中で、合田がふたたび動き出す。【「BOOK」データベースの商品解説】求人サ...

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冷血 上

税込 1,760 16pt

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商品説明

クリスマス前夜の「一家四人殺し」―数多の痕跡を残しながら、逃走する犯人たち。翻弄される警察組織の中で、合田がふたたび動き出す。【「BOOK」データベースの商品解説】

求人サイトを通じて顔を合わせたばかりの男たちが、一家殺害という凶行におよぶ。数多の痕跡を残しながら、逃走する犯人たち。翻弄される警察組織の中で、合田雄一郎がふたたび動き出す…。『サンデー毎日』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー84件

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評価内訳

紙の本

あの合田雄一郎はさらに深まる闇の中になにを見るのだろうか?

2013/03/04 15:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん  - この投稿者のレビュー一覧を見る

「なぜ彼らは無意味と思える残忍極まりない殺人行為に至ったのか」とこれはカポーティが用意した大きな謎であった。カポーティには「綿密な取材活動でえたデータを再構築した作品である」という売りがあった。だからあたかもすべてが事実の積み上げであるかのように読者を錯覚させることがあっても、フィクションだった。そしてある閉ざされた雰囲気の中で死刑を決定していった裁判を批判的に見たのだ。
被害者家族は裕福で人もうらやむよき家庭であること、二人の犯罪者がまともな人格を持ち合わせていないことは両作品に共通している。
ただ「高村版冷血」はカポーティとは本質的に違う。ノンフィクション・ノベルでもなければ、それと思いつくようなモデルがあったものでもない。フィクションでありながら、高村ならではの正確無比なディテイルによって、本当にあった事件の詳細な資料入手した著者がそれを分析し、再構成したノンフィクションと見紛うばかりなのだ。想像力だけでここまで精緻に因果のありようを構築できるものなのか。実相をフィクションによって穿とうとする著者の気迫に圧倒される。
2002年12月20日深夜から21日未明、閑静な住宅地で歯科医の一家四人が惨殺される。上巻は2つの章立てからなり、第一章「事件」は12月17日から殺人事件が起こるまで、家族と犯人の足跡を描く。歯科医一家の幸福そのものの様子は娘・中学生の視線で語られる。
一方、携帯裏サイトで知り合ったばかりの犯人二人。井上克己31歳、戸田吉生34歳は池袋で初めておちあい、クルマ泥棒、郵便局ATM襲撃、コンビニ強盗など蛮行を重ねて首都圏を迷走した後、空き巣狙いで医師宅にめぼしをつける。この場面は交互になった二人の視線から語られる。妄言はあっても虚言ではなく、彼らなりに正直ベースで行動、言動、内心を表現しているのだが、読んでいるものにとって、その多くがでたらめであり、飛躍があり、理屈にあわないものなのだ。
第二章「警察」は警察の捜査プロセスが描かれるが、ここはほとんどが合田雄一郎の視線である。高村薫お得意の合田の独白と思念が延々と積み重なっていく。
読んでいるうち、この事件には無関係な合田自身の過去のプライベートな残滓がところどころで滲み出る。いまなおそのしがらみから抜け切れない合田の憂鬱が描写される。また上からの指示に納得しないまま、しかし、それに抗いはせず腰を引いてしまう軟弱など、最近読んだ横山秀夫の『64 ロクヨン』にある熱血とか佐々木譲の正義とかとは縁遠い、まるで警察小説らしくない合田警部がある。いかにもリアルな人間らしさにひかれながら、そんなこんなと気になることが徐々に重みを帯びてくる。

これはもしや『レディ・ジョーカー』の延長にある警察小説ではないのかもしれない。若い時分はバイオリンを演奏し、ダンテ『神曲』を読んだインテリ合田。過去にいろいろあった合田。『太陽を曳く馬』の世界を考察した合田、そこで不可解の領域に立ちすくんだ合田。左遷の憂き目にあった合田。高村薫は本著だけでは述べ切れていない要因を含めていまある合田雄一郎の全人格でもってこの事件を見つめさせようとしているのではないだろうか。とすれば無駄な叙述はない。

結局、カポーティはカポーティの視線であの物語を語った。しかし、この『冷血』では直接に高村の語りはなく、合田雄一郎という人格がすべてを語っている。それだけ読み手は合田の人間を穿つ必要があるということだろう。
そう、これは合田が関わった事件の物語ではなく、事件と関わりながら彷徨する合田の魂の物語ではないだろうか。

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紙の本

カポーティの「冷血」とは比較にならない、だがこれはこれで読み応えがある。

2015/09/22 20:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

カポーティの「冷血」の凄みは、理由もなく殺人を犯した犯人の怖ろしさ、だけにあるのではない。虚無すら漂わせる犯人の〈冷血〉が、視点など変えなくても、真っ向から描かれ、背筋が寒くなるほどに伝わってくる、そういう表現の奥深さにある。
高村薫はすごい作者にちがいない。でも、犯人側の視点、警察側の視点、時には殺される家族の視点まで入れて事件を追っていく書き方で書かれたこの作品は、到底カポーティの「冷血」と比べられるものではなかった。
けれどその上で、すごいとは思った。理由のわからない殺人が世にはびこるこの現代、こういうテーマに真っ向から取り組み、あえてわかりやすい結論を導くのではなく、ただひたすらに犯人の心理に迫ろうとする、そのやり方が。その作業は、まるで最初から解けないとわかっている問題を解くようなものだと思う。そういう、ずぶずぶと泥沼に足を踏み入れて行くようなことを、よくやるな、と合田(作中の刑事)に対しても、作者に対しても思うが、しかし人間は本来そうあるべきなのかもしれない。作者は、それを伝えるという意味において成功していると思う。まったく暗い、救いようのない話で厭にはなるが。

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紙の本

期待していただけに...。

2013/06/23 23:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る

文章表現にクセあり。盛り上がりに欠ける。吸い込まれない。
「マークスの山」、「レディージョーカー」のイメージがあったのだが...。

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2013/02/14 12:52

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2012/12/24 21:34

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2012/12/27 22:58

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2013/06/18 13:03

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2012/12/19 22:33

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2013/01/17 20:26

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