今の社会に取り残されないために
2015/09/14 17:11
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投稿者:たる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今更だけど手に取りました。 ゼロ金利の中で金融政策が有効なのか(流動性の罠)。 だが、現実では全く違う現象が起きている。 それを打開するのは先行きに対する「期待」 理屈で説明できないところがおもしろい
いっときの時流に載せて出した本だが、今読むと違った意味で興味深い
2021/07/22 18:37
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
2013年刊行のアベノミクス解説の書。特に新しくはない基本的な経済政策と解説しつつも、2~3年でデフレから脱却できると、政策への期待をにじませている。
しかし、それから8年たとうとしている現在、デフレは続き、個人消費や民間投資を増やすために下げた法人税も結果を出さず、コロナ禍で失業や閉店・倒産件数が増えたというのに、消費増税の効果か、税収は増えて、しかし、経済は低迷。そんな世の中になっている。個人的に、この手の時流に乗って出された本を、しばらくたったのち読むのが好きだが、これほど結果が伴わなかったのがなぜか、このぐらい易しく解説した本を読みたい気がする。
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アベノミクス礼賛、というわけではないけれど、世界ではこれが当たり前ですよ、という全体的な主張。読んだところで、特に異論はないけれど、逆の主張も一読しておきたい気がする。
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本書を読み終わった後で端的に現政権の経済政策を述べると、欧米で既に実施されている大胆な金融緩和政策であるということがわかった。
また、市場経済というものが、理論や合理的なもので成り立っているというよりも、期待感という精神的なものが決定の支柱になっているという筆者の論旨に、納得ができた。
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アベノミクスについて容易な表現でかつ、非常に好意的に書かれている。
財政政策と金融政策の違いから説明しており、
経済について分からない人にとっても取っつきやすい本である。
非常に肯定的に書かれている為、恐らくアベノミクス自体について、正しく理解するためには別の書籍に手を伸ばす必要がありそう。
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アベノミクス云々の前に、デフレがなぜ起こり、なぜそれが良くない状態なのかという部分の解説がわかりやすかった。
情報量としては非常に少ないが、新聞等の内容を理解するためのベースとして良い入門書。
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今、安倍ちゃんがやろうと目論んでることはよくわかった。
ウチの会社がその時流に乗れてないのが残念無念。追い付くしかない。
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猫も杓子もアベノミクスなので、とりあえず概要だけでも知っておきたくて購入。
アベノミクスで円安・株価上昇は嬉しいけど、書店の売れ筋の多くが投資本で、経済本があまりないところに違和感を感じる。
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CPIはすべの品目、CPIコアは天候など経済とは関係のない要因で影響を受けやすい生鮮食料品を除き、CPIコアコアは輸入品の影響を受けやすい食料(酒類を除く)とエネルギーを除いた指数をいう。
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タイトル通り、約90分でアベノミクスの概要が理解できるので、入門書としてはオススメ☆ これからの日本は「デフレ脱却」に向けてどうするべきなのか、わかりやすく解説されているものの、この本だけでニュースを読み解くのは考えもの。その他の方のアベノミクスに対する意見を読んで今後の日本について考えてみたい。
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アベノミクスって何?
アベノミクスはどのくらいで効果があるの?
反対意見もあるけど、結局のところどうなの?
そういった疑問に、丁寧にわかりやすい言葉で向き合ってくれる本だと思います。
少し「ん?ホントに?」と思う部分もありますが、とりあえず言葉しか知らなかった僕にとっては大事な一冊だったと思います。
それにしても今は、知らなきゃ損、知らなきゃ悪い、という感じだな。
もう少し知的好奇心にくすぐられたい。
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【アベノミクス】という政策は、いったい何なのか?日本を、私たちを明るい未来に繋げる道標なのか?何かの罠なのか?
読んでみて理解できたのは、この何十年分をリカバリーするには、今までの常識では通用しないこと。世界的なトレンドと日本のギャップの存在。
もちろん、反対意見の主張にも耳を傾けつつ、判断しないといけませんが。
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「アベノミクスで、日本経済はデフレを脱却できる。なぜなら~」、な本。
タイトルには90分とあるが、もう少し必要だった。
第2章でアベノミクスの概略を説明、第3章では反対意見を紹介、ひるむことなく反論している。
が、根拠となるデータやグラフの見せ方など、「(間違ってはなさそうだが、これがすべてではないだろうなぁ・・・)」と随所で感じた(=データの見せ方が上手すぎる?)。
ただ、じゃあ具体的に何が足りないのかはわからず、勉強不足を実感させられた。
そういった意味で、この本を読んだ意味があったと思う。
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「大きな声では言えませんが【アベノミクス】て本当はよく知りませんでした。」
図解 90分でわかる! 日本で一番やさしい「アベノミクス」超入門
永濱 利廣 (2013/4/5)
2012年12月26日、第二次安倍晋三内閣が発足。
「失われた20年」などと言われるほど長きにわたって低迷を続けてきた日本で、なぜ、安倍内閣が発足する前、実際には何の政策も行っていないうちから円安・株高が進み、日本経済がにわかに活気づいたのか。
その重要なきっかけが、安倍首相の一連の経済政策「アベノミクス」である。
本書では、この「アベノミクス」について、経済の知識がない方にもその本質を理解できるように、かみ砕いて以下の4章において説明している。
①日本はなぜ、デフレなのでしょうか?
②アベノミクスは、何を狙っているのでしょうか?
③なぜ、アベノミクスに反対する声があるのでしょうか?
④2~3年でデフレは終わり、日本経済は復活します。
アベノミクスはアメリカの経済学者フィッシャーが提唱した「リフレ政策」の考えをもとにしている。
リフレ政策とは、「穏やかで安定的なインフレ(物価上昇)を目指す政策」
アベノミクスにおける経済再生のための大きな方針である
3本の矢とは?
①大胆な金融政策
2%のインフレ目標等グローバルスタンダードな金融政策
②機動的な財政政策
政府が使うおカネ(公共工事)を増やすこと
③民間投資を喚起する成長戦略
産業競争力を回復させる「日本産業再興プラン」
新市場を戦略的に育成する「新ターゲティング・ポリシー」
企業の海外進出を支援する「国際展開戦略」
である。
上記の施策の結果として以下のような景気回復を目指す。
2%のインフレ目標や無制限の量的緩和の結果
→インフレ期待
→円安になって、景気が良くなると考える人が増える
→実際に円を売り、株を買う人が増え円安・株高になる
→為替円安を受け輸出関連企業等儲かる企業の増加
→同時に輸入品の価格が上がり、価格競争力から国内でもモノが売れる
→財務内容改善し資金調達能力改善から設備投資増加
→保有資産の増加から家計においても消費が増加
結果として円安・株高から企業も家計も需要が増加
改めて勉強になったこと
①アベノミクスはグローバルスタンダードな政策
アベノミクスという経済政策については、世界的に見れば真新しい政策を行っているわけではなく、グローバルな視点から見れば、当たり前のことであり、今まで行っていなかったことの方が疑問であるという政策。
もちろん日本という島国の特性から全てが全て外国に合わせる必要はないものの、その特性を勘案した上でもあまりに日本の過去との比較ばかりに目を向けすぎて気づいていなかったことが多すぎたのではないかということ。
②複合的な絡まりはあるものの結局期待感が重要
20年近くデフレの影響を受け続けてきた日本。1+1=2のような単純数式なように答えはでないように思う。理論だけでは経済��変えることは出来ず、実際理論では解明できないからここまで日本経済が落ち込んでしまったのは事実。色々な背景やある程度の知識を基に予想やその備えはする必要はあるものの理論では解明できない「国民の期待」による経済の改善も日本経済の回復には大いに必要であると感じた。
アベノミクスが成功か失敗なのか。どちらでもないのか。
その答え、結果がわかるのはもうしばらく先になりそうである。
しかし、どちらにしても今は日本の将来から見ればものすごく大切な時であることはわかる。その中でも自国の行く末を考えるには「アベノミクス」の概念はおさらいすべきだと感じた。
日本の夜明けは近いのか。
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リフレ政策とは、緩やかで安定的なインフレ
金融政策、財政政策、成長戦略
インフレ目標2%
バーナンキFRB議長
現金決済は、日本が6割、アメリカ欧州は2割
投資家は理論ではなく、期待で動く
CPI 消費者物価指数
CPIコア 天候など経済とは関係のない要因で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた指数
CPIコアコア 輸入品の影響を受けやすい食料とエネルギーを除いた指数
健全な財政状態とは、基礎的財政収支を黒字にするとこ、名目GDP成長率がその国の長期金利を上回ること
名目GDP470兆を530兆まで引き上げたい
日本の高い法人税率38%は、企業の海外流出を誘引し、海外からの流入を妨げる